みくだり日記    2000年02月後半
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02月29日(火)
  今日、仲間内で運営しているメーリングリストに、とある参加者からの一通のメールが流れた。

  「四百年に一度の閏年と世間は騒いでいるが、今年は閏年なんかではない。と言うのも『四年に一度の閏年を基本とするが、しかし百年に一度閏年ではない。だが四百年に一度は閏年とする』というグレゴリオ暦による算出法では、地球が太陽の回りを一回転する公転周期の365.2425日とは誤差が生じるからだ。もし厳密に地球の公転周期にぴったり合わせるならば、『四年に一度の閏年を基本とし、ニ千年に一度閏年でなくする。しかし五千年に一度は閏年にする』とすべきである。したがって、実は今年はニ千年に一度の閏年でない年だったのだ!」

  おおっ。なんとしたことか。そんなこと突然言われても、というところだが、やけに断定口調で妙な説得力がある。ううむ、これは本当だろうか。何はなくても計算して確かめてみよう。
  まずは「閏年」の定義だ。今現在運用されている「グレゴリオ暦」では、基本的に閏年とは、

    西暦の年号が四で割り切れる年  → 閏年
    西暦の年号が百で割り切れる年  → 平年(閏年を取り消す)
    西暦の年号が四百で割り切れる年 → 閏年(閏年の取り消しを取り消す)

という設定である。この定義により一年の長さを計算してみると以下のようになる。

    365+1/4-1/100+1/400 = 365.2425(日)

この「グレゴリオ暦」から算出される一年の長さと、すでに観測により分かっている地球の平均公転周期365.2422(日)を比較して、実際の地球の運動との一年あたりの誤差を算出すると

    365.2425 - 365.2422 = 0.0003(日)= 25.92(秒)

となる。つまり暦と地球の動きが一年毎に約二十六秒ずれていくわけである。なんだか思ったよりもでかいような気がするなあ。
ちなみにこの計算で行くと、暦の上での月日と地球の平均公転周期とが完全に一日ずれてしまうまでには、

    (60(秒)× 60(分)× 24(時間))/25.92(秒/年) = 3333.33…(年)

となるわけだ。まあ三千年かかってやっと一日ずれるぐらいだったら、まあいいんじゃないの、俺はとっくに死んでるし。と、グレゴリオさんが考えたかどうかは知らんが。
  ちなみに「グレゴリオ暦」の前に使用されていた「ユリウス暦」(制定したのはあのジュリアス・シーザーだ)は、ただ単に四年に一回閏年を挿入するという方式であった。したがって、一年の長さは365.25(日)。よって地球の平均公転周期との差異は、

    365.25 - 365.2422 = 0.0078(日)= 673.92(秒)= 11.232(分)

同様に一日ずれるまでの期間は、

    (60(秒)× 60(分)× 24(時間))/673.92(秒/年) = 128.205(年)

ううむ、たったの百二十八年で一日ずれてしまうのか。これはかなりでかい。だめじゃん、ユリウス。

 ということで、ダメダメな「ユリウス暦」はもちろんのこと、さらに精度を高めたはずの「グレゴリオ暦」でさえも地球の平均公転周期365.2422(日)からは誤差を生じるのである。そうだったのか。今まで全然考えたこともなかったが、分かってみるとこれはかなり気持ちが悪い。まるでコンビニで九百九十八円の買い物をして、手持ちが千円札しかなかったかのような具合の悪さだ。ビシッとぴったり合わせたい。手のひらにむんずと掴んだ硬貨の山を、死ぬほどレジに叩きつけてやりたい。なんか違うぞ。

  ではどうしたらよいか。要はなんとかして一年の長さを365.2422(日)に合わせこんでしまえばいいのである。ここで「グレゴリオ暦」にかわり、『四年に一度の閏年を基本とし、ニ千年に一度閏年でなくする。しかし五千年に一度は閏年にする』という新たな暦を制定してみる。仮にこれを「大倉山梅祭暦」と名付けることにする。−命名に深い意味はない。で、この「大倉山梅祭暦」の定義により一年の長さを算出すると、

