みくだり日記    2000年04月後半
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04月30日(日)
  友人達が泊りがけで家に来ていたものの、連日の働き詰めで疲れきった俺。昨晩は先に座を辞して休ませてもらおうと思っていたのだが、夜になってもあまり眠くならず、なんだかんだ話し込んだり足裏マッサージをやってもらったり(プロの足裏マッサージスト(名称失念)がいるのだ)で結局寝たのは朝の五時である。徹夜で働いていたときとさほど変わらない生活サイクルだ。普段も寝るのはかなり遅いのだけど、俺の体内時計はここ一週間でさらに遅い方向へと針を進めてしまったようだ。

  当然ながら昼間の早い時間は眠くてたまらず、昼前にごそごそと起きだして飯を食ってから二度寝。日本にいながらにして時差ぼけ状態みたいなもんである。まあここのところほとんど寝ていなかったから体が睡眠を欲しているのだろうけど、体に刷り込まれてしまった慣習はなかなか元に戻るもんじゃないからなあ。明後日からちゃんと朝起きて会社に行けるか心配だ。ま、眠くてしょうがなかったら休んじゃおっと。いいのかそんなんで。

  明日は秋葉原でちょっとだけ物欲を昇華させる予定。雨が降らなきゃいいけど。


04月29日(土)
  嵐のように過ぎ去った怒涛の徹夜週間がようやく終了し、気がつくといつの間にか四月も終わりである。それにしても今月は我ながらよく働いた。連日の深夜残業や休日出勤、おまけに徹夜を三回やったもんだから、休日出勤を含んだ今月の総残業時間は約百五十時間だった。俺を雇用する会社の一日の定時勤務時間は七時間二十分だから一ヶ月でだいたい百四十時間強として、時間的には人の倍働いたことになる。もっとも倍の成果が得られたかと言うとなんとも言えないが。まあなんにせよさすがにハードだったな。

  とにもかくにも四月が終わりつつあり、今日からゴールデンウィークに突入である。今年の連休はカレンダーの都合から九連休となるところが三割ほどあるそうだが、俺を雇用する会社も今日から五月七日の日曜日まで、まさに九連休の大型連休。会社勤め生活をしていると、これほど長い休みを公式に取ることが出来るのは夏休みと正月休み、そしてこのゴールデンウィークぐらいなものだろう。あとは結婚した時の新婚休暇かリフレッシュ休暇か。残念ながら俺を雇用する会社にはリフレッシュ休暇という制度はないけど。
  そういうことで、何はともかくゴールデンウィークである。黄金週間である。九連休である。ばんざーい。やっと休みだー。って、俺はほとんど出勤だから全然関係ないんだけども。

  今週何度も徹夜したおかげでそれなりに進んだは進んだのだが、今手がけている仕事はそれでもまだまだ終わりにはほど遠い。大きな山やら谷やらはだいたい超えたものの、全てが終了するまでにはおそらく連休明け、五月の中旬ぐらいまではかかると思われる。多分もう徹夜をするほど切羽詰まった状況にはならないと思う(思いたい)が、俺に出来ることはとにかく一つ一つタスクをつぶしていくしか他に道はない。なにせ物を創りあげていくには時間がかかるのだ。まだまだ先は長い。

  今日は朝から出勤。いくつかの仕事をこなした後、夜に早めにあがって友人達を家に招いてのカレーパーティーである。辛さやテイストの違う三種類のカレーを食いながらビールとワインをあおる。なんだか久しぶりにまともな飯を食ったような気がする。

  明日からニ連休。やっと休みだ。


04月28日(金)
  業務多忙につき、さらに一回休み。パス残り九回。午前二時帰宅。
04月27日(木)
  業務多忙につき、またまた一回休み。パス残り十回に変更。徹夜三日目。
04月26日(水)
  というわけで二日連続に渡り徹夜で仕事だったのである。まあ先週の終わりぐらいからこういうことになる予兆はあったのだが、せいぜい一日ぐらいだろうとは思っていた。しかし月曜夜の段階で予定していたタスクが全然こなせず。結局二日泊をはさんで正味三日間、会社で過ごす羽目になってしまった。うーむ、まさかここまでになるとはなあ。
  しかし一日ぐらいならなんとかなると思って、着替えも何も用意していかなかったのは失敗だった。実は会社から歩いてすぐそばにいわゆる「スーパー銭湯」系のデカイ風呂屋があるので、徹夜で汚れた体を風呂で洗ってさっぱり出来たのは助かったのだけど、これで着替えがあれば完璧だったのに。まあ風呂に入れただけでも御の字ではあるが。

