みくだり日記    2001年07月後半
最新のみくだり日記へ
07月31日(火)
  週末に予想したとおりに、今週に入って太平洋高気圧の勢いはすっかり復活し、また夏空が帰ってきた。こういう日は適度に空調のきいた会社でダラダラ仕事でもするのが一番なのだが、今日は午後から都内に外出なのだった。なんでこんな暑いときに外出、ましてや一大ヒートアイランド都市の大東京へ。私が普段生活している郊外某所より、気温は確実に二度は違う。暑い。暑すぎる。想像するだけで額と背中に汗が流れる。なにもこんな暑い日に、よりにもよってわざわざもっと暑いところへなぞ行かなけりゃならんのか。しかし仕事とあれば仕方なし。照りつける太陽を背にし、電車を乗り継ぎ乗り継ぎ都内某所へ向かう私だった。

  某所にて打ち合わせ終了後、それはそれは大変美味しい鰻をご馳走になったのだった。ついでに鰻の肝の焼き物もいっぱい。そしてもちろんビールもたらふく。こういうことなら、できれば明日も東京に行きたい明後日も行きたい毎日行きたい。


07月30日(月)
  ここ数年来、やるぞやるぞとかけ声だけは良かったものの、さっぱり実現したためしのなかったバンド結成。しかし最近突如として機運が盛り上がり、ついに新バンド結成の日を間近に迎えそうなのだった。いやあ、めでたい嬉しい素晴らしい。やはり私は音楽無しに生きていけない体なのである。

  と喜んでばかりもいられない。バンドをやるには、なにはなくともまず楽器が必要である。ギターはある。あるには、ある。しかし思い返してみるに、最近さっぱり弾いていない。全く弾いていない。さわりもしていない。大丈夫かマイ・ギター。押入れの中で腐ってはおらなんだか。

  ということでこの週末はギターのメンテに勤しんだのだった。錆まくった弦を取っ払い、パーツを全て外して分解掃除。電気パーツには接点復活剤をふりかけ、曇ったボディをポリッシュで顔が映るまで磨き上げ、パーツを戻して新しい弦を張り替えれば、見事復活ろっけんろー。

ダンカンと言ってもたけし軍団ではない フェルったらフェルなんですっ

  現在のメインギターはこの二本。

  左側は五年前に渋谷の某楽器屋で試奏して一目惚れし、思わず買ってしまったセイモア・ダンカン製ストラト。ボディはアルダー、メイプルのネックにローズ指板というストラトの王道を行く材質に、トレモロユニットはウィルキンソンの VS-100G、ペグはシュパーゼル・ロッキングペグを搭載。このウィルキンソンにシュパーゼルという組み合わせは、アマチュアはもちろんのことプロ・ギタリストに至るまで一時異常に流行った組み合わせだが、さすがに流行るだけあって両者とも素晴らしくよくできた代物である。基本的にマシンヘッド部分で弦をロックする方式なので、激しいアーミングやチョーキングを繰り返してもチューニングは非常に安定しており、それでいてナットからサドルに至る基本振動部分は普通のギターと同様な構造になっている。したがってロック式ギターにありがちな妙なデッドポイントがなく、とても素直にボディが鳴るのである。

  ウィルキンソンのユニットも、さすがにフロイド・ローズのような過激なアーミングはできないが、実になめらかで味のあるビブラートをかけることができる。サドル部分の精度が大変よく出来ているため、弦の振動がきっちりボディに伝わり、非常に良く伸びるサステインが気持ちいい。エレクトリック・ギターとはいえ、生音が鳴らないギターはどんなに良いアンプを通しても絶対に良い音にはならない。このギターは「木が鳴っている」感を多分に感じることができる。