    365+1/4-1/2000+1/5000 = 365.2422(日)= 地球の平均公転周期

うおおっ。ぴったしカンカン(古)。すごいぞこれは大発見だ。ということはやっぱり今年は閏年じゃなかったのか。するとつまりコンピュータシステムにまつわる四百年に一度の閏年問題なんか、本当はやらなくて済むことだったのか。おかげで郵便貯金のATMがぶっ飛んだのもAMEDASの集計システムが発狂したのも、みんなインチキに踊らされてただけか。ちきしょー、みんなして騙されやがって。よおし、こうなったら三鷹の東京天文台に殴り込みだっ。

  と、こんな大発見が都合よく判明するわけもない。実はこの地球の公転周期というのはあくまでも平均値であり、かつ数千年単位の長い期間であれば太陽やその他の天体(月や惑星)の影響を受け(摂動という)、相当量の変動(地球の運動エネルギーが減少し、短くなる方向、のような気がする)があるのである。したがって時間にして数十秒、小数点四桁程度のこんな細かいところを千年単位という長期間で補正しても、誤差に埋もれてしまって特に意味はないのだ。つまりは現在の「グレゴリオ暦」で十分実用に足るわけである。よって「大倉山梅祭暦」は、誕生して間もないうちにあえなく歴史の波間にアブクと消え行く運命なのだった。ぶくぶく。

  って、電卓片手に何をやっているんだ俺は仕事中に。


02月28日(月)
  髭剃った。鼻毛チェックも怠らず。

  巷で話題の京極夏彦の新刊「どすこい(仮)」が猛烈に読みたくなったのである。思い立ったら吉日、さっそくこの週末近所の本屋に寄ってみたのであった。
  ところがどこもかしこも売り切れなのである。どこにも置いていないのである。「どすこい(仮)」の「ど」の字も見つけることが出来なかったのである。ううむ、そんなに売れているのか「どすこい(仮)」。そりゃまあ名前のインパクトは強烈である。強そうである。ムチムチである。暑苦しそうである。そもそも何故「どすこい(仮)」なのか。(仮)ってなんだ(仮)って。なんだかよく分からないが、本屋に平積みしてある一冊を手に取ったら最後、有無を言わさずレジに持っていかなければ相撲取りにテッポウで弾き飛ばされそうな、そんなパワーがみなぎるタイトルである。だからきっと売れているのだ。しかるに売り切れなのである。そんなわけはない。
  しかし、無いとわかると余計に手に入れたくなるのが人情。とりあえずレジの店員に様子を窺ってみることにした。

  のはいいのだが、なにしろ「どすこい(仮)」である。字句フレーズとしては、ステレオタイプな相撲用語として一般的だが、とにかく「どすこい(仮)」である。この言葉を平素に用いるシチュエーションというのは、至極まっとうかつ平凡な市民生活を営む上ではなかなかあるものではない。口に出して発声するのもそれなりに憚られるのである。そうだったのか「どすこい(仮)」。しらなかったぞ「どすこい(仮)」。こんな何気ない、そしてどうでもいい言葉が、これほどまでに羞恥心を妖しく刺激するとは。後頭部をバールのような物で殴打されたような衝撃を受けた私だ。

  「えーっと、あのー、えー、京極夏彦の「どすこい(仮)」はないんでしょうか?」
  「ああ、どすこいですね。ちょうど売り切れちゃってねえ、どすこい。次ぎはもうすぐ入ってくると思いますが」
  「あああ、そ、そうですか」
  「よかったら予約しておきますか?どすこい
  「……いえ、けっこうです」

  どすこいどすこいやかましいっ。書店店員という職種に長く就いていると、羞恥心という概念が霧散するようである。因果な商売だ。まったく、恥を知れ恥を。って、ああっ、レジ脇で俺の横に立っていた妙齢のお嬢さん。いえね、「どすこい(仮)」というのは本のタイトルでして、デブ専関連とかそういうもんじゃなくてですね。もちろん決して私は怪しい者では。って、どうして、どうしてそういう目で見るのですか。