  それにしても一日ぐらいの徹夜だったら別にどうということはないが、さすがに徹夜二日を挟んで六十時間近くぶっ通しで仕事をするのはちょっときつい。不眠不休の緊張状態で常に脳内にアドレナリンが充満していたからか頭の方は三日間通して割合よく回ったけれど、やはりしだいに体の方がついていかなくなる。今日の午後あたりはさすがにちょっとだるかった。まあやれと言われればあと二日ぐらいだったらなんとかなるかな。やらないけど。

  そういうことで、以下にこの三日間の結果その他を。

  ・成果、拾得物

  ・遺失物
  さてと。明日朝出社して、再び家に帰ってくるのはいつだろうか。多分木曜、金曜と再び徹夜になるだろうから、そうなると土曜日の夜か。二日分の着替えを持っていかなきゃ。
04月25日(火)
  業務多忙につき再び一回休み。パス残り一回。徹夜二日目。
04月24日(月)
  業務多忙につき一回休み。パス残り二回。徹夜一日目。
04月23日(日)
  本当は朝から休日出勤するつもりだったが、案の定起きられやしない。やはり昨日の「礼服でアキバ」が効いたか妙に体がだるいのである。ううっ、今日はもうこのまま休んじゃおうかな、と一瞬考えたが、残ったタスクの量を鑑みるとそんなことは言っていられない。なんとか昼前に布団から這い出し、会社へ向かう。ううむ、妙に生暖かくいい天気だが風が強いな今日は。それにしてもだるい。

  会社に着くと、すでに同じフロアだけでも十人ほどが出社していた。まったくみんな、日曜日だってのにご苦労なことである。まあ今はそんなことも言っていられない状態なのだ。そう言えば例の中国系アメリカ人エンジニアの「黄さん」も今日は会社に来ていた。彼が設計を担当した回路の動作が一部おかしく、どうにも原因が今一つ掴めないとかなりお悩みのご様子。聞くところによると昨日も出社して夜遅くまで頑張っていたそうだ。ううむ、心なしか顔がだいぶやつれているような。

  俺の設計担当したブロックは、回路設計及び論理動作確認はあらかた終了している。紆余曲折というかずっと曲がりっぱなしだったような気がするが、ようやくここまでこぎつけたのだ。あとは一部の未確認部分の検証を残すのみである。あともう少し。ゴールは近い。よし、一気にラストスパートだっ。

  …のはずだったのだが、その残りの部分の検証を行っている時に、かなりキツイ不具合を発見してしまった。ある回路ブロックのキモとなる部分のさらに根幹的なロジック系が、通常時は正常に動作しているのだが、ある条件下で特異な入力パターンを食わせると、とたんに発狂して意図しない動作を始めてしまうのである。原因はすぐにわかったのだが、しかし基本的なロジック部分だけに下手にいじると大工事になってしまうし、そんなことをやっている時間もない。かと言って付け焼刃的な対策は通用しそうもはないしなあ。これは困った。
  ううっ、これはまずい。非常にまずいのである。ハマダさん最大のピーンチッ!って言ってる場合か。


04月22日(土)
  今日は職場の後輩の結婚式である。昼前に起床してみると良い天気だ。確か二日前の天気予報では雨の予報だったが、良い方にはずれたようだ。近所のマクドナルドで朝飯を食った後、身支度を整えて東銀座の某ホテルへ向かう。

