みくだり日記    1999年12月後半
最新のみくだり日記へ
12月31日(金)
  大晦日 なのにPC 動かない。

  そんなことは忘れて、正月に甥っ子姪っ子達にプレゼントするおもちゃを買いに近所のトイザラスへ。俺の弟方の甥っ子(三才)は最近とみに「A BUGS LIFE(バグズライフ)」にご執心だそうで、これのビデオが欲しいとのこと。こちらはほどなく見つかり、ついでに映画の主人公のフィギュアをおまけに付けることにした。
  姪っ子(五才)のリクエストは、セガが発売しているキッズコンピュータ「PICO」のソフトだ。ところでこの「PICO」、先日実家に行ったときに話を聞くまではこんな子供用のコンピュータがあるとは全然知らなかったのだが、これで動作するソフトは基本的には情操教育目的な物が大半のようで、ドラえもんやアンパンマンなどがメインキャラクタとなったゲームをやりながら算数や国語の知識を高めるという感じで、実際に店頭で触ってみるとこれがなかなかどうして良く出来ているのである。俺が子供の頃は絵本や「学研」の付録などを母親に読んでもらって字や算数を覚えたものだが、今の子供達はこうしてコンピュータによって学習しているのである。まあ時代の流れと言えばそれまでだが、実にサイバーな光景だ。

  姪っ子に頼まれたPIKOのワープロソフトがトイザラスでは売り切れで、だめもとで入ったデパートで発見。正月用の食材などを買いこんだ後に帰宅した。
  帰宅後、いい加減ウンザリしながらPC復活を目指して作業を開始した。これはもしかしたらWindowsではなくハードウェアの問題かもしれないと、買い物前に会社に寄り、会社で使っているPCから抜いてきたメモリを差してみたのだが、しかしやはりどうにも不安定な状態は変わらない。BIOSのバージョンを上げてみたり、ノートPCでネットに接続しPC自作系の掲示板をあれこれのぞいてみたりしたのだが、さっぱり分からない。はっきり言ってもうお手上げである。

  しかしまさか紅白を見ながらPCをゴチャゴチャいじくる羽目になるとは思わなかった。


12月30日(木)
  昨日のPC不調の影を引きずりつつ、今日もまたもや秋葉原参拝である。今回はかみさんの友人のPCパワーアップ用にビデオカードとWindows98SEを購入するのが目的だ。ビデオカードはRAGE128を搭載し、DVDハードウェアデコード機能、MPEGビデオキャプチャ機能、VCD再生対応、さらにテレビチューナーが乗っていてPCの画面でテレビも見られるという、機能てんこ盛で巷で大人気の「ALL IN WONDER 128」という製品をセレクトしてみた。いいよなあ、これ。俺も欲しいぞ。G400を買ったばっかりだけど。
  購入後、今日まで仕事なかみさんと合流するまでの時間つぶしに、今日の晩御飯用の食材を見繕いにアメ横まで徒歩で移動。中国語や怪しげなアジアの言葉が飛び交うディープな地下食材売り場で目的の品を購入し、かみさんと合流して友人宅へ。

  着いてさっそく作業を開始したのだが、まずはWindows98SEのインストールでつまずいた。インストールが終了して一見正常に立ちあがっているように見えるんだけど、動作が非常に不安定なのである。仕方なく再インストールしたりチップセットのパッチを当てたりしてみたが、状況は一向に改善されない。とりあえず作業を中断して鍋と生春巻き(アメ横で買ったのはこれの材料だ)をご馳走になる。あまりに美味い鍋にPCのことなぞ忘れてまたもや現実逃避しそうになるが、気を取り直して再び挑戦だ。
  で、結局マザーボードのBIOSをアップデートしたらあっけなく動作したのだった。自分のPCだったらいざしらず、なにしろ人の物なので迂闊にBIOSをアップデートして失敗したらエライことになると後回しにしていたのだが、こんなことなら最初からやっておけばよかった。
  続いてビデオカードのインストールだが、これまた一筋縄では行かないのである。基板をマザーボードにセットしてドライバをインストールしたまではいいが、Windowsを再起動すると一般保護エラーが出てしまうのだ。ドライバ付属のREADMEファイルを読んでみると、Windows98SEでこの不具合が発生してしまうことは書いてあるのだが、その解決方法に関しては詳しく記載されていない。いろいろ設定を変えて試してみてもどうにも埒があかない。結局今回は断念し、解決方法の情報を集めた後に後日またインストールしに来ることになった。残念至極。