  願わくば、今夜の夢枕にまわし姿の力士が現れないことを。  


02月27日(日)
  ちょっと前にうちの掲示板で密かに盛りあがったからというわけでもないのだけど、突如として無性にガンダムが見たくてたまらなくなったのである。ということで、何はなくともまずは最初の「一年戦争」版テレビシリーズから見始めることにした。とりあえず近所のレンタルビデオ屋で最初の三巻を借り(一巻に三〜四話収録)、一気に見る。いやしかし、ガンダムってのは名言の宝庫であるのだ。俺もセイラさんに「軟弱者っ!」と罵られてみたい。ああ、それにしてもマチルダさん。萌え萌えっすー。アホか。
  そういうことでガンダムである。最終的にはテレビ、映画、OVAを含めて全シリーズ制覇を目指してはいるのだが、「一年戦争」版テレビシリーズだって全十四巻。その後「Zガンダム」、「ガンダムZZ」、「逆襲のシャア」ときて、「F91」、「Vガンダム」、「08小隊」、さらに「ガンダムW」、「ガンダムX」…。道は果てしなく長く、そして険しい。一年がかりだなこりゃ。一年で見終わるのか。

  オムロンが近日発売が噂されている猫型ペットロボットの声を募集しているらしい。募集要項についてはここを参照していただきたいが、猫型ロボットとくれば、何はなくとも大山のぶ代以外にはありえんだろう普通。あのダミ声で甘えられてもちっとも可愛いくもないというのが、唯一にして最大の弱点ではあるが。


02月26日(土)
  鼻毛は切ったが髭は剃らず。ますます謎の東洋人度レベルアップ。
  今日も今日とて休日出勤。これで日曜日から今日まで連続七日間の出勤だ。世の中には俺なぞに比べて遥かに厳しく、休みもろくに無い激務についている人はいくらでもいるだろうから、これぐらい別にどうという事も無いのかもしれないが、それでもさすがにちょっとだるいか。ということで、会社に来て仕事を始めてみたものの、どうにも今一つ気合が入らない。本当は今日は込み入った仕事をやろうと思っていたけど、論理的思考能力が低下している時はあまり頭を使わない力技で押し切れるタイプのタスクに高い優先順位を与えてポツポツとこなす。でもやっぱりどうにも身が入らないんだよなあ。
  やれやれとタバコを吸いに喫煙所に行くと、灰色にたれ込めた空から雪がちらついていた。どうりで今日も寒いわけだ。

  友人達と都内に遊びに行ってしまったかみさんから夕方頃電話があり、帰りが遅くなるので晩飯は勝手に食ってくれという。勝手に食えと言われても今日はいつもの「一人焼肉」って気分でもないし、どうしたものかと思っていたら、先日くろひょうさんが我が家にやってきた折、お土産で「やきそば弁当」を頂いていたことに気がついた。ということで本日の晩飯は決定。持つべき者は北海道出身のネットの人である。ありがたいことだ。

  かみさんが帰ってきてからテレビを見つつ白ワインを飲んでいたら、一本開けたところで見事に撃沈。うーむ、なんだかテンションの低い一日だった。


02月25日(金)
  鏡をのぞくと疲れた顔をした男がそこにいた。そういえばもう三日ほど髭をそっていない。俺はどちらかというと体毛が薄い方で、髭もかなり薄い。薄いということはしかし、密度が薄い分中途半端に伸びると、口元や上唇の両脇に申し訳程度にポチポチと生えた髭が、なにかこういやに貧相な雰囲気を醸し出すのだ。とは言え「定説」でパクられた高橋何某やドラゴンボールの亀仙人(例えが古いな)のようにいわゆる仙人髭のようにまでは伸ばしたいとは思わないし、長嶋茂男や保毛田ほも男(漢字失念:また古い)みたいに青々としているのも嫌だけれど、せめてもう少し密度濃くワイルドな感じにはならないものかと思うのである。ああ、無精ひげが似合う男になりたい。

