みくだり日記    2000年12月後半
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12月31日(日)
  正月に甥っ子姪っ子達にプレゼントするおもちゃと、その他年末年始の物資を買い込むために車でららぽーとへ。さすが大晦日だけあって大混雑か、とちょっと早めに家を出たものの、駐車場も店内も思ったよりも混んでいない。意外である。そういえば幕張に巨大アウトレットモールが出来て、そちらにずいぶんと客足を取られたと聞くが、この年末もその影響が大なのだろうか。

  プレゼント品を探すべく、ららぽーとに入っているトイザラスをうろちょろ。ららぽーと全体としては客足は少し鈍いが、季節柄、さすがにここはそれなりの人出だ。プラモデルコーナーで子供に「ほら、よく見てみろ。これはこうやって変形するんだぞ」とバルキリーについて熱心に解説するお父さんの姿がちらほら見受けられる。どうでもいいがお父さん、今のガキはマクロスなんて知らんと思うぞ。

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  ということで今年一年、みくだり日記をお読みいただきありがとうございました。来年も淡々と書き続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。

  それではみなさま、よいお年を。


12月30日(土)
  ということで秋葉原で 2.5" の HDD を購入したわけである。さっそく換装と行きたいところだ。しかし、ノート PC を分解して単に HDD を取り替えるだけなら普通のプラスドライバとピンセットさえあれば簡単に作業は出来るのだが、最初から装着されている HDD に比べて新しい HDD はほんの少し厚みが大きいため、それを ノート PC 内部に取り付けるには筐体の一部を加工する必要があるのだ。そのためどうしても特殊な工具がいる。そんなわけで今日は午後から会社へ行ったのだった。

  フロアに入ると思ったより人がいる。うちのソフトウェア部隊が、外注を含めてほぼ全員が出勤しているようだ。聞くと昨日も集金だったそうで、とりあえず今年は今日で切り上げて、新年は三日から仕事始めだそうである。せっぱ詰まった表情で仕事をするその脇で、俺はノート PC の改造なんかやってたり。しかも昨日から十一連休。なんだか申し訳ないような気がしてならないが、まあそれも仕方なし。年が明けたら俺も手伝うから。

  ということで HDD を取り付ける金具の加工にちょっと手間取ったものの作業は概ね順調に進み、約二時間後に作業終了である。行った改造は以下の通り。

  下の左側が VAIO の内部、右が青色 に交換した電源と HDD アクセス LEDだ。ううむ、LED を変えるだけで相当印象が変わるものだ。

VAIO 内部 青い稲妻

  ちなみに定番の HDBENCH Ver 3.22 でベンチマークを取ってみた。結果は以下の通り。
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.22 ★ ★ ★
Processor(改造前)Pentium(MMX) 232.06 [GenuineIntel family 5 model 8 step 1]
Processor(改造後)Pentium(MMX) 265.21MHz [GenuineIntel family 5 model 8 step 1]
解像度800x600 65536色(16Bit)
DisplayNeoMagic MagicGraph 128ZV+
Memory64,616Kbyte
OSWindows 98 4.10 (Build: 1998)
HDC = Intel 82371AB/EB PCI Bus Master IDE Controller
HDC = 標準バス マスタ IDE ハード ディスク コントローラ
HDC = セカンダリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)
A = GENERIC NEC FLOPPY DISK
C = GENERIC IDE DISK TYPE40
  ALL MemR MemW MemRW 矩形 Text BB DD Read Write Drive
改造前 4055 8965 6873 4800 5267 7247 2373 2917 696 40 2 5572 5218 C:20MB
改造後 7692 10243 7855 5010 5267 7868 2393 2950 753 40 2 15091 14311 C:20MB

  今回まったく手を加えていないビデオ性能は特に変わっていないのは当然として、整数演算、浮動小数点演算ともに十数パーセント、ハードディスク性能に至ってはリードでほぼ三倍という大幅な伸びを記録している。さすがにここまでパワーアップすると、その効果は体感でもはっきりわかる。Internet Explorer や NavinYouなど、CPU も HDD もパワーを必要とするアプリケーションなどでは、起動やデータの読み込み速度は明らかに速くなっている。こうしたパフォーマンスアップは、CPU をクロックアップしたことによる効果ももちろんあるが、やはりこれは HDD 性能の向上によるところが大きいだろう。