  この時点で12/31午前二時。今年はあと二十数時間で終わってしまうが、俺のPCハマリ道は全然終わりが見えないのだった。


12月29日(水)
  正月休み初日。かみさんは明日まで仕事なので今日は一人ゆっくりだ。昼前頃にのろのろと起き出して、あまり腹も減っていないので飯も食わずにそのまま秋葉原へ向かう。今日はアキバ巡りの日である。狙いはHDDとビデオカード、それとデジカメ用のコンパクトフラッシュカードだ。事前にいろいろ調べてみたところ、HDDは13〜15GB、ビデオカードはG400モデルあたりが値段もこなれて狙い目だと思われる。予算的には全部合わせて\四万ぐらいに抑えたい。
  アキバに着いてみると結構人出がある。俺と同じように昨日で会社が終わって、PCショップの年末特売を狙ってPCパーツ買い出しって人が多いのだろうか。そういえば今日はドリームキャストのソフト「シェンムー」が発売らしいが、それを買いに来た人もいるのかもしれない。
  で、アキバ中を数時間かけてうろうろした後、最終的に購入したのは以下のこれ。

  思ったよりもHDDの値段が下がっていたので、思いきって20.5GBを買ってしまった。こんなにでかい容量があったところで当面は全部使い切ることはそうそうないのだが、まあ大きいことは良いことだ。ということで、全部合わせて税込みで約\四万。値段的にはまあまあいいところだろう。と、喜び勇んで帰宅する俺。

  しかし、これから数日間に渡る1999年最後のハマリ道に足を突っ込みつつあったことを、この時の俺は知らない。

  帰宅してまずはシステムを新しいHDDに入れ替える作業を開始。ところが新HDDをPCに組み込んで電源を入れると、Windowsの起動画面の直後にレジストリ修復が行われ、それっきり先に進まないである。何度電源を入れ替えても状況は変わらず。新HDDを外して元の環境に戻しても全く同様だ。おいおいまたかよ。ついこの間OSを再インストールをやったばっかじゃんかさ。が、このままではどうにもならないので、仕方がなくまたもやWindowsの再インストールだ。
  ところが再インストールは一応正常に終わったはずなのに再起動してみると、やはりWindows起動画面の後にレジストリ修復に行ってしまい、Windowsが立ちあがることはないのである。おいおいおいおい、勘弁してよ。どうなってんのよこれは一体。

  作業開始から七時間あまり。辺りにはPCから取り外したボードやその取説、ネジやコードが散乱している。思いついたことは全部やってみた。しかしやはりどうしても動いてくれない。もう頭の中は真っ白である。せっかく今日から年賀状の印刷をやろうと思っていたのに、PCが動かないことにはどうにもならない。とりあえず現実逃避で深夜三時から始まった「宇宙戦艦ヤマト」なんかをボーっと見始める俺。どうすんだよ年賀状。


12月28日(火)
  本日は御用納め。厳密には御用納めという言葉は官公庁関係だけに使う言葉らしいが、まあそんなことはどうでもよくて、とにかく今年の仕事は今日で終わりである。

  今日はフレックスが解除になっているので、久しぶりに朝九時に出勤。生活サイクルが完璧に十時出社で日々が回っているので、いきなりいつもより一時間早く起き出して行動しても、頭も体もついていかない。だったら前日早く寝ろって。ということで早めに仕事を切り上げて、自主的にお掃除モードに突入。まずは自分のデスク周りや引き出しの中の不要書類を始末する。いくつかヤバイ系の書類も出てきたが、ええいままよとほとんどを亡き者にする。今年の汚れは今年のうちに。洗剤会社もたまには名言を吐くものだ。
  それにしても不要かどうかいちいち中身を確認しなければならないのでけっこう手間がかかってしまう。まあほとんど忘れかけているような内容の書類なのだから、大半が不要なわけでさっさと捨てまくってしまっても構わないはずだ。多分。そうだそうに違いないと自分に言い聞かせて次々とゴミ箱へぶち込んでいく。
 それからPC周辺と中身の掃除。HDD内にもけっこう不要なファイルがあった。tempディレクトリに一時的に置いておいたドキュメントのなれの果てや、どこからかダウンロードした実行ファイル、作りかけで放っておいた各種スクリプトやプログラムファイルなどをどんどん捨てまくったのちに、重要なファイルをMOに落としてバックアップ。最後にscandiskとdeflagをかけて終了。ああさっぱりした。

  フロアで軽く納会を行った後、かみさんと合流して近所の回転寿司屋「浜大漁」へ。さすがに平日の夜だからか店内はガラガラだ。ハマチ、エンガワ、イクラ、ウニなどを続々と食し、最後は大トロで締め。さすが焼津港直行の新鮮なネタだ。ここの寿司はいつ食っても美味い。

  ということで、明日から新年四日までの年末年始休暇に突入である。まずは明日、アキバへGO!