  なんてことを考えながら、周囲に誰もいないことを見計らって、「うーん、マンダム」なんてベタなセリフを吐きつつ再び鏡をのぞくと、鼻の穴から先っちょをのぞかせる一筋の剛毛を発見。鼻の無精毛。いわゆる鼻毛。はっとして思わず鼻に手をやる。があぁっ、いったいいつから俺は鼻毛がコンニチワしていたんだ。今朝からか、昨日の夜からか。そういえば今朝寄ったコンビニでレジのねいちゃんが俺の顔を見てクスリと笑っていた気がしたが、それはもしかしてこの鼻毛が原因か。儚げな恥じらいの微笑みを俺に見せ、よもやこの娘、俺に気があるななどと一瞬の妄想の後、いや待てそんなに世の中甘くはない。人目会ったその日から、恋の花咲くこともあるなんてえのは「目方でドン」の世界だけだ。あ、いや、「パンチdeデート」だったか。しかしそれなら何故俺に微笑むか娘さんよ。どうして頬を染めるか娘さん。そんな俺の疑問を一気に氷解させたチョロ鼻毛。そうかそうだったのかチョビ鼻毛よ。ありがとう鼻毛。ダンケシェーン鼻毛。
  なんて言ってる場合か。ちきしょー。こうなったら鼻毛の似合う男日本一になってやる。って、そんなもんなってどうするというのだ俺は。目指せバカボンパパ。目指すなって。


02月24日(木)
  今日もまた寒かった。風がないだけまだマシだが、外を歩いていると冷気が頬を刺す。外を歩く時間なんて一日のうちほんの僅かな俺がこんなことを言っても全然説得力がないが、例え少しの時間であっても寒いものは寒い。いやしかし、年を取る毎に寒さに対する耐性がどんどん低くなっているような気がする。いくらなんでも以前はもう少し堪え性があったよなあ。高校生の頃はどんなに寒い冬の日でも自転車に乗って学校まで通っていたのに。今となってはそんなこと自分でも信じられない。もっともあの頃は今以上に妄想野郎だったから、無駄に自己発熱していたおかげで寒さを感じなかったのかも。で、どういう妄想かって?それは私だけの秘密だ。って、いやそんな大層なものじゃないんですよ。男子高校生が抱く妄想と言えば、ほれ、もうあれしか…。

  昨日ロサンゼルスにてグラミー賞の授賞式が行われ、御年五十二歳になるベテラン・ギタリストのカルロス・サンタナが、最優秀アルバム賞、最優秀レコード賞など主要九部門を独占的に制する快挙を成し遂げたそうだ。受賞結果はここで参照できる。このうち最優秀楽曲賞は作詞・作曲家に与えられるもので、これを除いた八部門受賞は、これまで最多だったマイケル・ジャクソン(「スリラー」の頃ですな)とタイ記録。凄い。
  まあそれもこれも日本でも郷ひろみが妙ちくりんなカバーをしたリッキー・マーティンを始めとする、最近世界的なムーブメントになっているラテン系音楽の興隆にのった形になったわけだが、サンタナぐらいの実力者になれば世間的な波に乗りさえすればグラミー独占も当然と言えば当然か。なんて偉そうなことを書いている俺だが、実は全然サンタナには詳しくなかったりするのである。もちろん代表曲の「Black Magic Woman」(一時期缶コーヒーのCMで使われた)ぐらいは知っているし、特に名曲「哀愁のヨーロッパ」なんてギターで弾けるぐらいだ。ほんのさわりだけど。それにしてもサンタナって稲川淳二に似ていると思うがどうだろうか。ヒゲだけですかそうですか。

  ちなみに「Hard Rock Performance部門」にはMETALLICA(「Whiskey In The Jar」で受賞)、「Metal Performance部門」はBlack Sabbathがそれぞれ受賞している。なんか可もなし不可もなしってところか。この辺はいかにもグラミーって感じ。