  マシンが速くなると気になるのは発熱、騒音、そしてバッテリ寿命であるが、発熱はノーマルの時とほとんど変わっていないようだ。HDD の騒音に関しても、回転音、シーク音ともに古いものより明らかに静かになった。IBM の HDD は低騒音で定評があるようだが、今までの HDD がやかましすぎたこともあり、こうまで静かだと逆に本当にアクセスしているのか心配になってくる。まあ青色に変えた アクセス LED がばっちり光っているからアクセスしていることはよくわかるのだが。バッテリ寿命も十パーセントほど短くなっても不思議はないのだが、特に気になるほどには変わっていない。まあもともとバッテリ駆動ではほとんど使用していないので、多少駆動時間が短くなったところで特に問題はない。

  ということで、VAIO ノート PC のパワーアップ作戦は以上のような結果となった。二年落ちの MMX Pentium マシンでも 266MHzと最新のHDD性能をもってすれば、まだまだ第一線モバイル PC でやっていけるだけのパワーを得ることができるのである。アクセスランプの LED も変えて印象もがらっと変わったし、改造は大成功と言っていいだろう。


12月29日(金)
  元々は二年前、仕事でドイツに行ったときに、現地からのメール連絡用と称して(要はどさくさにまぎれてということだ)購入した VAIO 505-R。今でも仕事で外出したり、あるいは旅行に行ったときなど、その軽量性を生かして奮闘してくれているわけである。特に今月購入した Navin'you をインストールしてからというものは、PC カーナビ としてますます稼働率が上がっている。

  だがいかんせん二年前のモデルとあって、最新機種と比べるとその性能は型遅れと言わざるを得ないのが現状であるが、とは言っても出先でメールを書いたり Web を巡回したり、あるいは PC カーナビという用途であるならば、CPU パワー的にはとりあえず今のスペックでもさほど不満はない。そりゃ CPU は速いことに越したことないし、液晶だって SVGA よりも XGA の方が広くて見やすいだろう。ジョグダイヤルやメモリスティックスロットもあれば、それなりに便利なはずだ。しかしそうだからと言って、ほいほいと新機種に買い換えるほど我が家の台所事情は楽ではない。仮に俺自身が買い換えを許しても、我が家の残る若干一名が首を縦に振るわけがない。当分の間は現機種を使い続けることになろう。

  しかしそうなると、困ってくるのが HDD 容量である。デフォルトで内蔵されている HDD は 3.2GB。まあ普通に使う分には困るほど少ない容量ではないのだが、最近は出先の友として PC をジュークボックスマシンとして使うために大量の MP3 ファイルが HDD を浸食しつつあった。それに追い打ちをかけたのが PC カーナビソフトだ。カーナビというだけあって、当然ながら地図データが必要なのだが、これがまたとにかくでかい。まるまる CD-ROM 一枚分の大容量である。なんとかやりくりしてようやく巨大な地図データを HDD に収めたものの、残り容量は一気に二百メガバイトを切るまでになってしまった。このままでは近い将来に HDD の残容量が底をつくのは明かである。

  ということで今日は秋葉原へ行き、ノート PC の換装用 HDD を購入。ついでに以下の小物も買った。

  HDD は値段と容量のバランスを考えて 10GB ものを選択した。事前の調査ではあと千円ほど安く買えるはずだったのだが、残念ながらお目当てのショップは在庫切れ。仕方なくアキバ中を探し回り、最終的に一番安い他店で購入。これだけ容量があれば当分困ることはないだろう。

  ものは揃ったので実作業は明日だ。HDD 換装にはちょっと特殊な工具が必要なので、明日会社で行う予定。


12月28日(木)
  本日は御用納め。御用納めというのは厳密には官公庁役所関係だけに使う言葉らしいが、まあいい、とにかく今年の仕事は今日で終わりだ。

  仕事は早めに片づけて、午後から自主的に大掃除モードに突入。まずは自分のデスク周り、引き出しの中の不要書類やヤバい書類を始末する。不要かどうかいちいち中身を確認しなければならないのでけっこう手間がかかってしまった。しかし不要書類だけで十センチくらいの高さになってしまった。最近は例えばプロジェクト内の書類やら資料やらはファイルサーバから引っ張ってきて、自分の PC の画面上で見られるものは極力プリントアウトしないようにしているのだが、配られる書類がこれだけ多いということである。この書類の厚さを見るにつけ、俺を雇用する会社のペーパーレス化はまだあまり進んでいないという現実を思い知らされる。それにしても人には言えないヤバ目の書類がこんなに手元にあったとは。まあしかし今更どうにもならない。迷った末に全てゴミ箱行きである。今年の汚れは今年のうちに。昔の人は良いことを言う。

