みくだり日記    1999年11月後半
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11月30日(火)
  師走はグワシに似ている。と気がついて口に出してみると、あんまり似てない。
  そんな年の瀬らしい豪気な話題を一つ。

  FA権を行使して横浜ベイスターズに残留することにした石井琢朗が、再契約金五千万円、四年契約十億円、おまけにプラスすることの出来高が年額五千万円で契約を完了した。出来高も満額でクリアすれば、総額なんと十二億五千万円。うひゃあ、すげえやこれは。
  確かに石井は走れば盗塁王、打てば三割、守って華麗なグラブ捌きと、走攻守の三拍子が見事に揃った野球センスの持ち主であるし、年齢的にも来年三十歳で野球選手として今が一番脂が乗っているところ。さらに昨年、今年と二年続けて選手会長の重責を担うなど、大魔神佐々木亡き今(死んでないけど)、すっかりベイスターズの顔的な選手ではある。それにしたってこの豪華過ぎる契約条件には本人もびっくりだろう。当初はFA権を盾に他球団への移籍をちらつかせ、その結果勝ち得た大きな結果ではあるわけだが、まあファンとしてはこの金額に見合う以上の活躍を期待したいところだ。

  一方こちらはその何万分の一かの話題。すったもんだのあげくようやく発見した住宅取得等特別控除申請の書類。それとあわせて年末調整の申請書類を今朝一番で会社の総務に持っていった。もうとっくのとうに締め切りを過ぎているし、こりゃあ最悪確定申告か?と覚悟していたが、それも杞憂に終わり無事受理してくれた。ありがたいことだ。これで暖かい年末年始が過ごせるというものだ。
  ところでいくらなんでもここまで提出が遅れたのは俺ぐらいなものだろうと総務の人に聞いてみると、まだ書類を出していない人は結構いるらしい。おいおい、こういう書類ぐらいちゃんと期日を守ろうよ。って、出したからって偉そうに言ってみる。

  ということで、明日から十二月であります。


11月29日(月)
  いつもすっかり日が昇ってから行動しているということもあるから朝はまだそれほど感じないが、さすがに夜遅くなると冷え込みがかなりきつくなってきた。今日なぞ会社から帰るときの外気温は摂氏五度。ぶるぶる。寒い。
  そんなサラリーマンの年末恒例行事と言えば、年末調整の申告である。むろん安月給の身であるからしてそんなに豪勢に返ってくるわけではないのだが、毎月毎月雀の涙のようなサラリーから血を絞り取られるようにして搾取された俺の金が、例えほんの少しであっても懐に出戻ってくれるのはとても喜ばしい。なにしろこれがないと我が家ではクリスマスも正月も迎えられないのだ。

  で、年末調整の申告で今年ちょっと慌てたのが、以前税務署からもらった住宅取得等特別控除申告書がどこを探しても見つからなかったのである。この住宅取得等特別控除とは、家を買ってから六年間(最近この期間がさらに延長されたが俺は対象外)に渡り、その年の住宅ローン支払い残高に応じて税金が控除されるという制度。もちろんローンの残高は年々減っていくからそれに比例してこの控除額も減少していくのだけど、しかし既にローンを払い始めて三年目の今年でも、優に俺の基本給に相当するほどの金額だからこれが結構でかい。ということで家中を必死に探すが見つからないのだ。うーむ、困ったどうしよう。

  最終的にはこの手の書類を保管してあるところとは何故か全然別の場所にあるのを見つけてめでたしめでたし。ま、結局この金は来春の固定資産税の支払いに回される運命にあるから、実はあまりうまみはなかったりするんだけどさ。