12月27日(月)
  どうにも腹の調子が芳しくない。まあ調子が悪いと言っても昔から大腸はかなり弱い方なのでいつものことと言えばそうなのだが、胃や腸にガスが溜まっているような膨満感がしてどうにも不快だ。もしやこの週末に食べたエスニック料理の影響か?ってことはなくて、間違いなくケーキの食いすぎだろう。

  結局今年も日本では今一つ不調に終わったしし座流星群。昨年に引き続き、またもやヨーロッパ方面では流星雨クラスの大出現となったわけだが、その模様を飛行機に乗り高度10,000mの上空から超好感度カメラで撮影した番組「しし座流星群を追え」が昨晩NHKBS-1で放送されていたので見た。ピーク時には一時間に五千個あまりの流星が観測されたそうで、その正に雨の如く降り注ぐ流星雨の様子を見事に捕らえた超高感度カメラの映像はとにかく素晴らしい。

  ところでしし座流星群はほぼ三十三年周期で大出現を繰り返すことで知られている流星群なのだが、それはこの彗星の母天体である「スイフト・タットル彗星」が太陽の回りを約三十三年かけて回っていることに起因していると従来は考えられていた。彗星が太陽の近くにまで接近し、軌道上に撒き散らした「塵のチューブ」の中に地球が突っ込んでいくことによって大量の塵が地球に落下して、それらが大気との摩擦によって燃え上がることで流星群現象となるわけである。

  従来は単純に彗星が太陽の近くを通った年(あるいは翌年)は塵が大量に宇宙空間にばら撒かれているから流星群の活動が活発になるというモデルが一般的だったが、実は一概にそうとも言えないということが最近の研究で分かったそうだ。彗星の軌道は惑星の引力の影響などによって一定ではなく常に変動しており、したがって毎回の接近ごとに「塵のチューブ」の位置が違ってくる。上手い具合に地球がそのチューブの中を通れば流星雨となるが、チューブの幅は非常に狭く、しかも位置が地球の軌道から微妙にずれているため、彗星が太陽に接近したその年、あるいは翌年に地球が必ずそこを通るとは限らないのである。

  これを昨年と今年のしし座流星群に当てはめて過去の彗星の軌道を詳細に計算してみると、今年の流星雨現象の元となった塵は、昨年太陽に接近したスイフト・タットル彗星によってもたらされたものではなく、同彗星が遥か昔に太陽のそばまでやって来たときに出来た「塵のチューブ」のものだったというのだ。事実軌道計算によって、今年の流星雨をもたらした塵は数百年前の十四世紀頃の接近時に軌道上に撒かれたものだと分かったとのことだ。

  いやあ、これは大発見である。元々は日本付近で大出現となるという昨年の予想が見事に外れた原因を研究しているうちに分かった事実だそうだが、こんな従来とはまったく異なる新しい予測モデルが生まれていたとは全然知らなかった。このモデルによると昨年、今年のヨーロッパでの大出現は十分説明できるそうで、理論と観測がピタリと一致するわけで信憑性も高い。素晴らしい研究だ。

  ちなみにこのモデルによって今後の予測を立ててみると、2001年に日本で流星雨となる確率が非常に高いとのこと。実に楽しみである。


12月26日(日)
  昨日諸般の都合により急遽延期になったクリスマスパーティーは、今日の昼にランチ形式で行われたのである。今回のメニューのコンセプトはズバリ「アジアの純真」。なにがズバリだか。
  クリスマスなのにアジア料理ってのもあまりに唐突と言うか、まあ何の関連性もないのだが、要するに我々の場合、その時食いたいものを作って食う、ということだ。ということで、メニューのお披露目。

 
お品全体図でございます ルンダンでございます
[お品全体図][ルンダン]

