みくだり日記    1999年8月後半
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08月31日(火)
子供たちは今日で夏休みが終わり、明日から新学期が始まる。もしかしたら今頃は夏休みの宿題のラストスパートで(親が)鬼の形相でこなしているのかもしれない。
と、ここで思い返してみると、夏休みの宿題が出来ずに最終日に泣きながら必死でこなした、なんて経験は記憶にないように思う。俺は子供の頃、嫌なことはさっさと早めに済ましてあとはたっぷり遊ぼう、なんて今思えば実にこましゃくれたガキだった。だからいつも算数のドリルも漢字の書き取りも工作の課題もほとんど8月頭頃には済ませてしまって、とにかく余裕しゃくしゃくで新学期を迎えていたのだ。夏休み終了間際なぞ、宿題の出来ていない友達にプリント問題を見せてあげていたぐらいの優等生。報酬として駄菓子屋でメロンシャーベットを奢ってもらったりして。
そんな計画的に事を運ぶガキだった俺が、それが今じゃ日々の仕事を場当たり的にこなす毎日を送る体たらくぶり。俺はいつからこんな子供になってしまったのだろうか。
08月30日(月)
過去数多のアーティスト達が創作に伴う苦痛や苦悩から逃れるためにドラッグに身を沈め、そして一時の快楽を得た代償に破滅への道をゆっくりと落下していった。それらの一部はある意味美しく昇華されそして伝説・神話となり、心酔するファンの手によって後世に口承されていく。
ドラッグによって何かを生み出すことが出来るのか、残念ながら試したことがない俺にはその「向こう側」の世界は知る由もない。だが少なくとも無から何かを生み出し続ける作業というのは、それに頼らなければならないほど苦痛に満ちている、ということなのだろう。そう考えるとファンというものは、実はあまりに人でなしで残酷な存在なのかもしれない。
やっと腹の調子が正常に戻りつつある。陸に上がって干からびたイソギンチャクみたい(どういう喩だ)にしわがれていた体も、水気を吸って少しは覇気が蘇ったようだ。結局この不調の原因はなんだったのかは分からない。単に寝不足状態に夏バテが相乗して腹に来ただけなのかもしれないが、何にせよ復活してくれて助かった。あとはこの期せずして絞ることになってしまった体重が、リバウンドで大きく増加しないようにコントロールしなければならないのだが、直ったからって調子に乗って夜中にアイスなんか食ってると太るぞ>俺。また下すぞ>俺。つらいぞ>俺。お尻が痛いぞ>俺。それでいいのか>俺。本当にいいんだな>俺。
ということで、油断することなく摂生に励む(予定の)俺であった。
08月29日(日)
辰吉が負けた。昨年12月に対戦者の現チャンピオンに負けてタイトルを奪われて、そのリベンジをかけての今回の挑戦だったが、前半から終始チャンピオンにペースをつかまれ、7ラウンドに強烈な右ストレートを食らったところでTKO負け。三回目の王座返り咲きはついにならなかった。試合前に本人は「過去最高の仕上がり」と豪語していたけれど、リング上の辰吉の体からは往年のような「野獣のような闘争オーラ」がすっかり消え失せていた。そして結果はこの通り。年齢的・体力的なことを考えるとさすがに今度こそはこれで引退だろうが、同年代の人間がまた一人第一線から退くのを目の当たりにするのは実に寂しい。
以前から調子の悪かった家の電話機がいよいよおかしくなった。留守番電話をちゃんとセットしたにも係わらず、電話がかかってきても呼び出し音が空しく鳴り響くだけでちっとも留守電に切り替わらないのだ。俺の友人・知人の類はほぼ全員メールアドレスを持っていて個人間通信にはメールを使っているから、最低限の電話機能さえ動いてくれれば留守電なんか使えなくても個人的にはさほど困らないのだけれど、しかし我々夫婦は共働きゆえ平日昼間には留守にしていることが多く、そういう時に重要な案件の電話がかかってくることが無いことも無い。したがって家全体としてはやはり留守電がないと大変困る。
ということで買い替えを検討し始めたところなのだ。とりあえずは電気屋で実物を触りつつパンフレットを集めたり、Webで製品情報を閲覧したり、と。これから機種決定まで、楽しくも悩ましい俺の思索の時間が続く。
08月28日(土)
確か6月ぐらいだったか、この夏に上映される映画のチケットを会社の福利厚生の一環で標準価格よりかなり安く手に入れられることを知り、迷わずある映画のチケット購入の手続きをした。それはもちろん「Star Wars Episode1(以下EP1)」。チケットを手にしてから随分と経っているし、映画自体も既に上映開始から一ヶ月半経過しているから何をいまさらという感じがするけれど、今日になってようやく見てきた。