11月28日(日)
  先週秋葉原にてかみさんの友人のPCを購入した顛末はこの日記の下の方に書いたのだが、実はあれにはちょっとした後日談があって、と言うのも先日購入したPCセットにはスピーカーが付属していなかったのだ。
  そんな馬鹿なこりゃあ絶対梱包し忘れだよ、と付属品一覧を見てみると、スピーカーという文字はどこにもなし。ええっそんなカタログには随分と立派なスピーカーが堂々映ってるじゃん。ほれほれこれは何なのCOMPAQさんよ、とカタログをよーく見たら隅っこにちっちゃい文字で「スピーカーはモニタとのセットだよーん。本体だけ買った奴にはあげないんじゃボケ(←一部脚色しています)」との記載が。がびーん。
  おいおいなんだよそれ。そりゃまあよく確かめなかったこっちも悪いけどさ。そういう重要なことはもっとでっかくカタログに書いとけよこの野郎!と俺は言いたい。でもやっぱり普通はモニタもセットで買うから問題ないんだよなあ。イリーガルな購入形態をとったからこういうことになるのか。
  ということで、うちの近所の電気屋でスピーカーを見繕って、今日は再びかみさん友人宅に。ビデオの配線もついでにちょっとやり直して、その後車の車検出しのために横浜の実家まで。車検を出すだけだったらわざわざ横浜まで来ないでも近所の販売店か車屋で事足りてしまうのだけど、弟が元ディーラー勤務(最近保険屋に転職)だから、車関係は完全にお任せなのである。
  ちなみに車検期間中の代車は日産ローレル。普段はレグラスという車高の高いクロカン系4WDの車なので、こういう普通のセダンだとまるでゴーカートに乗っているようだ。
  ともかく、来週までの一週間はこのオヤジ車が俺の愛車だ。
11月27日(土)
  今日も休日出勤で、一日中HDLと格闘。なのだが、今一つうまくいかないんだなこれが。
  HDLとは「Hardware Discription Laungage(ハードウェア記述言語)」の略で、読んで字のごとくハードウェアの設計を行う為の言語体系のこと。ディジタル論理回路は昔ながらの回路図で設計する時代はとうに終わり、今やこうしてまるでプログラムを書くように言語で回路を設計していく手法が主流になりつつある。HDLには大きく分けてVHDLとVerilogHDLの二種類があるが、まあこれは「C」と「Pascal」の違いみたいなもので、多少の差異はあるが傍目にはどっちも似たようなものだ。
  回路図(ゲートレベルと言う)であれば自分の頭の中に思い描いた図面をそのままインプリメントするだけなので、その動作の細かいところまで設計者が完全に把握出来る(つもり)。しかしHDLの場合は「回路そのもの」ではなく、「回路がどうやって動くか」をRTLレベルと呼ばれるゲートレベルよりも一段抽象度の高い方法で記述し、その後「論理合成」と言って、ソフトで言うところのコンパイルに当たるプロセスを経て、実際の回路が組み立てられていく。
  この論理合成というのがちょいとばかし厄介で、このプロセスは専用のソフトウェアによって自動的に行われるため、少しのHDL記述の違いで自分の思惑とまるで違うとんでもない回路を生み出すことがあるのだ。このあたりは感覚的にはソフトウェアそのもの。ハード屋は、今まで以上にソフト屋的センスが必要とされる時代なのだ。

  とまあそんなわけの分からない能書きはともかくとして、当面の問題は今取り組んでいる回路がどうにも上手く動いてくれないこと。目指すは「HDLの尊師(グル)」なんだけど、道はまだまだ長く険しいようだ。嗚呼、日々是精進。