  それから PC のディスクの掃除。まずはメールボックスの整理である。受信するメールのうち、職場内やプロジェクト関連、あるいは加入している諸々のメーリングリストからくるメールはメーラのフィルタ機能を使って専用のメールフォルダに自動的に振り分けられるように設定しているからいちいち整理する必要はないのだが、それ以外のフィルタにかからない受信メールが受信ボックス内に相当数たまってしまっている。今年一年にやってきたメールの保存ログ用として専用フォルダを作り、そのなかにこれらのたまったメールを移動するのが年末恒例の作業だ。ついつい昔のフォルダの中をのぞいて、この年の今頃はどんなメールが来ていたのか、なんて見てしまうから余計に時間がかかる。気を取り直してさらにディスク内の整理に取りかかる。ここにもけっこう不要なファイルがあった。どんどん捨てまくったのちに、スキャンディスクとデフラグをかけて終了。机のまわりも PC の中もすっきりである。これで気分良く新年を迎えられるというものだ。

  ということで、明日から年末年始休みである。怠惰な生活を出来るだけ送らないよう、早寝早起きに心がけたい。多分心がけるだけで終わるのは分かり切っているのだけど。


12月27日(水)
  今日あたりが仕事納めという人も多いはずだ。長い人だと新年の八日まで休みだろうか。ちなみに俺を雇用する会社は明日が仕事納めで、新年は五日から営業開始である。だが五日は金曜日なので、その日さえ休んでしまえばその後の土日と成人の日を含めて都合十一連休の長期休暇となる。俺も本当は今年から引きずった諸々が残っているので、新年早々もいろいろやることもあるのだけど、何日か休んだ後に一日だけぽっかり出勤したって能率が上がるわけがない。休むなら休むでいっそのこと連続してどかっと休み、その後すっぱり頭を切り替えて仕事をした方がいいに決まっている。なんてもっともらしいことをほざいているが、ともかく仕事始めの一月五日を休みとし、十一連休の恩恵にあずかる私である。

  ということで、今年の勤務も残すところ明日一日。明後日から年末年始の休みに入るわけだが、この時期に動き回ろうとするとどこも大渋滞だったりして気が滅入る。電車で行けるところは電車で行くのだが、帰りが遅くなるときや電車で行きにくい時には車を使わざるを得ない。今月始めに PC ナビを買ったはいいものの、その後会社と家との往復程度にしか使っていないから、もうちょっと遠出でもして性能を確かめたいということもあって、実は車に乗りたくてうずうずしているのだが、しかし渋滞は勘弁願いたい。

  地方から都市部に来ている人たちは帰省ラッシュが待っていることだろう。最近夏休みなどは休みの分散化が進み、極端な渋滞を生みみくくなっているが、しかし相も変わらず年末年始はずっと混んでいるって感じにもなってしまった。明日以降になると知人の何人かも帰省するはずで、電話もメールも来ない日が正月明けまで続くのが例年のこと。都心は人が減り、逆に幹線道路は大混雑する。なんだかいよいよ年の瀬という感じである。変なところで感じるわけだが。


12月26日(火)
  今日は朝一番から会議である。この会議は、詳しいことは割愛するが、言ってみれば今年の仕事を総括するようなもので、年始から今日までこの席のために苦労してきたと言っても過言ではない。過言ではないのだが、それにしたって朝から始めて延々四時間もやるのはどうかと思う。長すぎ。座りっぱなしでケツが痛い。また毛嚢炎が再発したらどうしてくれるというのだ。

  長い会議がようやく終わり、トイレで用を足しながらふと気づくと、ぼくらっのパンツはやわらかパンツーぱーっぱパンツなどと歌ってしまっているのであった。うおっ、なんだこの歌は。どこかで聞き覚えのある歌詞、ちょっととぼけてファニーなメロディ。スーパーメリーズである。「新開発うんちロックギャザー」がついた乳幼児用オムツの CM ソングである。なんでこんな歌を突然ハミングしだすのだ俺は。

  しかしどこでこんな歌を耳にしたのかと記憶をたどってみると、そういえば毎朝朝飯を食いながら斜め見しているワイドショーで、決まってスーパーメリーズの CM が流れていたような気がするのだった。オムツを履いた小さなお子がわらわらと走り回るやつ。そこで流れるこのメロディに歌詞。毎朝何の気なしに見ているうちに、無意識下におぼえてしまったものが、ふと口にでてしまったのだろう。おおそうだったかスーパーメリーズ。そうか君らのパンツはやわらかパンツなのかそれは素晴らしい。と出所が判明したところで、歌詞もメロディもより鮮明になりながら、ロンド状態で頭の中をぐるぐるまわり出すのである。ぼくらっのパンツはやわらかパンツー、って乳幼児用オムツが何だというのだ。「吸収ポリマーをおしっこが直接あたる部分に集めたので出た瞬間にすばやく吸収!」ってナレーション付きかい。それがどうしたというのだ俺には何の関係もないのだ。だから俺の頭の中で勝手に鳴り響くのは止めてくれスーパーメリーズ。ぱーっぱパンツ。うぬっ。