02月23日(水)
  いつの間にか最近はかなり日も長くなってきたのである。夕方、喫煙所の窓から外を眺めつつボーっとタバコを吸っていることが多いのだが、だんだんと日暮れが遅くなってくるのがよくわかる。一月中は十七時半ぐらいにはすでに真っ暗だったのに、今の時期はまだ明るい。そろそろ春だろうか。そういえばあと一ヶ月もしたら春分だもんなあ。なんて考えながら天気予報を見ると、天気図上はまだまだ冬型の気圧配置まっ盛り。だがyahoo!の花粉予報によると、そろそろ花粉が飛散しつつあるようだ。春は遠いが花粉は近い。

  今年の春といえば、何はなくてもPlayStation2である。いよいよ発売まであと十日あまり。Webでの予約にまつわる大騒ぎが一般誌やTVニュースなどでも取り上げられるなど、コアなゲーマー、ライトゲームユーザ層はもちろん、一般世間的な関心も日ごとにヒートアップしている感がある。Webやメーリングリストなどのネット上でも話題が盛り上がってきた。
  だがどうしてもはじめに語られるのは、(俺が覗いているのがそういう技術関連のところが多いということもあるが)その驚異的ともいえる描画性能や演算能力など、テクノロジ方面に関してである。それに対して過剰気味ともいえる期待を寄せる声があがる一方で、「あまりに高過ぎるハード能力に意味があるのか」と疑問を呈する声もある。

  が、しかしソニー・コンピュータ・エンタテインメント(SCEI)の目指しているところは、そうした性能がどうのという話題はどうでもいいのであろう。例えばTVや(固定)電話である。大抵の家庭ではこれらの機器があることはあたりまえで、自宅のTVがどこのメーカーの何という機種かなんてことを特別意識することはない(マニアはあるかもしれない)。中に入っているCPUが何MHzで動いていてグラフィックチップはバスが何bit幅で帯域幅が何Gバイト/秒である、なぞ誰も考えたことすらないだろう。家に帰ってきてTVのスイッチを入れれば、とりあえず何かの番組がやっている。電話機を見ると留守電の着信が入っている。要はどのTV番組が面白いか、電話を使って知人友人とどんな会話をするか。どこの家にもあって当たり前で、特別に欲しいと考える必要がないほどの存在。SCEIが家庭用プラットフォームとして狙っているのは、そういう状況なのである。

  どこの家庭にも安定的な電力が日夜たがわず供給され、電気釜のプラグをコンセントに差し込めばスイッチ一つでホカホカの御飯を勝手に炊いてくれる。冷蔵庫は文句も言わずに黙々と食品を冷やし続け、あたりが暗くなっても照明をつければ部屋の中は煌煌と明るいし、暑い夏でもエアコンを入れればペンギンだって踊り出す。PCを立ち上げてネットに繋げば地球の裏にも瞬時にアクセス可能だ。家にいながらにして惑星探査機からのライブ中継で火星の生の風景だって見ることが出来る。よく考えれば凄いことだが、そんなのは今や当たり前。別段驚くほどでもない。それを支える驚くべき技術の蓄積を、滅多に意識することもない。ごく近い将来、PlayStation2もそれらのうちの一つとしてさりげない存在になるのだろうか。

  とまあそんなことはどうでもいいから、早く「BIOHAZARD」の新作をPlayStation2で出してくださいカプコンさん。今日も結局そういう結論か私は。


02月22日(火)
  昨日湯気が出るほど踏ん張ったおかげで、ようやく一山超えたのである。ああ、踏ん張るって言っても、別に便秘対策として丹田に気を溜めたわけではないって、そんなこといちいち書かなくても分かりますか。はいそうです。仕事のことです。疲れているのかボケもゆるいですね、なんて書くとじゃあいつも切れ味鋭いボケをかましているのかお前はと問われると大変困る私だが、何もそんな強い口調で問い詰めなくてもいいだろうと逆に問いたい。とにかくいつも謙虚な私、大きなことはできまへん小さなこともできまへんだからそういうボケがゆるいと言っているのだよ読者の皆さんはいやその話はまた今度ゆっくり時間を作ってですね今はともかく丹田の話ですよ丹田おや都合が悪くなると話の流れを変えるのは感心できんないや感心できるかどうかはおいておいてですねとにかく丹田のことを言及したいわけでところで丹田ってどこのことなんすかお前自分で書いといてそんなことも知らんのかアホかおのれはアホですかアホって言いましたねあんたアホ言う奴がアホって昔幼稚園で習わんかったですか何を言っとるんだこのアホはアホにアホゆうてなにが悪いかおうコラ貴様ぁ表に出やがれ上等じゃあ返り討ちにしたるわそりゃあ俺様の黄金の右ストレートを食らいやがれゲフウいきなり下っ腹にパンチかい卑怯だぞ喧嘩に卑怯もクソもあるかそりゃあもう一発こんどは左フックじゃゴホゲホこりゃ効いたウググ痛くてたまらんところでもしかしてこのパンチがめり込んだ辺りが、丹田?