11月26日(金)
  鬼子母神とは、元々古代インドの神話に出てくる夜叉(鬼女)で、その名を「ハーリティ」もしくは訶利帝母(かりていも)という。ハーリティは五百人もの子供をもうけ、それらを皆溺愛していたが、自らの食事のために人間の子供をさらっては食っていた。
  ハーリティのこの行いを知った釈迦は、溺愛している五百人の子供のうちの一番末の子供を隠してしまった。ハーリティは狂ったように髪を振り乱し、世界中を捜し回るがどうにも見つからない。途方に暮れて最後に釈迦のもとに行き助けを求めると、これが子供を失った親の苦しみや悲しみ、いかに身を焦がさんばかりの思いか分かったか、と釈迦はハーリティを諭す。改心したハーリティはたとえどんなに飢えても以後二度と子供は食べないと誓って釈迦に子供を返してもらい、以後子供たちの守り神である鬼子母神となった。釈迦は側にあった石榴(ざくろ)の実を取り鬼子母神に渡し、この先子供の肉を食べたくなったら石榴の実を食べて自分の子供のいなくなった時の苦しみ、悲しみを思い出せと言ったという。
  傍若無人な鬼神ハーリティとは違って人間界には法の裁きが待っている。当分の間、もしかしたらもう二度と入谷に篭って出直すこともかなわないかもしれない。この先あの母親が鬼子母神になれるかどうかはそれこそ釈迦のみぞ知るのかもしれないが、少なくとも人間とは簡単に修羅にはなれるのだと我々凡人にもよく分った悲しい結末だった。「子供の為」がいつしか「自分の為」にすり替わってしまったんだろうか。
  ちなみに石榴の実は人間の肉の味がすると言われているそうだ。季節が巡っていつか石榴の実を見かけたときに、この母親はいったい何を思うのだろう。
11月25日(木)
  会社までの道中、片側が漆黒の深い森、もう片側が延々と続く田畑という道路を通る。夏には濃緑に染まった森から蝉の声がこだまし、秋になると金色の垂れ穂で埋め尽くされた畑の景色が楽しめるという、まあ言ってみれば日本の地方都市のどこにでもありがちな風景ではあるのだが、どことなく郷愁を誘うようなこの辺りの景観が俺は割と気に入っているのだ。しかしそんな牧歌的な風景も、今朝はちょいとばかりいつもとは違う雰囲気だったのである。猛烈な霧が、ここら一帯を包み込んでいたのだった。
  まあ確かに昨日の雨の影響か、今日は空気が湿気っぽくてどこもかしこもほわっと白くかすれてはいたけれど、それでもうちの近所やそれまでの道のりではちょっとガスっぽいかなという程度。それがこの一区画に入り込んだとたんに、突如として現れた濃密な霧の塊。
  おおっ、こ、これはなんとしたことか。視界はほんの数m。道路の中心を指し示すセンターラインすらよく見えない。ホワイトアウトというのはこういうことを言うのだろうか。いきなり白一色の世界に放り出され、空間情報が一気に失調していく不思議な感覚が体を襲う。
  うおお、まさかこれはエイリアン・アブダクションか?この不自然極まりない霧。そしてこのいかにもな怪しい雰囲気。そうだ、そうに違いない。きっとこの霧の中からまばゆい光とともに銀色に光り輝くUFOが現れるのだ。驚く俺を尻目にUFOから放たれる謎の怪光線。それを浴びて気を失っているうちに俺は異星人どもにさらわれて、拷問のような人体実験をされた挙句に血を抜かれて数百km離れた場所に捨て置かれるのだ。ひいいいっ。いやああっ。そんなのいやあああっ。
  と、くだらないことを考えているうちにあっさりと霧の向こう側へ抜けたのであった。ありゃ、なんだよUFOなし?アブダクションはよ?人体実験もないの?あっそう。ちぇ、つまんねえの。
  いやまあ別に会社に行きたくないからってこんな妄想が浮かんだわけでは決して。