内容に関してはネタバレになるので詳しく書かないが、全体の率直な感想は旧三部作×0.8+黒沢映画×0.1(アクション部分)+ホームアローン×0.1というところか。なんてことを書いちゃうと真性マニアの人達にタコ殴りにされてしまいそうだが、これは決してネガティブな意味ではない。やはりEP1は全三部作と同様に、世界最高レベルのエンタテインメント映画だったってことだ。
ところで一部の筋ではストーリーが貧弱だとかコンピュータグラフィックスに頼り過ぎだ、などなどかなり厳しい評価が出ているらしいけど、とにかく個人的には非常に楽しめたし、期待を遥かに上回る出来だったと言っていい。それにしてもあの純真そうなアナキン少年が、どうやって後にあのダースベイダーになるのか、オビ=ワン、そしてクイーン・アミダラとの関係は如何に、と続編もとても待ち遠しい。「Episode2」の公開は2002年、「Episode3」は2005年ってずいぶん先だなそりゃ。
ところでこの「EP1」は、船橋にある巨大ショッピングエリア「ららぽーと」の映画館で見た。映画を見終わってフラフラしていた時に館内放送でしきりに連呼していたから気がついたのだが、「ららぽーと」は「東京ベイ船橋ららぽーと」と呼ぶのが正式らしい。そりゃまあ確かに立地的には東京湾に面しているわけだけど、この名称は何かが間違っているような気がする。
08月27日(金)
男子やり槍投げなんて、興味のない者にとっては実に地味に思える陸上競技のうちの一つなのだが、やはりそこは世界レベル。それなりにドラマが存在するようだ。
チェコのヤン・ゼレズニー選手は将来を嘱望されたアスリートだったが、80年代末に脊椎を骨折するという再起不能もやむなしという状態に陥る。しかしそこから見事カムバックし、その後の世界陸上、オリンピックを次々と制覇。やり投げ界の頂点に立った。注目度は陸上界のみならず、その独特の投法を見込まれてアトランタオリンピック終了後にはメジャーリーグからスカウトの話も来たそうだ。ところが優勝確実と言われた前回の世界陸上ではあえなく惨敗。一時は引退も考えたという。だが失意の中で彼は再び陸上への道を選び、このセビリア大会での再起を誓ったのだった。
しかしまたしても大会前の今年の春、今度は練習中に右肩から落下して関節脱臼の重傷を負う。大会参加は絶望とされたが、またもやここで不屈の闘志を燃やし、懸命のリハビリの後に見事復調。20mしか投げられなかったどん底の状態から這い上がり、今大会では優勝はもちろんのこと、前人未到の100mオーバーを目指すという。
というように、いかにも日本人好みというか、これでもかというぐらいのドラマ性を背負った男なのだが、まあそれはともかくとしても、ヤン選手の今後には注目したいところだ。それにしてもこんな選手がいたとはちっとも知らなかった。「ヤン」と言われたってマダム・ヤンぐらいしか思い浮かばなかったですけどね。俺は。
08月26日(木)
ということで昨日はこのページをアップロードした後ささっと風呂に入り、風邪薬をお湯割で流し込んで速攻で寝床に入ったのだった。その日のうちに寝るなんて何ヶ月ぶりだろう。普段なら到底こんな時間に眠りにつける時間ではないのだが、やはり風邪で体が弱っているせいか、布団を被ってから推定三秒のうちに夢の中へと落下していった。
今朝起きてみるとまだちょっと体のダルさと節々の痛みが残っているものの、昨晩に比べるとだいぶ調子は良いような気がする。寝汗をたっぷりかいたお陰か、熱もすっかり下がったらしい。しかし軽く朝食をとった途端、お約束通りに下り超特急が猛烈な勢いで腸内を爆走。まったく、ちょっとは俺の腹を見習えってんだよJR中央線。やれやれ。胃腸の様子はまだまだ本調子には程遠いようだ。
でもこんな腹下し状態なのに、お昼や夕方になれば計ったようにお腹が空く。ホント、人間ってふ・し・ぎ(ラヴ)。
08月25日(水)
いきなりちょっと汚い話で恐縮なのだが、ここニ三日ほど猛烈な下痢が続いている。元々胃腸は強い方ではなく、暴飲暴食をしたりちょっと体の調子が悪くなるとすぐ下痢することはあるのだけど、今回の下り方は少し尋常ではない。よくひどい下痢を指して「水様便」という言葉を使うことがあるが、今出ているのは水様便というより水そのもの。ほとんど着色していないのである。無色透明サラサラの水が、ただジャボジャボと出ていくだけなのである。