  そういえばずいぶん前にも同じようにして美川憲一の「さそり座の女」がエンドレスで頭の中で鳴り響いたことがあって、その時もこのまま俺は気が狂うかと思ったのだった。そうだ。こういう時こそ心を無にして、何も考えないことにするのだ。無我の境地である。さすればこんなとぼけた歌なぞ、いつの間にか頭の中から消えるに違いない。じたばたしたってはじまらない。じたばたしたってするりんっ、ぱっ。あ、くそ。

  頼むから誰か止めてくれ。


12月25日(月)
  「坊やだからさ」(「機動戦士ガンダム」会社編)。
  ゲームの出来自体に対する世間の評判は今ひとつのようで、気にはなっていたもののちょっと躊躇していたのだが、この CM を見たとたんに一気に購買意欲が上昇だ。「雪山編」も出色の出来と言っていい。ううむ、買っちゃおうかな。年末年始用に。

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  今夜はかみさんに PC を完全に明け渡しているのだ。遅れに遅れた年賀状作成に全力を挙げるためである。先日から取りかかった年賀状裏面の図案作成はようやく下絵までは出来上がったようだが、その後の細かい色付けなどがまだ気に入らないらしい。その最後の詰めを行うため、今日は我が家のメイン PC の使用権を全面的にかみさんに譲った。完成まではもうちょっと時間がかかるようだ。たかが年始の虚礼のため、ここまで時間と労力をかけなけりゃならないのは、本当にどうかと思う。しかしこれも季節もの。致し方なしである。ということで、今日の日記の更新は無しである。って、翌日にこんなことを書いているのも世話ないが。

  しかし裏面の図面が完成し、プリンタで印刷が終わったとしても、今度はさらに面倒くさい宛名書きがあるのだった。


12月24日(日)
  昨日に引き続き、クリスマス・パーティーな我が家。チョコやポテトチップス、その他高カロリー食物の甘美なささやきに、本日も完敗な私だ。

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  クリスマス・イヴとは全然関係ない話題で、今日は書評なぞ。「ラクトバチルス・メデューサ」(武森斎市:ハルキ文庫)読了。現役内科医の著者による医学系ハード SF で、系統的にはちょっと前に読んだ同じハルキ文庫の「人喰い病」と同系列であるが、あちらが割と淡々とした文体が特徴的だったのは対照的に、こちらはちょっと派手目な医学パニック SF といったところか。

  作者が現役の医者というだけあって、さすがに医学関連の描写のリアリティや詳しさは、最近流行の医学系小説の中でも群を抜いているし、特に一般的にはかなり難解な遺伝子組み替え技術に関する理論や技法を、登場人物の説明セリフを上手く使って分かりやすく解説してくれるところは、医学情報小説としても秀逸。ただしそのぶん、いかにも理系という硬質な文体とハードなストーリー展開は、ある程度読み手を選ぶような気がする。しかし全体的にはソリッドなハード SF の体裁をとっているものの、物語後半に「ペルセウス」が「ペガサス」に乗って「メデューサ」を退治しに行く、というまるで一昔前のゴシック系少女漫画のようなプロットが登場したりして、なかなかロマンティックな雰囲気も見えたりするところがおもしろい。この作者、かなりの星好きと見た。

  ところで本書は小松左京賞応募作品だそうだけれど、そういわれてみるとなんとなく小松左京の「復活の日」に似た感触がするような気がする。ううむ、これもリスペクトのあらわれなんだろうか。

  ちなみにタイトルにある「ラクトバチルス」とは「乳酸菌」のこと。この作品を読んで、ヨーグルトを口にする度に一瞬だけためらいが生じるようになってしまったのは俺だけではあるまい。


12月23日(土)
  午後一時起床。朝の五時近くまでアルコール漬けだった割にはいつもの二日酔い感はなく、比較的寝起きはしゃんとしているようだ。昨日はほどほどに食べながら飲んだからだろうか。まあ自分でそう思っているだけで、端から見ればきっとただの酔っぱらいオヤジに違いないのかもしれないが、ともかく思ったよりも身体的ダメージはない。ただし心なしか胃が少し重い気がする。だがこれは酒のせいというより、帰りがけに食ったラーメンのおかげだと思われる。しかし人は何故酒を飲むとラーメンを食いたくなるのだろうか。