  ということで、教養講座「人体のツボ」シリーズ、明日は肩凝りに効くツボ「肩井」の予定。


02月21日(月)
  普段は比較的時間制約の緩やかな仕事(というとかなり語弊はあるが)をしているのだけど、明日までに、というか正確には今日中にどうしてもやらなければならないことがあって、先週末から猛スパートをかけた私。しかしあれやこれやで想像以上にてこずり、今日は久々に日付が変わるまで会社で仕事である。まあここ半年ほどはほぼ毎日二十三時か深夜零時近くまで残業しているから、それから一時間や二時間多く働いたからって時間的には大差はないのだが、しかし日付が変わってからの超過分はいきなり体に「くる」のである。さらに言うと「肩」だ。そりゃまあ日がな一日、朝から晩まで十数時間連続でキータイプしたりモニタを見つめていたりすれば肩の一つぐらい凝ろうというものだが、それにしたってこの凝りようは半端じゃない。まさに鉄板。強化装甲型モビルスーツ状態。今ならライトサーベルで叩かれても俺の体はビクともせんわ、ふん、ザクとは違うのだよザクとは、ってもうガンダムネタはやめなさい。
  またせんねん灸(ニンニク臭)の出番かな、こりゃ。

  ということで、今日はおしまい。


02月20日(日)
  昨晩は結構な酒量だったような気がするのだが、意外にも体に酒が残っている気配はない。俺の弱点であるワインもずいぶん飲んだのに。これはきっと一緒に食べたアンコウのおかげに違いない。そう言えば以前何かの学会誌(「Nature」か「Cell」だと思う)に、「アンコウの皮下層ゼラチン質に含まれているγ-ケラプトンには、肝機能促進と二日酔い抑制効果がある」とかいう学説が掲載されていたのを読んだ記憶がある。すいません、ないよそんなの。なんだγ-ケラプトンって。まあそれはともかく、やはりきちんと食べながら飲んだのが良かったのだろうな。ううむ、いつもは食わずに飲んでばかりいるから胃が荒れるのだ。

  昨日の天気予報では夜半から大雪になるということだったが、今日は朝から冷たい雨である。その雨の中を、非常にタイトな状況にある仕事諸々を片付けるべく、今日も休日出勤。さすがに日曜日だと他に出勤している人は誰もいない。ポツネンとしてなんだか寂しいのでフロアの照明を全部つけたりして。じゃん。電気を大切にね。って、そんなの俺の知ったことか。

  そういえば今日はスペースシャトル・エンデバー号を見ようと思っていたのだった。だが夕方まで雨が続いた為、結局見られずじまいだった。残念至極。明日晴れてたら会社で空を見上げてみよう。


02月19日(土)
  本当は今日は休日出勤するつもりだったのだが、ちょいと断念。というのも、夕方よりたいしさんくろひょうさんが我が家にやって来るのである。たいしさんとは先月行ってきたのSteve Vaiコンサートのチケット代金を払いがてら、じゃあどうせなら家で飯でも食いませんか、ということになったのだが、そのついでにというわけでもないが、家も近いことだしくろひょうさんも誘ってみたのだ。ということで、食料品の買出しと大掃除で会社なんか行っている場合ではないのである。