11月24日(水)
  最近やたらとテレビCMで目に付く小錦。ああ今はKONISHIKIか。なんでもダイエットに挑戦しているそうで、最終的な目標は170Kg減だそうだ。確か現役時代の体重が240kgぐらいだったと記憶しているが、なに?そうすると70Kgにしようってこと?いくらなんでも無茶だろうそれは。逆に体をおかしくするぞ。
  まあ世の中何が起こるか分からない。180Kgだか200Kgだかのダイエットに成功してギネスブックに載った強烈な人も世界にはいるぐらいだから、現代の最新のダイエット理論と技術を駆使すればもしかしたら成功するのかもしれない。しかしKONISHIKIはコロコロポワンと太っているからこそタレントとしての商品価値があるのであって、標準体重のスリムな体系になっちゃったらただの人だと思うのだがどうだろうか。ま、仮に本当に170Kgの減量に成功して体脂肪を減らせたとしても、のびきった皮がむちゃくちゃ余って大変なことになると思うんだがなあ。
  もしかして今度は新たに天然マシュマロマンとしてミシュランのCMを狙おうって腹なのか。
11月23日(火)
  出勤するつもりで目覚ましまでかけて一応規定通りの時間に目が覚めたのだが、どうにも体を始動する気力がわかない。結局眠気に勝てず断念。まあいいや。昨日は出勤して効率は上がらないながらもちょっとは仕事が進んだし、たまには一日ゆっくり休んだって罰は当たらんだろう。なんと言っても今日は勤労感謝の日ではないか。こんな日に無理して会社に行くなんて間違っている。ええ間違っていますとも。と、自分に言い聞かせて再び布団にもぐりこむ。しかし二度寝ってなんでこんなに気持ち良いんだろう。例えこのまま世界が滅んでも、俺は何の後悔も未練もない。布団の中で死ぬなら本望だ。
  午後から柏のダイエー系ショッピングセンターへ行こうと車を走らせると、道すがらの国道16号線が猛烈な渋滞。そういえば「スーパーオートバックス」なる巨大な複合型車用品屋が今日から16号沿いに新規開店って新聞広告が入っていたような気がするが、多分それの影響だろう。この「スーパーオートバックス」が開店した近辺には元々ドでかい「オートウェーブ」と「イエローハット」という車用品屋があって、両者が熾烈な販売合戦を繰り広げている激戦区なのだが、「オートバックス」がその巨大な店舗と飲食店や映画館を併設した複合サービスで殴り込みをかける形になる。何もこんな狭いところに同じような店がいくつもあってもしょうがないような気がするけれど、それらを利用する消費者の立場としてはどんどん競争してもらって品物の値段が下がってくれればありがたいことだ。もっとも店の経営者は大変だろうな、きっと。
  少し前にテレビニュースにも取り上げられていたが、柏の16号線沿いには何故か家具屋が林立していて「柏の家具屋戦争」なんて呼ばれていたけど今度はそれの車屋版ってわけか。おかげでただでさえ渋滞する道なのにより一層混雑に拍車がかかるのは勘弁してほしいが、ともかく今、柏が熱いのだ。
11月22日(月)
  今日は先週の土曜日の振替で会社的には休みだが出勤。さすがに出ている人間はほとんどいない。空調の音だけ響く静かなフロアでPCの画面を見つめていると、やはり昨日の疲れが出ているのか、時折そこはかとない眠気に襲われる。カフェインとニコチンをオーバードープして脳に気合を入れるが、効能は長くは続かないようで今一つ本調子にならない。
  PCの画面と言えば、例の初期不良で交換してもらったビデオカードをPCにセットして正常に動くことを確かめた。ようやくこれで会社PC環境がフルセットで整備完了だ。うれしい。これが小さな幸せってやつですか。