  身体からしみ出す酒の臭いを洗い流すためシャワーを浴び、とりあえず一息つくと、次は胃の中に何かを入れたくなる。こういう酒を飲んだ翌朝は無性にみそ汁が飲みたくなるもので、確かに今日もみそ汁が飲みたいのだけれど、今朝の場合はそれと同時にどういうわけだか無性にポテトフライが食べたいのである。普通アルコールの過剰摂取による胃酸過多状態になっていれば、油ものなど見るのも嫌だろうに、どうしてかポテトフライ。なんでだ。

  自分でもよくわからないが、とにかくみそ汁とポテトフライである。とは言ったものの、ポテトフライとみそ汁を同時に提供してくれる店舗は、俺の認識の範囲では近所にない。というか、どこかにあるのかそんな店。とりあえず近所のスーパーでインスタントみそ汁を購入して、隣接するマクドナルドでポテトフライへの欲求を満たすことにした。みそ汁はマックの店内で(隠れて)食べることになるが、さすがにマックの店員に“みそ汁が飲みたいのでお湯ください”という勇気はないので、自宅からお湯をポットに入れて持参することにした。そこまでして同時に食わなくても、と我ながら思わないでもないが、食いたいものはしょうがない。己が欲する食欲に対しては、いかなる労力もいとわない主義の私だ。

  結論。ポテトフライと長ネギのみそ汁は、大変相性が悪いです。以上。おえ。

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8号ケーキ

  今日は毎年恒例のハマダ家クリスマスパーティーである。過去の日記を紐解いてみると、昨年の場合は諸般の都合によりお昼のみのランチ形式パーティーだったようだが、今年は例年通り一泊お泊まりコースである。集まったのは総勢八名。シャンパンやらワインやらお菓子やらが、ものすごいスピードで消費されていく。

  ところで毎年このクリスマスパーティーから、年末年始の主に実家まわりの飲み歩き行脚にかけてが、一年で最もカロリー摂取量の多い時期である。しかしなんと言ってもクリスマスであり年末年始だ。多少過度の飲み食いはいたしかたあるまい。だが調子にのってバクバク飲み食いしすぎると、あとで体重計に乗ったときに(あまりの体重増加に)衝撃をくらうこと必至である。誘惑に惑わされずに微妙にコントロールしていかないと大変なことになるのだ。

  などと言いながらこの巨大クリスマスケーキ(八号サイズ)を前にすると、そんなことはどうでもよくなるのだった。ちなみにこのケーキは、練馬区大泉の地元で評判のケーキ店から買って持ってきてもらったものだが、いやあ、さすがおいしいと言われるだけあって大変結構なものだった。スポンジは柔らかすぎず固すぎずといった感じで、その上に乗る濃厚な生クリームとのバランスがすばらしい。何重にも重なって埋め込まれたいちごの酸味が、とろけるクリームの甘さとほどよくマッチするのだ。ああケーキ最高。ケーキ万歳。中性脂肪上等。

  このクリスマスのイベントが終了すると、ついに今年も終わりだなと、毎年思うのであった。


12月22日(金)
  今日は職場の忘年会。俺が勤務している事業所は、駅から離れていることもあって従業員の大半が車通勤である。ということで普段はなかなか飲み会をやるのは難しく、集まって飲むというと盆暮れの時期か、あるいは誰かが辞めるときぐらいか。だからみんなで集まって飲む数少ない機会である忘年会のような行事は、比較的出席率が良いのが通年であった。しかし今年末はソフトウェア部隊を中心として猛烈に忙しい時期にあり、残念ながら全員参加はちょっと難しい状況なのである。こういうときぐらい、いっそのこと全てを忘れてアルコール漬けになれば、きっと良いアイデアも出るし明日への糧にもなりそうなものだが、まあ切羽詰まった人の顔を見るにつけ、さすがにそういうわけにもいかないか、と思う。あいやわかった。君らの分も俺が飲む。