  今回はルンダン、ベトナム風生春巻きとナシゴレン、及び煮豚の全四品。
  まずはルンダンだが、これは牛のもも肉の切り落としをココナツミルクで煮た、インドネシアの料理だ。これは今回初めて作って初めて食べたのだが、もっとココナツミルクの味が前面に出たテイストになるかと思った(肉五百グラムに対してココナツミルク二缶使用)のに、あっさりマイルドに仕上がったのが意外だった。ちなみにこのルンダンを作るに当たって、うちのかみさんがいつもお世話になっているおりおりさんから「ルンダンの素」を頂いた。ありがたいことです。

 
ベトナム風生春巻きでございます ナシゴレン&煮豚でございます
[ベトナム風生春巻き][ナシゴレン&煮豚]

  で、こちらがベトナム風生春巻きとナシゴレン&煮豚。
  ベトナム風生春巻きはビーフン、パクチー、海老をライスペーパーで巻いた、トラディショナルなベトナム料理。これをナンプラー(魚醤)ベースのタレにつけて食べる。皮が薄いので巻くのにそれなりの労力と集中力を要するそうだが、そんなことはお構いなしに一気に食べてしまうほどあっさりしていて大変美味しい。パクチーの独特の苦味がいかにも東南アジアって感じだ。
  ナシゴレンにはインディカ米を使っている。何年か前、米が大凶作になったときに輸入米としてポピュラーな存在になったが、最近ではあまり店先に見かけることがなくなってしまった。ところが最近うちのごく近所にタイ食材の専門店がオープンし気軽に買えるようになった。この手の炒め飯系やカレーには、日本の米よりもぱらっと仕上がるインディカ米の方が断然合うのである。

  ということで、東南アジア風味なクリスマスはつつがなく終了。ちなみにこの後食べたケーキは至ってノーマルなイチゴケーキで、さすがにそこまでアジアで徹底してはいない。だいたい東南アジアのケーキってどんなのだ?それにしてもこのイベントが終わると、いよいよ今年も終わりだなあと思ったりするのだ。今年もあと五日だもんなあ。

  で、間もなく西暦二千年なのである。それを記念してということでもないが、ありがちな企画としてトップページにカウントダウンタイマを取っ付けてみた。一応Internet Explorer 5.0及びNetscape Communicator 4.7で動作を確認してあるが、Java Scriptとスタイルシートを使っているのでそれ以外のブラウザだともしかすると正常に表示されないかもしれない。もしダメな場合はブラウザを変えるか無視するか諦めるか抗議のメールを送りつけるか掲示板に怒りの書きこみを投稿して頂いて、でもそんなこと言われてもやってみたかったんだもーんということで先に謝っておきますヘンテコなタグを使って御迷惑をおかけしましたどうもすみません。


12月25日(土)
  今日も休日出勤。うちの部署も御多分に漏れず年末年始はY2K対策で何人か出ることになっているが、俺は幸いにしてそのリストには上がっていない。なので今日が今年最後の休日出勤となる。いちいち数えてはいないが今年は一体何日休出をしただろう。それにしてもせっかくの休みの日に何が悲しくて仕事をしなけりゃならんのか、考えてみるとなんだか人生の貴重な時間をものすごく無駄に過ごしているような気がしないでもない。だが時間と労力を売ったその見返りとして働いた分の賃金が支払われるわけで、時間を失ったとしても懐はほんの少し潤うわけだ。が、それが本当にそれほどの価値があるのか、ふと疑問に思うこともある。もっとも時間をかけて個人の資質としてのスキルアップを行っていると考えれば金には変えられないのかもしれないが。
  来年の話をすると鬼が笑うというけれど、来年は今年よりももっと休出をする機会が増えるであろう事は確実だ。おっけーおっけー。鬼上等。喧嘩上等。天上天下唯我独尊。四露死苦。

  毎年恒例クリスマスパーティーは、参加者数名の急病により急遽明日に延期。これだけ寒けりゃ体の調子ぐらい悪くなるってもんだろう。みなさんも御自愛ください。


12月24日(金)
  本日は定時退社。こういう日ぐらいはいくら俺だって早く帰る。ほとんど不夜城と化しつつある我が職場も、ほとんどの人が今日は家路へ(あるいは別のところへ)急ぐ。そうだそうだ早く帰ろう。一日ぐらい仕事が遅れたって死にはしない。
  晩飯は、かみさんが昨日の夜から仕込んでいたシチュー。ずいぶん長いこと弱火で煮て、さらに一日寝かせていただけあって、いい味が出ている。こういう日ぐらいは誉めてやろう。そのシチューを食いながらワインをぐびぐびと一本あけてしまい、そのまま撃沈。果実酒に滅法弱いことをすっかり忘れていた。まあいいか。クリスマスだし。