  銀座でだいぶ迷った後にやっと会場に到着ししばらく和んでいると、披露宴の開始である。席に着いてまわりを見渡すと見知った顔が会場中のあちこちにいる。というのも今日結婚式を挙げるカップルはいわゆる社内結婚。なので披露宴に出席するのは、両家の親族や一部の友人関係を除けばほとんどが俺を雇用する会社の人間である。ということで仲人はうちの課の課長なのはもちろんのこと、司会進行役も課の先輩、祝辞を述べる来賓一堂も全員うちの会社の管理職である。まるで会社主催の結婚式のようだが、まあこういうのも気楽な感じでいいものか。

  披露宴は滞りなく終了。今日はこのあと同じホテル内で二次会が開かれるのだが、それまで二時間もあるのだ。下のラウンジで時間をつぶすにはあまりに長過ぎるし、かと言って銀座じゃ俺に行く所はない。ということで、ちょっとそこまで秋葉原に行くことにした。

  ということで土曜日で人がいっぱいの秋葉原を二時間近くブラブラしてきたわけだけど、特に今日は天気が良くて気温も相当上がったから、街行く人は半袖シャツやTシャツの初夏の装いだ。そんな中を礼服の上下姿は案の定浮きまくりである。確かにこんな格好で秋葉原なんて自分でもどうかと思うが、まあこういう機会も滅多にないし。それに今仕事が忙しすぎて、この機会を逃すと次はいつ行けるかわからないのだ。と、もっともらしい理由をつけてみても浮いてることには変わりない。すれ違う人の視線が痛い。

  二次会もやはり出席者はほとんどが会社関係である。和んだ雰囲気のうちに無事終了。会の進行上か、結局俺が書いた新郎の紹介文はあまり使われなかったようだが、まあそれも良し。せっかく夜なべして書き上げたのに。なんて言いっこなしだ。

  久しぶりに礼服を着、革靴を一日中履いていたもんだからか、異常に肩が凝った。体もかなりグロッキー気味である。そりゃあそもそもこんな格好でアキバをフラフラ歩いたからだ、なんて言いっこなしだ。


04月21日(金)
  俺を雇用する会社の俺が通勤している事業所(変な日本語)は、最後に帰宅する人間が鍵閉めをすることが慣例になっている。この建物は基本的には製品を作る生産工場なのだが、作っている機械がそれほど大きいものではなく、生産量も何万という単位で作る民生品とは違うから、建物の規模的にはさほど大きくはない。とは言っても合計三棟の建物の中全てを周り、正面玄関の扉を閉め、最後にスライド式鉄門をガラガラと引いて南京錠をかけてるまでには、それなりの時間と労力を必要とするのである。

  ところで鍵閉め当番と言っても本当に事業所中の全ての扉や窓のチェックまでやっていたら大変である。鍵を閉めるのはいくつかの主要な扉だけであり、さすがにいちいち部屋のガラス窓まで面倒を見るわけではない。建物の中の窓にはセンサーが取り付けられており、何者かが侵入しようとして窓をこじ開けるとセンサーが作動して自動的に警備会社に通報する仕組みになっているのだが、その機能をセットする操作盤が各建物ごとに設置されている。鍵閉め当番はこの操作盤、通称「チェックポイント」を周り、正常に作動することを確認するだけでよい。
  そうした鍵閉め当番の負担を少しでも少なくするために、各棟を最後に出る人間がその棟の窓閉めなどを全てチェックし、警報装置が動作することを確認する取り決めになっている。よって鍵閉め当番の役目は普通、チェックポイントの異常を示すランプが消えていることをチェックするだけで事足りるはずなのだ。だが時折ずぼらな人間がその棟の最後の帰宅者になってしまうこともある。なにせずぼらである。そういう人は窓閉めをきちんと確認しないで帰ってしまうのだ。だから最後の見まわり時に警報装置がちゃんと動いていないことが極まれにあったりする。
  不幸にしてそうした憂き目に遭遇した時は悲惨である。どこ開くとも知らない建物中をウロウロと歩き、どこぞの窓が開いてないか調べまわらなければならないのだ。たいてい夜中である。外は真っ暗である。一人ぽっちである。ずぼら野郎を死ぬほど呪いながら、しんと不気味に静まり返った建物の中を涙目になってさまよい歩く恐怖。怖い。マジで怖い。