うわあこれはひでえなあこりゃ水をいっぱい飲まないと脱水症状になっちまうなあ、と出来るだけ水分を取るようにしているのだけど、水分を取ったら取っただけそのまま胃→十二指腸→S字結腸→上行結腸→横行結腸→下行結腸→直腸をノンブレーキング走行で爆走して、結局体に幾ばくも止まること無く、だた下水処理場の負担をわずかに上昇させているだけのような気がしてやまないのである。
なんてことをウンウンうなりながら会社で考えていると、夕方あたりから頭痛と悪寒がしてきたのだった。あれっ?と思って今度は小をしにトイレに行く。すると、出したシッコスから微妙な香りが漂ってきた。とその時、俺はようやく自分の体の状態が分かったのである。おおこれは風邪ひきの時のシッコスの匂いではないか。つまりこれはそういうことか。俺は、俺は今風邪をひいているのだな、とその時ようやく認識することに成功したのである。
そう考えるとちょっと前から続いている背中の痛みといい、この猛烈な下痢といい、全ては風邪の前駆症状だったのだ。おおそうかそうかと閃いた途端にいきなり体が重くなり、そして頭の中でゴンゴンと鐘が鳴り響くように頭痛がパワーアップし、体中の関節という関節がギシギシと音を立てて軋み始めたのであった。
まったく、ただ一言「風邪ひいた」と書けば事足りることを、よくもまあ長々とこんなことが書けるものだ。そんな暇があるなら早く寝ろってあなたのご指摘はまったくその通りでございます。ということでお湯割でも飲んで寝ますよ私は。ぐう。
08月24日(火)
居間に何冊も山となって積まれている、かみさん愛読の女性誌を何気なくめくってみた。まるでこれはDOS/Vマガジンか、と思わせるような広告対本文比(7:3)のアンバランスさに辟易としながらも、もはや定番と化した「驚異の-18kg減」なる刺激的な体験談広告をしげしげと見てみる。そんなダイエット広告に混じってやたらと目立つのが、「小顔を実現する」なるグッズの広告である。なにやら怪しげな薬を塗りたくって、さらに顔の筋肉や脂肪を揉みほぐし、ほっそりすっきりした顔にしようとするものらしい。いったいこれらがどういう理論で部分痩せを実現するのかがとんと分からないのだが、広告の写真でにこやかに頬をさすっているおねいさんの色白の肌がやけに眩しい。
数年前、やっとこ開発が終了し、さあこれから世の中に出そうという機械のユーザ向けカタログを撮影するためにスタジオに同行したことがあるのだが、その時やって来たモデルのおねーさんを間近に見て、そのスタイルの良さはもちろんのこと、適度にふっくらとしているのにそれでもあまりな顔の小ささにびっくりしたことがあった。そういうのを見てしまうと、小顔というのはあくまでも骨格で決まるものであって、痩せてるかどうかという以前の問題なのだ、ということがよく分かるのである。
もっともああいう器具なり薬なりを使ってでもどうにかして痩せたい、顔を小さくしたい、そしてとにかく綺麗になりたいという気合と執念が、結果的には女を綺麗にするのだ、という考えは分からなくもない。しかし女性向けエステティックの世界というのは、科学的に考えて明らかに間違っている(と思われる)理屈が平気で受け入れられてしまうことが多々あるようで、部外者としては面白いけれども呆れてしまいもする。
なんて戯れ言を吐きながら青年マンガ誌をガハガハと笑って読み進むと、巻末広告に「決定版!これで君も憧れの小顔に!」なんて文字が躍る。御同輩諸君。別にいいじゃん。顔なんかデカくたってさ。
08月23日(月)
何日か前の新聞だかWebでみたニュースだかすっかり忘れてしまったが(近頃健忘がとみに進んでいるような気がする)、最近アメリカでは比較的手軽にキメられるマリファナよりも、中毒性の遥かに高いコカインの常用率の方が上昇しているという調査結果が報告されたそうだ。麻薬汚染が深刻化する大国の暗部を象徴するような記事ではあるが、そう言えば次期大統領選挙に出馬を表明している共和党ブッシュ候補が、若かりし頃コカインをやっていたことを認める発言をしたり、対する民主党のゴアはマリファナをやっていたと堂々と言っていたのを思い出す。うーむ、ある意味アメリカ万歳って感じですか。
ちょいと宣伝。ちょっと前に「寝言」に載せた、まゆちゃんが描いたラスコーの洞窟壁画もかくやという味わい深い絵が、またまたこちらに飾ってもらえることになった。場所は左側のメニュー「こどもの作品」のその2から辿ったところ。このページには、まゆちゃん以外にも子供たちの素晴らしい作品が数多く掲載されているので、是非見て欲しい。ちなみに俺はカリンちゃん(3才)が描いた作品「うさぎ」が大好きです。