  ということで、ここを読んでくださる全ての皆様が、素敵なクリスマスを過ごされることをお祈りいたしております。私は明日仕事ですけどね。


12月23日(木)
  今日は休日出勤。と思っていつもの時間に目覚ましをセットしたのだが、どうにも起きられずに昼から出社。気合が足りないのか、モチベーションが低下しているのか。そんなこといっても眠いもんは眠い。
  会社に行ってみると意外にも結構出ている人が多い。出ている人の内訳をざっと眺めてみると、我々開発系部門とY2K対策の品質保証部門、それと工場の生産部門といったところか。クリスマス前の祝日に出社している奴なんてきっと誰もいないんだろうなあ、と思っていたんだけど年の瀬ぎりぎりまで皆さん御苦労なことだ。

  ところでうちの会社では来年早々に大幅な組織改変が行われるらしい。その組織替えに伴って誰がどこに飛ばされるらしいだの、あそこの部門の部門長には誰それが就くだの、具体的な話から眉唾物の怪情報まで、今社内ではその噂で持ちきりだ。誰かが二人集まればその話ばかり、喫煙所なんて一大情報交換場と化しているのだ。
  こういう時に待ってましたとばかりに跋扈するのが「情報通」と呼ばれる人物達である。彼らが一体どこからどうやって情報を持ってくるのかは知らないが、話を聞いているとあとからあとから出るは出るはで感心することしきり。そういう熱意を少しでも仕事の方に向けたらいいんじゃないかと思うけれど、鼻の穴をおっぴろげての講釈を聞いている分には面白い。ま、もうしばらくしたら正式な発表があるだろうし、情報ソースの分からない信憑性の低そうな噂話に一喜一憂するなんて時間とエネルギーの無駄使いでしかないんだけど。


12月22日(水)
  いつもより約七時間ほど早く退社し、年末の混雑する道路をくぐりぬけて船橋ららぽーとでかみさんと待ち合わせ。今週末に我が家で友人を集めて行われるクリスマスパーティー用の食材などを購入。今年は煮豚を作るそうで、巨大な豚のバラ肉のブロックやらその他ワインやらなにやら。クリスマスに煮豚というのも組み合わせとしてちょっとアレのような気がしないでもないが、別段鶏肉にこだわるわけでなし。と思ったら鳥も用意するんですかそうですか。そいつは素晴らしいですよ奥さん。
  買い物を済ませた後、ピザ食べ放題お一人様千五十円の立て札につられて、ららぽーと内にあるシェーキーズで晩飯。この値段で食べ放題とくればピザの質は推して知るべしというところだが、あまり美味くもないのに頑張って食いまくってしまうのは貧乏人の悲しい性だろうか。ピザの食いすぎは激しく胃がもたれるという経験則を、食べ放題という錦の御旗の前で俺はすっかり忘れている。

  胸焼けがする腹をさすりながら帰宅し、ちょっとネットにでも繋ごうかとPCの電源を入れてみると、なぜか起動しないのだ。何度もリセットしたり電源を入れなおしたりしてもBIOSが立ち上がった後、必ずWindowsが立ち上がるところでフリーズしてしまうのである。Windowsがまともに動いていないのでf8キーを押してのsafeモードすら立ち上がらない。しょーがねーなーまったくよー、ととりあえずレスキュー用のFDから起動し、scandiskとレジストリチェッカーをかけてみるが症状変わらず。ねえねえなんで?どうしてなの?何がそんなに気に入らんのだ君は。言いたいことがあるなら先生にはっきり言いなさい。とPCの筐体を優しく撫でながら諭すように語り掛けてみるが、黙して語らず我が愛機。
  ということでまたまたOSの再インストールである。Windows 95からWindows 98SEに乗り換えたときにえらく苦労した、チップセット用のパッチをDOS上から当てなおすことも忘れずに。この一連の作業も既に何十回もやっているから手馴れたもんである。本当はこんなの馴れたくないのだが。
  CD-ROMドライブが小一時間ほど回り続け、何度かのリセットスイッチの押下を繰り返した後に、無事PCは復活したのだった。結局のところ何が原因だったのかさっぱり分からないが、まあこうして立ち直ったのだから良しとしようか。それにしても何の前触れもなくシステムごとぶっ飛ぶってのはいかがなものかWindows君。こんどやったら先生許しませんからね。