  ということで、今日も今日とて深夜の帰宅な俺は、またしても鍵閉め当番だったわけである。今日やろうと思っていた仕事をどうにか終え、身支度を整えてチェックポイントまわりに出かける。人気が完全に消えた真っ暗な建物の中に響くのは、どこかで動作している機械が低く唸る音と、自分の足音だけ。ううっ、早くチェックを済ましてとっとと帰ろう。思わず早足になる俺。
  いくつかのチェックが済み、ようやく最後のチェックポイントまで辿りついた。ここのチェックを済ませて、あとは表玄関の鍵を閉めれば全終了お役御免だ。と思い、終了操作パネルの動作チェック用ボタンを押す。ぷち。あら?動作正常のランプが消えないぞ。そんな。もう一回ぷち。やっぱり消えない。

  ちきしょー。またかよ。ちゃんと戸締りを確認してから帰れよなこのずぼら野郎!と地団駄を踏んでも仕方ない。全部チェックするしかないのである。トボトボとフロアの窓を端からチェックしていく。

  するとどこからともなく何かの音がするのに気がついた。ぎくりとして足が止まる。何だ今のは。なんとなく人の声のような気がしたが、しかしもう会社の中には誰もいないはずである。ううむ、まあ気のせいかと窓チェックを再開したその時、俺は聞いたのである。しくしくしくしく。女がすすり泣くようなか細い音を、確かに俺は聞いたのである。

  ひいいいいいっ。でたーっ。ついに出やがったああっ。血流が瞬時にして停止し、全身に鳥肌がたつ。毛穴という毛穴が全開状態になる。うあああっ、早く、早く逃げなけりゃ。
  しかし足がすくんで動かない。役立たずのくそったれな両膝は、ガクガクと震えるだけで最初の一歩が踏み出せないのである。そんな俺に追い討ちをかけるように暗闇の向こうから微かに聞こえる音。しくしくしくしくしく。いやあああああっ。

  結局のところ、音の正体は幽霊でもなんでもなく、つけっぱなしのパソコンから出ている音だったのだ。ベアリングの潤滑油が切れているのか、パソコンの中に入っているファンのキシキシとした軋み音が、まるで人が泣いているように聞こえたというオチ。幽霊の正体みたり枯れ柳って、頼むからPCの電源ぐらいちゃんと切って帰って。お願い。


04月20日(木)
  先日の部署の飲み会は柏の某飲み屋で執り行われたわけなんだけど、そう言えば聞くところによると 柏って「千葉の渋谷」と呼ばれているらしい。と、何かの本に書いてあったのを読んだ記憶がある。

  千葉の渋谷。

  おそらくそれはきっと本家に倣い、若者が集い、若者文化が花開く街、みたいなニュアンスでの呼称 なのだろうが、地方都市のJR駅前商店街にありがちな「なんとか銀座」を彷彿とさせ、逆に寒々しいと いうかイタイというか。なにせ「千葉なのに渋谷」という設定の時点ですでに敗北していると思う。誰に、 ってわけではないが。
  ちなみに柏の隣の松戸は「千葉の六本木」と呼ばれているそうだ。言うに事欠いてそこまでやるか。もはや正気の沙汰とは到底思えない。

  で、柏である。千葉の渋谷なのかどうかはともかくとして、確かに街行く人の割合として若者の率が 多いような気がする。どうしてだろうか。柏の駅前には丸井と高島屋、それにそごうがあるぐらいで別にこれといって若者が集まってくるようなものは取りたててないような気がするのだが、何故か多いのだ若者が。駅の周辺には何某高校と何とか大学があるらしいけれどそこの学生なんだろうか。その割りには制服姿の高校生よりも、私服率の方が多いようにも思うが。