  まずは食材の買出しに車で「ららぽーと」へ。「サブウェイ」で朝飯兼用の昼飯を食べた後、さっそく「コウズ」内の食料品売り場を目指す。カートをガラガラ押しながら今日のメニューをあれこれ考えてみる。パエリア、ナシゴレンの御飯系、あるいはすき焼き、焼肉の肉もの系などいろいろ考えてみたが、二人とも一人暮しだからきっと家庭料理には飢えていることだろうという勝手な判断で、メインは鍋に決定。やたら寒いこの頃、季節がらにもマッチするだろう。と決まれば具を何にするかである。水炊き、タラちり、鴨鍋、ううむ迷う。なんて考えながらさらに売り場をうろついてみると、魚売り場でアンコウのパックを発見。ぷりぷりとした白身の山の中心に、小さいながらもあん肝も同梱されている。おおっ、アンコウ。突如として去年茨城県ひたちなか市大洗井港で食ったアンコウ鍋の記憶がフラッシュバックする私だ。これだ。これしかない。方針が決定したら残りの細かい食材を買い込み帰宅。三時間かけて大掃除をし、万全の体制でお二人の来訪を待つ。

  十九時に最寄駅で待ち合わせして、さっそく鍋の開始だ。家に誰かが来た時の定番料理である煮豚を肴にビールをあけつつ、海老、蟹、ねぎその他野菜などなどをグリルパンに次々と落としていく。鳥のひき肉を丸めた鳥団子を煮込んだら、ついにアンコウの登場である。少し骨が多いが、白身のあっさりとした味はポン酢タレに良くあうのである。ううむ、そういえば日本酒を買おうと思って忘れていた。きっとアンコウにはピリッと辛口の八海山あたりが合いそうだ。次ぎにやるときは忘れないようにしよう。ビールからワインに切り替えつつ、最後は残り汁に御飯を加えてのおじや。いやいや、やはり寒い時には鍋に限るのである。

  たいしさんからは六花亭のマルセイバターサンド、夕張メロンハイチュウなどの北海道土産を頂いた。「きなこねじり」ってはじめて見たけど、これってやっぱり北海道だけだよなあ。くろひょうさんからは名物「やきそば弁当」を貰ってしまったり。会社で夜食に食おう。さらにくろひょうさん経由でrindaさんからN.Y.土産の「I LOVE(ハートマーク)N.Y.」Tシャツを。涙なくしては語れないナイスなお土産である。いったいいつ着れというのか。
  ということで、アンコウを食ったりいっぱいお土産をもらったり、それは幸せな一日でした。掃除はとっても疲れましたが。


02月18日(金)
  官公庁のWebサイトがクラッカーの手によってクラッキングされる事件が相次いだのは記憶に新しいが、警視庁はそうしたハイテク系サーバーテロに対応するための専門家による対策チーム「サイバーフォース」を設置すると発表した。ううむ、サイバーフォースですか。なんかもういかにもというか、あまりにベタなネーミングである。そりゃまあ例えばありがちな「ハッカー対策室」なんてのよりはマシと言えばマシだけれども。

  低く唸りを上げるマシンが立ち並び、ハイテクな香り漂う室内。あるものは険しい形相でモニタ画面を注視し、あるものは黙々とキーを打ち込む。ネット世界の正義と秩序を守るため、彼らはこうして昼夜を問わずネットの大海に目を光らせているのだ。
  その時、静寂を破って鳴り響く鋭い警報音。

  「長官、文部省及び厚生省のWebサイトに何者かが不正侵入した模様ですっ!」
  「なにいっ。どこからだっ?」
  「恐らく、どこかの学校施設を踏み台にしたと思われ…。ああっ、ファイヤウォールが突破されましたっ!」
  「ちいっ。一刻を争うぞ。サイバーフォース、直ちに出動だっ」
  「ラジャー!」
 (ワンダバダ ワンダバダ ワンダバダ…<出動時BGM)