12月21日(火)
  気がつくと今日はもう二十一日である。今年も残りジャスト十日ってわけか。この年末は二十八日まで仕事なのだが、今週の水曜日と土曜日に休日出勤するとして、出勤日の方もあと七日あまり。うーむ、どうするよ、おい。って、どうにもならんもんはどうにもならん。開き直ってどうする。

  そう言えばまだ年賀状の準備を全くやっていないのだ。まあいつもクリスマスが終わるころになって、いい加減やらんとヤバイだろ、とインクジェットプリンタのカートリッジを買いに行くのが例年のパターンで、今のこの時期何もやっていないというのは、我が家としては別段不思議ではない。のだが、やはりスタートが遅い分出来あがり時期も遅延するのであって、年末の忙しさにかまかけてただの一枚も書かぬままそのまま年越ししてしまった年もあったりしたのである。何が悲しくて元旦の昼間から、山と積まれた白紙の年賀状にただひたすら新年の挨拶を書き殴っていかねばならんのか。いやまあ、とっとと書かなかった俺が悪いのだけど。
  そんなわけで、毎年十二月になると思うのだ。よし、今年こそは早くやろうと。今年こそは十五日の年賀状受付開始日に颯爽とポストに投函してやろうと。そう心に誓うのである。今年もとりあえず誓った。誓っただけだったが。


12月20日(月)
  不摂生な週末から明けて月曜日。さすがに今日はチョビッとだるかった。それでも深夜零時まで仕事する俺。偉いぞ俺。がんばれ俺。ゴールは近いぞ。いやほんとは遥か彼方なんだけど、フルマラソンを走るランナーだって苦しくなってくると延々と先のゴール地点ではなく、とりあえずちょっと先の電信柱を目標にして走るというではないか。そう思っていないと、いつかきっと何かが崩壊する。

  蕎麦屋のカレーを食べたことがあるだろうか。通に言わせれば、蕎麦屋が本業の片手間に作ったカレーなぞ邪道以外の何者でもないそうだが、これがなかなかどうして異端扱いするには忍びないほどの魅力を放つ食品であるといえよう。確かに蕎麦屋のカレーは概して甘口、しかも水分少なめ気味で妙な粘り気があり、いかにも「レトルトを暖めました」的などこかボンカレーを彷彿とさせる食感で、昨今の本物志向のカレー群とは対極に位置するような風体ではある。しかしそれが妙な郷愁を誘うというか、そういえば小さい頃食ったカレーはこんな味だったなあ、と不思議な既視感を想起させるのだ。そうだ、俺は昔こんなカレーを食っていた。母親が(手抜きして)作ってくれたカレーの味は、正にこの感覚だったのである。おお、そうだったのか蕎麦屋のカレー。書いているうちに無理やり結論付けたが、お袋の味だったのか蕎麦屋のカレーよ。

  ということで、今日の晩飯に食った蕎麦屋のカレーは、相も変わらずどぎつく黄色く甘ったるいルーが、どんぶり狭しと鎮座ましましていたのだった。でもねえ、美味いんだよねこれが。


12月19日(日)
  昨日は二時間しか寝てない状態でほぼ丸一日中ディズニーランド内を歩き回った疲れがどっとでたのか、今日は起きたら午後四時半。午前五時起きの次の日はこんな時間である。週末は生活リズムが乱れがちとはいえ、こうまでメタクソだとなんだかもう時間の感覚がよく分からなくなる。