08月22日(日)
先日からお騒がせしているBBSのデータ破壊事件だが、とりあえずデータをリセットして運営を再開してから一日が立った。すでにいくつか書き込みがなされているが、今のところは動作に問題はないようだ。もっともこのCGIプログラムはフリーで出回っている中では安定した動作で定評で、かなりユーザ数も多く、プログラム自体には(普通に使う分には)特に問題はないはずだ。しかるに、こいつを暴走させてしまったのは俺の不手際以外の何者でもない。ああもうホントに、情けないったらありゃしない。
ところで世界陸上を見ていて思ったのだが、選手のゼッケンにプリントされている「mita」というのは、あの「コピーは三田」の三田工業のことなのだろうか。たしか三田工業は昨年か一昨年だが経営が悪化して会社更生法を適用し、その後京セラに支援を受けて再建を目指している最中だと記憶しているが、そんな状態なのにオリンピックに協賛するために会社の金を使ったりして本当に大丈夫なのかと、ひとごとながら心配になる。それにしても短距離走の選手って、いったい何を食ったらああいう体になるのだろうか。不思議だ。
今年も二億円近い募金を集め、大団円のうちに終了した24時間テレビ。集まった募金のうち、相当な金額がトルコへの義援金として使用されるそうで、それはそれで非常に意義のあることだと思う。しかし毎年毎年しつこいほどテレビで宣伝し、人気芸能人を数多く出演させたところで、集まったお金は国が銀行再建を目的とした不良債権処理で使用された何千億という金額には遥か遠くに及ばないという現実。こんなテレビ局の一企画に真剣になるよりも、きちんと欠かさず選挙で投票する方がよほど有意義なのではないか、とひねた考えをしてしまう私。
08月21日(土)
BBSのデータ(ログ)の内容を一部修正しようとしたのが事の始まりだった。まずデータファイルをサーバからダウンロードし、PCのHDDに保存。これは良い。そのファイルをWindows上のエディタ(秀丸)で編集。これも良い。しかし問題はファイル保存だった。と言うのも、WindowsとUnixでは改行コードが違うということを忘れていたのだ。
改行コード(リターンキーを押して入力される文字コード)はWindowsではCR(キャリッジリターン)+LF(ラインフィード)が標準的に使用されているのだが、UnixではLFのみを使う。こんなことはUnix-Windows間でテキストデータをやり取りする際の基本中の基本なのだが、マヌケなことにそれをすっかり忘れてエディタ標準のCR+LFで保存してしまったのだった。しかもおマヌケぶりはそれだけではなく、そのファイルを再びサーバに戻す際に、サーバ上にあるログデータをバックアップ(名前を変えて保存しておくなど)しないで、そのまま上書きしてしまうという二重のうかつさ。
当然CGIはCR+LFなんていう変てこなコードは読めない。だから、BBSにはメタクソな改行で表示されることになってしまう。うわわっなんじゃこりゃ、とその時にバックアップしたファイルがあれば入れ替えることが出来たのだが、上書きしてしまったから元ファイルはない。仕方がないので、PC上でファイルの改行コードをLFに修正して再アップ。ところが何故か上手く表示してくれない。なんでなんでどうしてどうしてとPCとサーバの間で何度かファイル行き来させ、ごちゃごちゃいじっていると、サーバを管理しているディスクスペースレンタル屋からCGIが暴走している旨のメールが届いた。CGI本体には全然触らず、データファイルのみをいじくっていただけなのになぜ暴走したのかよく分からないが、復旧作業はここで諦らめてしばらく現状のまま様子を見ることにした。
そういうことなので、いままで書き込みをしてくれた皆さん、どうもすみません。これに懲りずにまた書き込みして下さい。とほほほ。
08月20日(金)
あああああ、BBSのデータがぶっ壊れた。
現在復旧作業中。あああああ。
08月19日(木)
ここ数日やたらと背中が痛い。元々強度の肩凝り持ちで、肩凝りが酷い時は肩だけではなく背中の筋肉もバキバキになっていることがたまにあるのだが、ところが今回は肩凝りの方はそうでもなく、背中のみが痛みというか張りを感ずる、といった案配なのだ。その痛みも今までとはちょっと違って、どう表現したら良いのか、背中に鉄板が入ってずーんと重い感じといったところか。しかし何故こんなに背中ばっかり張るのか。これはもしかして、先週まゆちゃんと遊びすぎた後遺症なのだろうか。
って、ちょっと待て。それって丸一週間前じゃないか。