 さしずめ悪のクラッカー組織と戦う戦士、「電脳刑事サイバー☆フォース」といったところか。ううむ、まるで安っぽい特撮番組である。こうして現実世界はゆっくりと、チープなサイバーパンクの世界とシンクロナイズしていくのだろうか、って、ああっ、いやこれはあくまで冗談ですからね、サイバーフォースのみなさん。中傷の罪で俺をパクっても一銭の価値もないですってば。本当は応援してますって。


02月17日(木)
  先週末辺りからずっと続いていた寒波もようやく峠を越すそうだ。寒いのが苦手な俺としてはありがたいことである。まあ、ろくに表には出ないから寒かろうがなんだろうがあんまり関係無いと言えばないのだけど。どうせ寒さが緩むのならこのまま春になってくれないだろうか、ってそれは無理ですかそうですか。

  まゆちゃんが本日ついにTVデヴューを果たしたらしい。TBS系列で平日の昼間に放送されている「ジャスト」というワイドショー系の番組の中で、主婦や女子高生、OLなどの各年代の人に「好きな芸能人は誰?」かを聞くという企画ものコーナーがあったのだが、そこでまゆちゃんが「幼稚園年少児童」としてコメントしたのだ。取材自体は今週の初めに行ったそうで、その時はオンエアされるかどうか分からなかったらしいのだが、めでたく採用となったわけだ。ううむ、全国の並み居る幼稚園児の代表である。すごいぞ、まゆちゃん。
  もちろん俺は昼間は会社にいたので生で本放送を見たわけではなく、しかも現在我が家のビデオデッキが故障中(知り合いに録画をお願いしておいた)なので、まゆちゃんが一体どういうように映ったのか、そもそも本当にオンエアされたのか分からなかったのだけど、今日の夜にまゆちゃんから直接報告の電話がかかってきて判明したという按配だ。
  で、まゆちゃんが最近お気に入りの芸能人は「モーニング娘。」。と単に答えるだけでは満足しないまゆちゃんは、「LOVEマシーン」のサビを振り付きで歌い、それが本放送でもバッチリ放送されたそうだ。なんだかもう、まゆちゃん特有のへらへらした踊りが目に浮かぶようで笑ってしまう。早くビデオを見てみたいものだ。

  それにしても全国放送である。モーニング娘。をプロデュースしているつんく氏が放送を見たやもしれない。とにかくメンバーの出入りが激しいモーニング娘。である。次期メンバーにまゆちゃんが選ばれる日も近いな。


02月16日(水)
  今日も寒し。微妙に暖かい今年の冬にすっかり馴れきった身には、ここ数日の寒さが体に染みる。そう言えば「猫はコタツで丸くなる」とどこかの歌の歌詞にあったような気がするが、猫って本当にコタツ入るんだろうか。とふと思って猫飼育歴の長いかみさんに聞いてみたら、入るとのこと。本当だったのか。まあ猫ならずともこういう寒い日は家の中、ホットカーペットの上で寝転がっているのが一番だ。

  またまたスペースシャトルの話。シャトルに搭乗しているクルー達はミッション期間中毎日、NASAが用意した音楽で目覚めるのが通例となっている。ウェイクアップコールと呼ばれるこの恒例の儀式はもちろん今回も続けられており、曲はクルーにちなんだものが選ばれているそうだ。ここに今回のミッションで使用された曲の一覧があるのだが、眺めてみるとなかなか興味深い選曲になっている。フランク・シナトラの"New York, New York" や、Golden Earringの"Radar Love"なんてスタンダード系はいかにもアメリカ人といった趣だし、REO Speedwagonの"Time for Me to Fly"なんてちょっとベタ過ぎる気がしないでもないがなかなかセンスある選曲である。Robert Palmerの"Some Guys Have All The Luck"やAlan Parsons Projectの"Eye in the Sky"あたりは実に渋いぞ。これらの曲がそれぞれどのクルーにちなんでいるのか、想像してみるのも面白い。

  で、今回は日本人の毛利さんが搭乗していることもあってか、四日目のウェイクアップコールに選ばれた曲はゴダイゴの"Journey to the Stars"。「銀河鉄道999」のテーマソングとして使われたこの曲が、本当に宇宙空間で鳴り響いていると思うと、実に痛快である。


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