  脱出しようと思えばいつでも出来たはず。でもそれをしなかったのは、パイロットとしてのプライドか、それとも…。それが課せられた最後の責任とは言え、もし俺だったらあんなことが出来るだろうか。やはりきっと、俺はパイロットになんかなれない。   


11月21日(日)
  午前七時起床。日曜日の朝からこんなに早く起きるのは実に久しぶりだ。もぞもぞと身支度を整えながら東京12チャンネルを見ていると、突然我が愛しの「チップ&デール」のアニメが始まる。思わず見入る俺。うーん、ラブリィ。そんなことをやっていたので予定の時間をすっかり過ぎてしまい、慌てて家を出る。近所に住むかみさんの友人を乗せて一路秋葉原へ。
  さすがに日曜の朝なので道中ほとんど渋滞もなく、午前九時、秋葉原駅前駐車場に到着。今日はゲームボーイソフトのポケモン金銀の発売日だから早朝からかなり混むと読んでいたのだが、駐車場はかなりガラガラ。なんだよ。こんなことならもうちょっとゆっくりしてくればよかった、と思いながらドトールで電気店が開くのを待つ。午前十時、本日PCその他を購入するかみさんの友人がアキバに到着したので合流。かみさん友人の希望として、PCにはオフィスアプリ(Word、Excelなど)が入っていること、PCとPCラック、インクジェットプリンタ、それと同時購入する普通紙FAXとBSチューナー内蔵S-VHSビデオデッキの全部を合わせて二十五万円程度(税込み)にしたいこと、さらに現金じゃなくてカードで購入したいこと、を聞く。
  うーむ、そうなるとFAXとビデオに八万円ぐらいとして、PCに割ける予算は実質十三、四万円ってところか。そうなると富士通あたりの廉価版15インチモデルが順当なところだが、もし出来るならばモニタは17インチにしたいよなあ。ただカード購入だといつもの現金問屋系ショップは割高になるから普通の量販店にするしかないけど、ちょっと予算的に厳しいか…。などと考えながらまずは量販店を中心にPCの市場価格調査を開始。
  いろいろ見てまわるうちに、富士通の今シーズンモデルで一番安いタイプはどこも品切れ状態なことが判明。ありゃあ。昨日の土曜日で全部売りきれたか。こうなったら一気に17インチモニタ仕様にレベルアップ、と行きたいところだが、さすがにそれはちょっと予算オーバー。やはりPC本体とモニタが別売りになっているタイプにし、モニタは別買いするしかなさそうだ。ところが富士通の今期モデルではモニタ別売りタイプは無し。そこで富士通は見限り、モニタ別売りタイプを出しているCOMPAQとIBMに的を絞る。仕様を見比べて考えた末、COMPAQのこのモデルにすることにした。ちなみにこのかみさんの友人はジャニーズマニア。ちょうどCOMPAQのCMキャラクタにTOKIOが起用されたばかりで、実にジャストフィットな製品といえばそうかもなあ。COMPAQさん、あんたの狙いは当たってるよ。
  最終的な方針が決まってさらに調査を続けた結果、5%のキャッシュバックが効いてツクモが一番安いことが分かった。そこでPC本体とEPSONのPM-670Cを抱き合わせにして買い叩き、モニタは三菱の一世代前のモデルを格安で売っているところを見つけて購入。FAXとビデオも某量販系電気屋で同時に買うからと勉強させ、なんとか全部でほぼ予算内に収まる。万世橋の神田側にあるハンバーガー屋で遅い昼食を取っり、車に荷物を満載してアキバからかみさん友人宅へ向かう午後三時半。
  到着後、まずはPCラックから組み立てを開始する。モニタ、PC本体、プリンタの梱包を解き、次々に配線。ネットへの接続設定、アプリのインストールなどなどを終え、FAXとビデオの配線も。それぞれの簡単な使い方を説明し、近くのファミレスで晩飯を食べて何やかやが全部終わったのがジャストミッドナイト。うーむ、思いのほか時間がかかってしまった。同行していたかみさんの友人を自宅まで送り、家に着いたのが午前一時半。長い一日、ここで終了。
11月20日(土)
  今日は俺を雇用している会社のお抱え学会が都内某所で開催される関係上、会社的には平日の出勤日。学会があるからって全社挙げて出勤にしなくともよかろうにとは思うのだが、まあ普通の土曜日で休みだったとしても、結局休日出勤しているだろうから俺には関係ないのだ。ついでに言うと来週の月曜日が今日の振替で休み。つまり会社としては三連休。でも俺は月曜、火曜と両方出勤予定で、これまた俺には関係なし。とほほ。俺って社畜?
  明日は朝から秋葉原巡り。普段よりも猛烈に早く起きなくちゃならんから今日は早めに寝よう、って知らんうちにまた午前三時だよ。♪すいみんすいみんすいみんすいみん睡眠ぶ・そ・くっ。歌ってる場合か。
11月19日(金)
  自分と全く違う価値観や論理的な常識・知識観を目前に突きつけられた時に、人はいったいどういう行動を取るのか。落雷を受けたように感銘し、そして迎合するのか。または激しい拒絶反応を示し、真っ向から否定するか。はたまた、ただのお笑いの対象としか見ないか。
  「代表の体には血液が一滴もない」。死んでミイラ化して皮膚が真っ黒になっているのに「ジュースを美味しそうに飲んだ」。「死んだら体温は0度のはずだ。なのに11度あったから生きている」。およそ疑いそういうものを微塵も感じていないあろうキラキラと輝く瞳で語る信者たち。本当にこれが我々と同じ世代、同じ時代に生きる人間の考えることとは到底信じがたい。が、それでもやはり彼らは人間なのである。日本語を喋る日本人なのである。なのに何故。自らの思考を停止し、全ては「定説」にさえ従っていればいいというのは確かに楽だろう。しかし物を考えないということは、同じ人間を、同じ時代の日本人の頭を、ここまで悪くさせるのか。
  臨界事故や国産ロケット打ち上げ失敗。ますますブラックボックス化し、目に見えない、手に触れることの出来ない存在になってしまった科学技術。こういう荒唐無稽なものを簡単に信じてしまうのは、こうした現代科学の権威がすっかり薄まってしまったことが背景にあるように思う。オウムの時も「コスモクリーナー」なんていう、およそまともな思考の人間では考えつかないようなへんちくりんな装置が登場した時にも同じように感じたのだが、やはり科学が信頼を取り戻さない限り、オウム〜ライフスペースのような事件が今後も同様に繰り返されるような気がする。