  買い物から帰宅して「特命リサーチ200X」を見ていると、「お風呂で溺死するメカニズム」というタイトルのコーナーが放送されていた。湯船に浸かってボーっとしているとたまらなく眠くなることは誰にでも経験のあるとこだと思うが、あれは眠っているのではなく実はゆっくりと失神しているという、なかなか興味深い内容。
  それによると、熱い湯に入った瞬間、体の防御反応により血管が収縮し血圧は急上昇するのだが、そのまましばらくお湯に浸かっていると、危険ではないと判断した体は今度は体温が上がりすぎないように血圧を急降下させる。この血圧低下により脳が虚血状態に陥り、だんだんと意識が遠のいていく、というのが風呂で眠くなる真相だそうだ。したがって例えば飲酒時や深夜の寝起き時など自律神経が麻痺しているときに無理やり風呂に入ると、脳の虚血による意識喪失が相当深いレベルまで達することがあり、顔が水に浸かって呼吸困難になってもそれを感知できずにそのまま溺死してしまうことがあるという。一般的には高血圧の持病がある年配者が熱い湯に入り、急激な血圧変動により意識を失って、というパターンが多いのだが、最近はライフスタイルの変化もあり、若者が深夜に入浴し不幸にして溺死してしまう事故も増えているらしい。
  うーむ、そうだったのか。仕事で帰宅が遅くなったりして疲れているときは俺も風呂場で寝てしまうことがよくあるのだが、実はこれって結構危険なことだったのね。しかしなあ。あの気持ち良さはなかなか代え難いものがあるのも事実。風呂場で死ねるなら、それはそれで本望のような気がするのである。


12月18日(土)
  今日は東京ディズニーランド(TDL)に行ってきたのである。
  今回の主な目的は、まずはクリスマスシーズン限定のショー「クリスマスタウンファンタジー」を見ること。そしてもう一つは「ミッキーとミニーのポリネシアン・パラダイス」だ。これはその名の通りミッキーとミニーの御大コンビが出演するポリネシアンダンスのディナーショーなのだが、しかしこのショーの特筆すべきは、俺の愛しのドングリ愛好家野郎ども、チップ&デールが大々的にフィーチャーされていることである。このショー、既に今年の六月に一度見ているのだが、しかし一度だけでは何とも物足りないのである。奴らのダンスを是非とももう一度見たいのである。奴らが腰みのをつけて踊りまくる姿を、再びこの目にしたいのである。
  しかしなにしろクリスマスシーズン真っ只中であり、しかも今日は土曜日なのだ。猛烈な混雑になること必至のTDLである。ポリネシアンダンスショーを観覧するには当日予約が必要で、大人気のこのショーは当然ながら大変な激戦が予想されるのだ。なので、開園前の早い時間にゲートに並んで出来るだけ好ポジションを獲得し、開園と同時に受け付け場へダッシュする、という作戦を企てたのだ。
  ということで開園一時間前の朝七時にゲートに並ぶため、朝五時に起床。普段ならどちらかというと寝る時間に近いこんな早朝に起きると、意識が朦朧とする。フラフラと起きだし、思うように動かない体のため、いつもの三倍ぐらい時間をかけて身支度を整えて自宅を出発。舞浜駅で同行者と合流し、いざゲートへ。さすがにまだ時間が早いのかゲート前は思ったほどには人は並んでおらず、これなら多分大丈夫だろうと期待を膨らましつつ、開園ダッシュに向けて準備運動をして体をほぐしコンセントレーションを高めていく。そして午前八時、開園。グリィーティングでゲート前広場にやって来たミッキーやグーフィーになぞ目もくれず、ショーの受付場までダッシュ。どけどけどけ、俺はポリネシアンダンスショーを見るんじゃあぁと必死に走る姿は、端から見たらきっと鬼の形相となっていたことだろう。
  久しぶりに全速力で走ったもんだから最後には死にそうになりながらもなんとか目的の場所まで辿りつき、無事希望する時間のショーのチケットをゲットすることが出来たのだった。

  一日分のエネルギーを午前九時時点で早くも使い果たした気がしながらも、とりあえず空いていそうな「カリブの海賊」などに乗ったりしてパーク内をダラダラと徘徊する。「チップ&デールのフェイスペイント」を見つけて和んだりしているうちに、クリスマスシーズンだけのパレード「サンタのワンダーランド・パレード」が始まったので見物。ドングリ愛好家野郎どももクリスマスケーキの上でラブリーさをアッピールしていた。

チップとデールのフェイスペイント ケーキ屋チップ&デール

  お次は今回のお目当ての一つ、「クリスマスタウンファンタジー」を見るためにシンデレラ城前まで移動。このショーも期間限定ということもあってか大人気のため、ステージ前の良い場所で見るには整理券が必要で、実はこの整理券を取る為にも同行者が開園ダッシュをしていたのである。同行者の脚力が優れていたのか、ステージほぼ正面のなかなかの位置で見ることが出来た。内容的にはクリスマスをテーマにしたミュージカル仕立てで、まあいかにもありがちというかある意味クサクサな演出だが、ディズニーだからこそ許されるとでも言おうか。