  右側のストラトシェイプのギターはフェルナンデス製。メイプルボディにメイプルネックと、正に肩に食い込むような非常に重量のあるギターだが、メイプルという素材ゆえソリッドで硬い音がする。このギターには元々フェルナンデス純正のピックアップがついていたが、フロント、リアともに EMG81 に換装し、さらにコントロールをマスターボリューム一発のみに改造。アクティヴ系のピックアップはプリアンプ臭さから敬遠する人も多いが、アクティヴゆえのノイズの少なさ、繊細なクリーントーン、エフェクトの乗りの良さは、個人的には大変気に入っている。特に EMG81 はパワフルながら歪ませてもボトムが変にブーミーにならず、芯の残る太い音が特徴的だ。硬いボディと相まって、ハードロック系のリフをガンガンかき鳴らすには持ってこいの組み合わせだ。ブリッジはフロイド・ローズ・ライセンスの FR-4。ちなみにこのギターは、かれこれ十四年来の相棒である。うちのかみさんよりもつきあいは長い。

  ということで一日かけてメンテナンスし、すっかりリフレッシュした我が愛機たち。だが肝心の私の演奏技量がすっかり錆びついているのであった。ベタなオチですいません。さあ練習だ。でも指が痛いっす。


07月29日(日)
  多少の湿度はあるものの、取り立てて暑すぎることもなく、ほぼ全国的に晴れた日曜日。正に選挙日よりな今日は、久々の国政選挙となる参院選である。最近の異常なまでの小泉人気(自民党人気ではない)と、それにひきかえひたすら与党の批判ばかりに終始し、肝心の政策はまともに語ることすらも出来ない野党という事前の縮図から、今回の選挙の行く末はやる前からわかりきっていた感が多分にするが、とにもかくにも国勢選挙である。たかが参院選とはいえ、その行く末には多少の関心がわく。

  それにしても比例区の候補者リストに居並ぶ B 級タレントには、わかっていてもげんなりとしてしまう。多分(B 級とはいえ)少しでも知名度のある人をリストに組み入れ、あわよくば無党派層を取り込もうという魂胆なのだろうが、こうまで泡末やあからさまな人気取りのための候補者が多いと、逆に反発を買って逆効果になるのではないか、といらぬ心配をしてみる。まあどうでもいいか。

  ところでこうした選挙の投票や立ち会いを担う選挙管理スタッフの人達はみなボランティアだとずっと思っていたのだが、ほとんどがアルバイトとして雇われた人らしい。しかもだいたい日当四万円以上という、俺の給与なぞよりもよっぽど多くの高給が支払われるとのことだ。そりゃまあ朝早くから夜の開票まで、長時間にわたり拘束され、時間的に見ればそれなりに大変な仕事だとはいえ、しかし仕事の内容はというと、ほとんどが椅子に座って投票の様子をぼんやり眺めているだけで、およそ高度とはとても言い難い。そんなことに一人頭四万円も払うなんて、優良かつ善良な一納税者としては、なんとなく腹立たしい気がしてならない。こういうのを知ると、さしたる存在意義があるわけでもなし、いっそ参院選なんかやめちゃえばいいのに、とも思ってみる。

  でもちゃんと行きましたよ、選挙。


07月28日(土)
  昨日、本日とずいぶん涼しく感じる。しかしそれでも最高気温はちゃんと 摂氏二十九度 ある。七月に入ってからの連日三十五度前後という猛烈な暑さに比べれば五度以上も低いわけで、相対的な体感温度としてかなり低く感じるわけだ。でも思い返してみるに、子供の頃の夏の暑さはだいたいこんなものではなかったかと思う。どんなに暑くても、せいぜいいって三十〜三十二度ぐらいか。

  そういえばガキの頃は「日なたに長い間いると熱射病になる」とよく言われたものだった。でも実際に熱射病や熱中症で死人が出たというニュースを見た記憶はない。温度にするとわずか数度の差だが、この気温差に人間の生死を隔てるなにかがあるのだろうか。まあその前に日本が徐々に熱帯化しているってことは疑いようのない事実である。すでに香港や台湾よりもよっぽど暑いんだからなあ。