  一次会が終了したのが午前零時過ぎ。すでにこの段階で終電車はホームを離れた後である。もちろんタクシーで帰るという手もあるが、ここから自宅まではかなりの距離があり、かかる料金を考えるとどこかで飲み続けた方がよっぽど安く上がる。ということで本日も飲み明かし決定だ。二次会は近くの居酒屋へ。終電もなくなり、さすがに人数はずいぶんと減ってしまったが、残った猛者(物好きとも言う)達と日本酒をしみじみと飲み交わす。最近は飲み会で朝までといっても、たいていの場合カラオケをしながらうだうだと時間を過ごすというパターンがほとんどだったが、こうやって純粋にアルコールのみで飲み明かすというのも久しぶりかもしれない。カラオケもたまにはいいかもしれないが、無駄にうるさいから嫌いなのだ。

  いい調子で酔っぱらったところで、気がつくと居酒屋閉店時間の朝四時である。始発が動き始めるまではまだ一時間以上あり、こんな時間に店を叩き出されても行くところなんかない。未だ明けない師走の朝の寒風は、身体からアルコールの毒気を抜くに十分な冷たさだ。とりあえず瞬間冷凍された身体を暖めるため、ひっそりと営業している駅前の屋台のラーメン屋で妙にしょっぱいラーメンをすすった後、どうにか自宅へ帰還した。総飲酒時間、約十時間。これぞ正しく忘年会である。


12月21日(木)
  すでにクリスマスの毎年恒例行事になった感もある NORAD(North American Aerospace Defense Command:北米航空宇宙防衛司令部、か?)によるサンタ・クロース追跡プロジェクトは、今年も無事行われるそうだ。今回で四十四回目の伝統あるこの企画は毎年のニュースネタになるほど有名だったわけだが、Webで公開しだしてから数年たち、世はネット時代になったこともあって全世界的にますます定着したようである。ちなみにこの Web サイトへのアクセス数は、一昨年が三百万アクセス、昨年はついに大台の一千万アクセスだったそうだ。

  ところで NORAD は公的機関であるわけで(サンタを追跡する以外の暇なときに、アメリカに打ち込まれるミサイルを監視するのがもう一つの仕事だ、と NORAD の Web サイトに書いてある)、当然ながらその運営は国家の予算、つまりは米国国民の税金によって賄われているわけだ。こんなおバカな企画を仮に日本の自衛隊あたりがやったとしたら、税金の無駄遣いだなんだと非難囂々なんだろうけど、そんな無粋なことを言う奴がいないあたりがアメリカの懐の深さかもしれない。まあただのお祭り騒ぎが好きな国とも言えなくもないが、しかし遊びと言えどこの企画は相当に気合が入っている。もちろん本気でやるからこそ遊びは面白くなるんだけど、それにしたって軍事衛星を使ってサンタの飛行ルートを解析したり、あまつさえ CF-18 ホーネットまで発進させるか普通。そのうちホーミングミサイルでサンタを打ち落とす勢いである。

  ということで、興味のある方はサンタ追跡サイトの方も是非御覧頂きたい。こちらは昨年から日本語のページ(直訳丸出しだが)もあるので、英語がイマイチ苦手でも十分に楽しめる。十二月ニ十四日の夜にはここでサンタクロース大追跡劇が繰り広げられるはずだから、一人寂しくイブの夜を過ごす人は、ここを見てせめてサンタに思いを馳せよう。余計空しくなっても責任は取れないけれど。


12月20日(水)
  大阪で駅の改札に放射性物質をぶちまけた奴がいたそうで。何があったか知らないが、むちゃなことをする人もいるものだ。

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  ここ最近懐かしの名曲を起用した TVCM の話を昨日書いたが、その話題であればここのところの Mac 関連の CM は外せまい。昨年「iMac」が発売されたときには、Rolling Stones の「She's a rainbow」をバックに五色の iMac がくるくる回る姿が大変印象的だった。斬新なデザインとポップな色使いの iMac という宣伝対象と選曲が見事にマッチした希有な例だと思う。まあ「虹」には二色ほど足りないのはご愛敬として。

  この iMac の CM が好評だったのか、その後も TVCM にちょっと昔の名曲を使うのが恒例となったようだ。ということで、最近流れている Mac関連 の TVCM で BGM に何を使用しているかを調べてみた。

製品名 アーティスト名 曲名
●iMac Indigo Elvis Presley Blue Suede Shoes
●iMac Ruby Dion, Lieber & Stoller Ruby Baby
●iMac Snow Cream White Room
●G4 Cube Jimi Hendrix Purple Haze
●PowerMouse Steppenwolf Born to be Wild
●iMac(5Colors) The Rolling Stones She's a Rainbow