おっさんじゃん、俺。
08月18日(水)
最近すっかり下火になり、いったいあの大騒ぎはなんだったのか、という例の東芝クレーム問題。俺は以前から「渦中の人」会社員A氏に対し、東芝社長に直接ビデオデッキを送り付けたという行為と、その(都合の悪い)経緯の詳細を自分のWebページでついに明かさなかったことで、彼が常識の無い変人で、かつ全く信用のおけない人物であると思っていたのだが、今日発売の週刊文春に掲載されている、「東芝に謝罪させた男は、名うてのクレーマーだった」なる表題の記事を読んで、その思いは更に深まった。
この記事によるとこの会社員A氏、東芝問題以前にもネットでの個人売買で中古PCを購入した際にトラブルを起こした前歴があるそうで、この時たまたま相手が富士通の関係会社の人だったことから、このA氏は何をトチ狂ったか、全然関係の無い富士通の社長宛に相手から買ったその中古PCを送りつけているのだという。週刊文春の記事には「富士通広報室からの回答」という注釈も掲載されていたので、おそらくこれは事実だろう。どう考えても普通の人間のやることではない。
また、福岡にある某電気店でのA氏の購入記録も凄い。なにしろその店でA氏が購入した品物は、2年間で総額なんと384万円。そもそも一体何をそんなに買うものがあるのかという気がするが、さらに驚くのはそれらのうち235万円分の電気製品が返品されているのだということだ。そりゃまあ正規に金を払って買ったのだから返品すること自体には特に問題はないが、しかしいくらなんでもここまでやるのはあまりに異常だ。その電気店も対応に難儀したことだろう。何だかんだと難癖をつけて無理矢理返品した様子がうかがえる。
これらのことから分かるのは、やっぱりこの人、ただのクレーマーだったってこと。この東芝サポート問題は、A氏のWebページに公開されていた東芝サポートとの電話のやり取りを録音した音声ファイルを聴いた一部の頭の弱い人達が、前後の事実をよく確かめもせずにセンセーショナルな部分だけをあげつらってネット上で広めてしまった為にあのような大騒ぎになったわけだが、あの録音音声の中でサポート担当の人物が放った「あんたなんかクレーマーっつうの」という言葉は、実にきっちりと真実を伝えていたのだ。
08月17日(火)
忌野清志朗が10月に発売する予定のNewアルバム「冬の十字架」(全7曲)に、歌詞、メロディはそのままでの「君が代」をパンク風(清志朗がパンクってのもちょっと変だが)にアレンジした曲を入れようとしたら、リリース元のポリドールが「政治的・社会的に見解が分かれている重要事項に関して、一方の立場に立つかのような印象を与える恐れもあり発売を差し控えるほうが適当」との理由でこの曲を外した構成で発売したいと申し出たところ、清志朗はそれを断固拒否。すったもんだの挙げ句、最終的には発売中止に追い込まれたという。
これでよく分からないのが、ポリドール側の見解で「一方の立場に立つ」っていうフレーズ。つまりパンクス=急進派=「左」ってことなのか。それなら歌詞が「右」で曲調が「左」で、ほら、ナイスなバランスじゃないか。まったく、ポリドールのお偉いさんはSex Pistolsの「God save the Queen」を聴いたことがないのかねえ。
聴かねえか、そんなもん。
08月16日(月)
俺が住んでいる地域は梨が特産品で、家からちょっと車を走らせるとそこここに大小の梨園がある。今年もそろそろ収穫の時期らしく、梨園のそばには即席の販売所が設けられていて、実に美味そうな梨が無造作にビニール袋に入れられた状態でたくさん陳列され、これまた即席の販売員と化した梨園のオバチャンと供に、行き交う車に甘い色香を振りまく光景を目にするようになった。うちの会社のすぐ近所にも梨園があって、今日はそこからうちの社員に対して梨の格安販売会が行なわれた。ま、地域振興に一役買うのも悪くはない。俺も一口乗ることにし、一袋買ってみたのだった。「幸水」9個入り、500円也。実はまだ少し堅い。あとほんのちょっと、冷蔵庫で寝かせれば食べごろになるだろう。
夕方、喫煙所でタバコをふかしながら窓の外を見ると、それはそれは見事な夕焼け。赤く染まる雲に誘われるように表に出てみた。ゆっくりと暮れていく空には、あれほどの盛夏の暑さが半歩去って、秋が少しだけ近づいてきたような、そんな微かな匂いがする。
きっとこうやって、いつの間にか秋になっていくのだろうと思った。


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