  その若者の間では最近キックボードというものが流行っているらしい。確かもう少しタイヤの大きいものは「スクート」(詳細失念)といって何かの雑誌で紹介されていた気がするが、こちらは純粋なスポーツの一種で、アメリカかどこかではそれなりに競技人口も入るらしく大会なども開かれているようだが、キックボードの方はこれは単なるファッションの一部だろう。だってどう考えたってあんなもの、スピード競争とか曲乗りに挑戦とかいう類のものではない。
  しかしそういうファッションの一アイテムのはずなのに、乗っている姿勢がえらくかっこ悪いのはいかがなものか。片足で地面を蹴り、その反動で前進していくのはまあいいとして、問題は水平移動中である。脚をぴたっと揃え板から突き出したハンドルを両手で握るその姿は日光猿軍団もかくやといった井出達だ。それにどことなくオカマっぽい。俺はキックボードでスイ〜っと移動しているやつを見ると、猿になった藤井隆かおすぎとピーコが無理やり仕込まれた芸を披露しているところを連想してしまって笑いをかみ殺すのに必死になってしまう。そういえば飲み会があった日も二次会を終えて外に出たら、ちょうど何人かの野郎が隊列を組んでキックボードで移動しているところに出くわして大笑いしてしまった。

  まあしかし揃いも揃ってちまちまちまちま。ちょっと地面を蹴ってはスイ〜。ちょっと蹴ってはスイ〜。
  まったく、男だったらホッピングにしろホッピングに。


04月19日(水)
  そういうことで昨日は久しぶりに職場の飲み会だったわけである。うちの職場の場合、会社の場所柄、車通勤者の割合が高く(つまりそれだけ辺鄙なところにあるということ)、会社帰りに集まってちょっと一杯なんてことは滅多にというか皆無に近い。まあ最近は特に忙しすぎて飲んでる暇なんかないというのが正直なところだけれども、一般的な職場に比べれば飲み会の数はかなり少ないと思う。昨日のように改まって飲み会を開催するときは、たいてい部署から誰かが新しく入ってくる時か、他の部署に異動して出て行く時かだ。割合にすれば出ていく時の方が多いような気がするが。

  一次会、二次会がつつがなく終了したあと、後輩が「おもしろいゲームがあるので是非行きましょう」と言うので何人かで連れ立ってゲームセンターへ行ったのである。ここのところゲームと言えばPlayStationな俺。ゲーセンはとんとご無沙汰だったから、最近のアーケードものはすっかり疎くなっていて今何が流行っているのかなんて全然知らない。ちょっと前に「ギターマニア」と「ドラムマニア」を触りに行ったぐらいか。

  で、そのおもしろいゲームとはこれ、「サンバ DE アミーゴ」。ひたすら陽気で頭の悪そうなラテン系の音楽に合わせて、画面に表示されたマークに従い「マラカス型コントローラ」をひたすら振りまくるゲームである。最近のラテン系ミュージックブームと、「ダンスダンスレボリューション」系のいわゆる「音ゲー」ムーブメントが合体したものか。ううむ、こんなのがあるとは全然知らなかった。

  ということで早速やってみたのだが、いやいや、これがまた結構おもしろい。要するに音に合わせてマラカスをシャカシャカ振っていればいいわけなのだが、マラカスを振らせるタイミングが絶妙というか、リズムに乗りつつ左右の手が適度に交差したり上下に行ったりしてマラカス奏者気分が十分に味わえる。まるでオルケスタ・デル・ソルである。トリオロス・アミーゴスである。パンチョ伊東である(←ちょっと違う)。
  それと自分がやってもおもしろいが、人がプレイしているのを後から見ているのもまた楽しい。マラカスをブンブン振りまわす姿が実にバカっぽく見えるのだ。くだならい。くだらないがおもしろい。正にバカゲーである。

  よし、今度はシラフの時に挑戦だ!って、酒でも入ってなきゃ恥ずかしくってやれませんわ。


04月18日(火)
  今日は職場の飲み会。食って飲んで踊って(?)帰宅後、玉砕。
  ということで一回休みであります。パスは三回まで。
04月17日(月)
  桜はもうすっかり散って葉桜になった。かわって咲いてるのは菜の花。淡いピンク色の世界になれた目には、葉桜の緑と菜の花の黄色の強いコントラストが実に眩しく感じる。いつの間にか季節は早春を通り越していく。