  ううむ、こうして並べてみると実に渋い選曲である。まあ「Born to be Wild」あたりは定番としても、「Ruby Baby」なんて渋すぎだよなあ。しかしやはり「iMac」シリーズは色に関係のある曲を選んでるのか。そうなると、もし次期シリーズで「黒い iMac」が出るとしたら、そこは Led Zeppelin の「Black Dog」を是非とも使ってほしい。死ぬほどかっこいい CM になること請け合いだ。


12月19日(火)
  今年の夏に CATV を導入してからというもの、最近はすっかり地上波 TV 放送を見なくなってしまった。まあ元々それほど TV を見る方ではなかったけれど、その少ない TV 視聴時間のほとんどを CATV 番組が締める割合が多くなったものだから、地上波の TV 放送を見る時間は以前と比べると激減したのである。それでもいくつかは楽しみにしている番組や、たまには TV のスイッチをオンしてそのままダラダラと見ることもあって、少なくなったとはいえもちろんゼロというわけではない。

  そうして久しぶりに TV をつけっぱなしにして流してみると、最近の TVCM の BGM には昔の邦楽や洋楽の曲が使われている割合が増えたことに気づく。例えば洋楽系でいくと、日産スカイラインの CM には 10cc の七十年代の名曲「I'm Not In Love」を使っているし、対するトヨタはちょっと古いが、プロナードの CM に QUEEN の「Bohemian Rhapsody」を起用といった具合だ。余談だが、いくら名曲とは行っても車の CM に「Bohemian Rhapsody」はちょっとどうかと思う。「ママ、俺はやっちまったんだ。ついにあいつを殺しちまったんだ」ですぜ。いいのか、この車で人をひき殺しちゃっても。

  こうした二十〜三十年前の「懐かしの名曲」が CM に起用される傾向は、ちょうど今 CM 制作に関わっている人達の青春時代が影響している、ということはあるかもしれないが、それより洋楽・邦楽含めてみんなが知っている愛される名曲が少なくなってきたということが大きな要因であるような気がする。CM といえば正に「宣伝」である。視聴者の関心を出来る限り捉えるためには、映像もさることながら音楽の力も大変重要だ。できればインパクトのある曲を使いたい。しかし今はある特定の年齢層にヒットしている曲はあるものの、「誰でもみんなが知っているヒット曲」で、これといったものが少ない。それならば、と昔の名曲を使ってみようか、というわけだ。

  十年、二十年後に CM 製作担当者がネタにつまったとき、「懐かしの名曲」にはたして何を選ぶのか。興味ぶかいところである。


12月18日(月)
  「Voodoo」に代表されるミドルクラス〜ハイエンド向け PC 用グラフィックチップを開発していた「3dfx」が、会社を解散し、資産を NVIDIA に売却へだそうで。ううむ、確かに「Voodoo」も最近は NVIDIA の「Geforce」に押されてすっかり影が薄くなってしまった感があったが、まさか 3dfx が会社をたたんじゃうとは思いもよらなかった。これも時代の流れといえばそれまでなんだけど、しかしこのままじゃますます NVIDIA の天下が続くことになるよなあ。まあ Matrox 派の俺としては、NVIDIA に潰されずに「G400」シリーズの後継が出てくれればそれでいいんだけど。

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  「爆速検索サイト」として最近とみに利用者が増えているというGoogle。俺もここのところは「Yahoo!」や「Lycos」を利用する機会がめっきり減って、何かネット上で検索するときはもっぱら「Google」を使っている。「爆速検索」というだけあって確かに検索にかかる時間が猛烈に早く、それだけでもここを利用する価値はあるとおもうが、検索によってヒットするサイトの質が非常に的確というか、実にツボを押さえた検索結果を叩き出し、それがまた「Google」の大きな魅力の一つである。無駄な装飾を排した非常にシンプルな画面構成やユーザインターフェースも、一種の清々しささえ感じられる。

  ところでこの Google を Internet Explorer のツールバーとして組み込み可能ということを聞き、さっそくやってみた。いやいや、これがなかなか便利なのだ。いちいち「お気に入り」から Google のトップサイトに飛ばなくても、思い立ったキーワードを文字入力エリアに放り込んでやれば、すぐに爆速検索の恩恵にあずかれる。これぞ正に「ツールバー」といった感じで、一度使ってみるとあまりの便利さに後戻りできなくなるほどだ。ますます Google 依存度が上がりそうだ。