  自分たちの中だけで平和に自己完結してくれている分には「お笑いの対象」で済んだのだ。しかし人が死んだ。もうギャグでは済まされない。なんにせよ、今年の流行語大賞が「定説」か「サイババの勝手」だったらちょっとやだ。


11月18日(木)
  で、朝からPC組み立ての続き。昨日のうちに新しいケースにマザーボードとCPU、メモリ、それとビデオボードは組みつけてあったから、あとは元のマシンからハードディスク・ドライブとCD-ROMドライブを引っぺがして換装するだけ。いやあそれにしても、PentiumIIIの500MHzである。いったいどれだけ速くなるんだろうか。気があせりつつもしかし慎重に作業を続ける。
  全ての取り付けが終わり、配線をもう一度チェックする。何の問題もない。いよおしオッケー、れっつ電源スイッチオン! ぶうんとブラウン管に電荷が行き渡る音がし、カリカリと乾いた音を立ててハードディスクが起動する。そしてまずは見なれたAWARDのBIOS画面が…。BIOS画面が…。BIOS画面が? …映らないじゃん。おいおい何だよベイベー、困ったちゃんだな君は。どうせどこかのコネクタが緩んでるんだろ、ともう一回内部を見渡してみるが、どこにも異常はない。ありゃりゃ何だよそれ。と、再び電源を入れ直すも状況変わらず。画面は相変わらずまるでブラックホールのような漆黒の闇を映すのみなのである。

  結論。ビデオカードがイカれていました。いわゆる初期不良ってやつである。まあバルク品だから正規版のリテール品よりは不良の可能性が高いとは言え、見事にババを引いてしまったようだ。そりゃまあ普段からくじ運は悪いけどさ。何もこんな時まで、と俺は言いたいぞMilenium2 G200<ビデオボード。今週末に交換してやる。ちきしょー。