人間クリスマスツリー 偉そうなサンタ

  それにしても今日は寒いのである。屋外のパレードやショーを見ているときはともかくとして、地べたに座って始まるのを待っている時の辛さといったらない。周りを見渡すと毛布を持ち込んで完全防備体制の用意のいい人がいたりして、せめてまともな敷物ぐらいは持ってきた方が良かったかとちょっと後悔。暖を取るために「カントリーベア・シアター(クリスマス・ベア・ジャンボリーになっていた)」や「ピノキオの冒険旅行」、「ミッキーマウス・レビュー」など、比較的空いている屋内型のアトラクションを回ってみる。
  日が暮れて辺りが暗くなると、ワールド・バザールの真中に設置されている巨大なクリスマスツリーに灯が点り、なかなか幻想的かつロマンティックである。一週間後のクリスマス・イブなんて、これを見るために大勢やってくるんだろう。

巨大なツリー ポリネシアンショー

  いよいよ「ミッキーとミニーのポリネシアン・パラダイス」の始まり。ディズニーランド内にしては比較的マシな食事を食べながらポリネシアンなおねいさん達のハワイアン風ダンスを眺めていると、ついに腰みのを付けたチップ&デールの登場だ。ポリネシアンの激しいリズムに合わせてステージ狭しと踊り狂う様は、かなりなラブリーさである。途中、チビッコたちをステージに上げて一緒にダンスを踊るところがあったのだが、俺が行きたかったぐらいだ。せっかくデジカメを持っていったのに、ずっと見とれていたためにまともな写真が取れず、唯一マシだったのが上の右側のカット。腰みのショットを取れなかったのが唯一の心残りか。

  そんなわけで、1999年最後のTDLはダッシュに始まりチップ&デールで終わったのだった。来年もまた行こうっと。


12月17日(金)
  昨日のみくだりって、おもいっきり日付を間違えていました。いかんなあ。なんかボケてるぞ。

  すでにクリスマスの毎年恒例行事になった感もあるNORAD(North American Aerospace Defense Command:北米航空宇宙防衛司令部、か?)によるサンタ・クロース追跡は、今年も無事行われるそうだ。今回で四十三回目の伝統あるこの企画は毎年のニュースネタになるほど有名だったわけだが、Webで公開しだしてから数年たち、世はネット時代になったこともあって全世界的にますます定着したようである。ところでNORADは公的機関であるわけで、当然ながらその運営は国家の予算、つまりは国民の税金によって賄われているいるわけだ。しかしこんなおバカな企画であっても、税金の無駄遣いだと無粋なことを言う奴がいないあたりがアメリカの懐の深さかもしれない。ただのお祭り騒ぎが好きな国とも言えるが。しかしまあ遊びと言えどこの企画は相当に気合が入っている。もちろん本気でやるからこそ遊びは面白くなるんだけども、それにしたってCF-18ホーネットまで発進させるか、普通。そのうちホーミングミサイルでサンタを打ち落とすつもりじゃあるまいな。
  ということで、興味のある方はサンタ追跡サイトの方も是非御覧頂きたい。こちらは今年から日本語のページ(直訳丸出しだが)も出来たようなので、英語がイマイチ苦手でも十分に楽しめる。十二月ニ十四日の夜にはここで大追跡劇が繰り広げられるはずだから、一人寂しくイブの夜を過ごす人は、ここを見てせめてサンタに思いを馳せよう。余計空しくなっても責任は取れないが。
  いやあしかしこのページの「サンタはY2Kに対応できるの?」には大笑いさせてもらった。既にサンタさんはY1Kを体験済みだから大丈夫なんだって。日本の自衛隊にもこれくらい洒落っ気があればな。


12月16日(木)
  せっかく決まりかけたってえのに、石原東京都知事の「環状線まかりならん」の一声で再び審議されていた地下鉄都営十二号の名称が「大江戸線」と決定されたそうだ。うーむ、これならまだ「ゆめもぐら」の方がナンボかましなような気がする。まあしかし、ってことはあれか。もし万が一この路線で大事故が起きたとしても、死して屍拾うものなし?

  ちょいと不調につき今日はこれにて。以下、意味なしメモ。
  乳母の右に不燃物。戦後クジ延滞。寛太胃潰瘍か三回。船頭のメリークリスマス。


|←Back| Home |Next→|