  いつものように深夜に仕事を終え、車で帰宅途中に家のすぐそばまでさしかかったら、道路の端から赤い発色警棒(正式名失念)をもった人影が突然現われた。検問である。なんでまたこんなところで。この道はかれこれ三年ほど毎日通っているが、幹線道路でもないこんな辺鄙な場所で検問なんかやっているのは初めてだ。
  ほれほれ、端っこに寄らんかい、と赤色警棒をブンブン振り回す警官の指示に素直に従って、車を道路脇に寄せて停車。アグレッシヴな警棒の動きから血気盛んな機動隊上がりの若造を想像してしまったが、近寄ってきたのは背中に「来月定年」と貼り紙がしてあるような相当年季の入った老警官だった。

  「検問ですー」
  はいはい、見ればわかるって。

  「飲酒運転のチェック中なんですけどね、御協力をお願いしますわー」
  イヤです。断固拒否します。誰が貴様の指図なぞ受け

  「じゃ、息を吹きかけてー」
  って、おい、人の話を聞けよ。心の中で思っただけだが。

  「はい、どうぞー」
  ちなみに今日の晩飯、レバニラ炒め定食だったんだけど、それでもいいんだな?

  「どうしたの?はいどうぞー」
  ホントに、ホントにいいんだな?後悔しても知らんぞ。

  「はいお願いしますー」
  うむ。そこまで言うなら構うまい。ではいくぞ。げ〜は〜

  「うっ」
  ほーれ見たことか。俺は忠告したぞしたんだからな。それでも嗅ぎたいっていったのはあんたなんだからな。

  「…あんた、もしや…」
  いやね、だからレバニラっすよレバニラ。だってしょうがないじゃん。食いたかったんだから。

  「…あんた、酒飲んでるでしょ?

  飲んでないって。レバニラだって。なんだかもう、いろんな匂いを嗅ぎすぎてわけわかんなくなってるでしょ、あんた。

  しかし仕事とは言え、夜の夜中に他人の口臭を嗅ぎ続けるなんて。俺には到底できっこないな。


04月16日(日)
  PlayStation2、軍事転用の恐れだって。PS2の強力な演算性能が「外為法上の『通常兵器関連汎用品』に該当」する、つまりは兵器の輸出規制にひっかかるからだとのことだが、そんなもの昨年の仕様公開当時からわかっていたはずなのに、なんでいまさらこんな話が出てくるんだろうか。そりゃミサイルをぶち込まれるのはゲームの中だけにしてもらいたいものだが。

  今日も休日出勤。次の休みはいつだろう。

  夜、かみさんの友人から電話。彼女は昨年パソコンを買ったばかりのいわゆる初心者というやつだが、パソコンのつかい方を上手くなりたいという向学心はなかなか旺盛で、仕事のかたわらパソコンスクールに通って勉強している。今日はそのパソコンスクールで宿題に出た「Excel」の例題について、どうにもわからないところがあって俺に電話してきたというわけだ。

  むむっ。「Excel」か。最近あまり使ってないからなあ、なんて言い訳しつつ、こちらも「Excel」を立ち上げて例題の内容や疑問点を聞き説明した。しかしそこはお互いの画面が見えない電話での話。なかなか的確に説明するのは難しいのである。「A2B4のセルをマウスの左ボタンでクリックして、右横下の十字マークを左ボタンを押しながらドラッグ」というところを「マウスでぐわーっと引っ張って」なんてつい言ってしまう。こういう時にリモートで通信相手の画面が覗けるソフトでもあったら。

  関数の使い方やExcelの細かい操作方法などを一通り説明して、すったもんだの末くだんの例題はなんとか完成。やれやれ、じゃ、出来たファイルをセーブして、と言ったら、どう聞き違えたのか「はい、征服ですね」と元気なお答え。ううむ、そりゃまあある意味征服かもしれんけど。

  しかし「征服」って、もしかしたら「Word」か「Excel」、「Internet Explorer」のイースターエッグかなにかで本当にありそうだ。ボタンを押すとビル・ゲイツの顔が画面一杯に表示されたりして。


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