  ところでこの「Google ツールバー」で、ついでに楽しいのがサイトのランクを表示する「PageRank」機能。これは「他の高ランクサイトからいかにたくさんリンクが張られているか」を点数で教えてくれるというもの。これがまたなかなか楽しく、一体「Google」からどれくらい評価されているのか、ついついあちこちのサイトを巡回してしまった。ちなみに有名サイトでいくと、インプレスの「PC Watch」は評価 7、「読売新聞のトップページ」は評価 8、「Yahoo! Japan」も評価 8、そして「Google」御本体は貫禄の評価 9 ということである。ううむ、Yahoo! が 8 で Google がその上の 9 って、何か恣意的な気がしないでもない。ついでに言うと個人サイトでは、有名どころでだいたい評価 4 から 5、その他は 2 から 3 というところのようだ。

  ちなみにうちのトップページと、この「みくだり日記」はともにランク 3 との Google 評である。まあそんなもんですか。弱小だし。


12月17日(日)
  フレッツ・ADSL 本格導入決定で、フレッツ・ISDN ユーザから総スカンを食らった NTT だが、今度は本業の市内通話料金を競争他社より下げる方針であることを発表した。長距離通話はともかくとして、料金の安い市内通話は赤字に次ぐ赤字で値下げなんて到底出来ないと突っぱねてきた NTT だったが、ライバルである東京電話や KDDI などのいわゆる第二電電系が値下げしたとたん、じゃ、うちも一発下げましょかと、ひょいと追随する身の軽さである。通信の自由化で過当な価格競争・破壊が進むこの業界のこと、特に利益率の上がらないであろう市内通話の台所事情が苦しいことは想像に難くないが、しかしこの変わり身の早さはなんなんだ。本当に今まで赤字だったのか、と勘ぐりたくもなる。

  ま、市内通話が安くなるのは結構なことで、このままどんどん他社と競争して値段を下げてくれるなら、それにこしたことはない。しかし世界を見回してみると市内通話に定額制をしいている国は多く、そんな国々と比べると日本の通信料金はまだまだ高すぎるとは思う。このまま電話料金の完全な自由競争が起きれば、おそらく市内通話料金は現在の三分の一ぐらいまで下げられるんじゃないだろうか。

  まあそれよりも NTT なり KDDI 、何とかめたりっく、あるいは大穴で電力会社あたりが競い合って早いところ FTTH(Fiber To The Home)を実現してもらえれば、従量制の電話回線なんか使わないでみんなVoIP(Voice over IP:インターネットを利用した電話接続)に流れるに違いない。そうなれば市内とか長距離通話料金がどうしたなんて過去の話になっちゃうのだけど。しかしそうなったらなったで通話料金回収で(ほぼ)成り立っている NTT って、自分で自分の首を絞めかねないのか。


12月16日(土)
  今乗っているを購入してから早くも四年がたった。まあこの車、強いて言えば車体がでかいことぐらいの他は故障などもなくさしたる不満は特にないのだが、四年もたったことだしそろそろ次の車にでも買い換えてみるか、と考えたのが秋頃だったか。それから車雑誌を当たりネットで情報を集め、候補としてこれとかこれ、あるいはこれ(多分にイニシャル D の影響がうかがえる選択だ)あたりに狙いを定め、それらに試乗するためにディーラーまで出かけていったりなぞをしてみた。しかしどの車もそこそこ良いのは理解できるものの、どれも安くない金を捻出してまで現在の車から乗り換えるほど「くる」ものがなく、結局新車購入は断念したのだった。

  ということで今のこの車をあと何年か乗り続けることに決めたわけだが、すでに四年落ちの車である。車体や駆動系などには大きな故障・異常はないとはいえ、消耗品の部分がそれなりにくたびれてきている。特に二トン近い車体の重さを支えるタイヤなぞは、マメにローテーションしているにもかかわらずかなり山が減ってしまっている。そういえばブレーキも最近効きが甘くなってきたような気がする。いい加減ブレーキパッドも相当すり減っていることだろう。これからこの車と長くつき合うには、まずはこれらの部分を新調してやる必要があるのだ。

  そんなわけでタイヤを替え(おまけでホイールも新調した)ブレーキパッドを交換し、エンジンオイルとエアクリーナ、ヘタって暗くなりかけていたヘッドライトのバルブも新調。さらに洗車傷が目立つ車体を一皮剥かせて磨きをかけ、ポリマー加工もやってもらった。おかげで少々くたびれていた車はすっかり見違え、内外ともにまるで新車の状態にまで戻ったのだった。ううむ、これならもうしばらくの間は乗り続けられるだろうか。

  しかし当然ながらここまでやるにはそれなりの投資がかかった。これだけかけるなら、それを頭金にして新車を買った方が、なんて思ってもみたり。ううむ、まあいいか。


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