  結局日本では天気が悪く、ほとんど観測ずに空振りに終わったしし座流星群。しかしヨーロッパでは昨年に引き続き大出現となったようで、スペイン南部地方では一分間に三十個、一時間あたりでは数千個の流星が流れる“流星雨”となったそうだ。一時間に数千と言われてもあまりピンとこないが、夏のペルセウス座流星群の極大時で八十個/hぐらいだから、それの数十から百倍ぐらいと考えるとやはりとんでもなく凄い数であることが分かる。どんな眺めなんだろうなあ。死ぬまでにはせめて一度ぐらいは流星雨ってやつを体験してみたいものだ。放射能雨は勘弁してほしいけど。


11月17日(水)
  ディジタル論理回路設計ツールを会社のマシンにインストールし、なんとかダマシダマシ使っていたのだが、やはりどうにもこうにも重すぎて作業効率が上がらないのである。会社マシンはCPUにK6 200MHzを積んでいるのだけど、オフィスアプリのような整数演算主体のアプリを使う分には特に不満は感じないが、さすがにこの手の浮動小数点演算を多用するCAD系アプリは荷が重い。俺が所属する設計チームの他のメンバのマシンは既に先月パワーアップ済みで、本来なら今月頭に俺もPCパーツの総入れ替えをするはずだったのだが、諸般の事情により延ばし延ばしになっていたのだ。しかしいい加減もうだめじゃあ!と不満爆発し、経理部門から金をちょろまかして、午後から急遽秋葉原までPCパワーアップ部品の買い付けに走ったのだった。
  駅前駐車場から程近い、いつものDOS/V系ショップでCPUやらメモリやらを購入。さんざん迷ったCPUは、結局PentiumIII 500MHzにした。AMD党の私、本当はAthlonにしたかったのだけど、なによりコストパフォーマンス、さらにはお仕事用マシンという性格上、マザーボードを含めた動作安定性を考えると、やはり「堅い」組み合わせにせざるをえないのはいたしかたないところか。ま、ともかくこれでなんとかなるだろう。よーし、効率の上がったマシンでバリバリ仕事だ<ほんとか

  今日はしし座流星群の極大日。我が家の上空は夜半から雲が広がり、これを書いている午前三時現在では完全なベタ曇状態。流星どころか星さえ全く見えない。今年の場合、ここ日本では去年のヨーロッパのように流星雨になるほどの活発な活動はほとんど期待できないそうだから、まあそれほど関心はなかったけれど、ちょっとは見てみようと思っていたので残念。そう言えば去年のちょうど今頃は出張でドイツにいたんだよなあ。いい機会だから夜中に空でも見上げてみるかと思っていたけど、結局あまりな寒さと仕事疲れ(飲み疲れとも言う)でヘトヘトになっていたからそれどころじゃなかったな。今思えばもったいないことをしたものだ。


11月16日(火)
  朝、家を出て駐車場まで歩くときは、昨日の雨の後遺症で雲が広がっていたからかこの季節にしては暖かいほどだったのだが、昼間ちょっと表に出てみたら風が随分と冷たい。ぶるぶる。なんだか急激に冬っぽくなったよなあと自分の席に戻ってうちのWebをのぞくと、掲示板でくにおんさんが「今日、木枯らし一号が吹いた」と教えてくれた。おおそうか。これが木枯らしか。どうりで寒いわけだ。
  特にこの時期、俺はどうにも季節感というのを肌で感じにくい生活をしているのである。なにせ朝は既に気温が上がりつつある時間帯(九時半ごろ)に活動を始め、会社まではぬくぬく車通勤。せいぜい外気に触れるのは駐車場に歩く間ぐらいであって、コートやセーターどころかいまだに綿シャツ一枚でプラプラ歩いているのである。さすがに深夜に会社から帰ってくるときはちょっと涼しいが、それもほんのちょっと我慢すればいいだけなので、わざわざ上に何かを着るのも面倒くさく、いきおいこんな薄着になってしまう。

  ま、木枯らしも吹いたことだし、そろそろ箪笥から上着ぐらいは引っ張り出そう。虫が食ってなきゃいいけど。


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