  台風六号によって東へ押しやられていた太平洋高気圧が、来週半ば頃から再び勢力を盛り返して来るという。またぞろ人間の体温並の気温の日々がかえってきそうである。せめて俺が都内に外出する火曜日まではおとなしくしていてもらいたい。お願いだから。


07月27日(金)
  早い人だと来週から夏休みだろうか。休みの分散化もすっかり進んで、一時期のようになんでもかんでもお盆集中!どこに行っても大混雑!ということは幾分少なくなっているようだ。皆一斉にではなく休みは順繰りに取り、そして無駄な混雑を少しでも解消する。いい傾向である。せっかくの休みというのに、車も人もただひたすら並んだだけで終わってしまった、ではなんのために休んだのかわからない。

  とはいっても、やはり多数の企業はいまだにお盆の時期が夏休みというところは多い。したがって全般的に混雑しがちな夏の期間でも、いまだにこの時期が人出のピークになるのは変わりない。以前に比べれば減ったとはいえ、行楽地までの道のりはやはり果てしなく渋滞が続き、そしてドライバーたるお父さんは、夏休みという名の責め苦に喘ぐ図に古今それほど変わりはないのであった。せめて、せめてもっと休みの分散化が進めばきっと。

  さて、俺を雇用する会社の今年の夏休みは、お盆ど真ん中ストライクの時期である。せめて前後一週間でもずらしてくれたら、夏休み分散化計画に一役買ったろうによ。

  ということで、私は夏休み中、特にどこにも行かずに家でダラダラ過ごす予定であります。寝正月ならぬ寝夏休み。昼間なぞ暑くて寝るどころではないような気がしないでもないが。


07月26日(木)
  週末辺りに関東を直撃する勢いだった台風六号は徐々に進路を東寄りに変え、このままいけば上陸することなく日本の沿岸をかすめるだけに終わりそうである。あまりに強い台風の風雨でなにがしかの被害が出るのは困りものだが、なにせまとまった雨がほとんど降らないここのところの関東地方である。黄信号が灯っている首都圏の水瓶に少しでも恵みとなれば、と期待していたが、残念ながら空振りに終わりそうだ。来てほしくないときには頼んでもいないのに上がり込み、ほしいときにはそっぽを向かれる。なかなかうまくいかないものである。

----------

  人生は一期一会。さよならだけが人生だ。
  いやしかし実際、困ったな。しばらくはタバコの本数が増えそうな気配である。
07月25日(水)
  一日に吸うタバコの本数が、以前と比べるとちょっと増えたような気がする。これまでは一箱が一日で空になることはそうそうなかったのに、最近はほぼコンスタントに消費している。だいたい昼にタバコを買うと、次の日の朝にはなくなっているという感じ。約二十二時間で一箱ペースというところである。睡眠時間を五時間として一日の実働時間を十九時間とすると、タバコ一箱は二十本入りだから、五十七分で一本計算か。

  タバコを吸い終わってから二時間たつと血液中のニコチン濃度がほぼ半分になり、ニコチンがもたらす快楽に依存しきっている脳から「タバコを吸え信号」が猛烈な勢いで発生するという。約一時間に一本の割りで吸っているということは、その依存サイクル以上に脳にニコチンを供給していることになる。そんなにニコチン取りまくって大丈夫か俺の脳。

  まあしかしこのサイクル、五十四分活動して合間に三分一服している、とも言えるわけで、正に仕事の合間に一休みという案配である。なんだかちょうど良いサイクルのような気もしたり。だから本数が増えるのか。

----------

  ワイルドブルーヨコハマが大規模マンションに
  親会社が NKK なだけに、跡地には製鉄の廃熱を利用した巨大お風呂施設を作るのが良いと以前ここで提案したのだが、そうですかマンションですか。あのあたりって最寄りの鶴見駅からかなり距離もあるし、周りは工業地帯で、しかもすぐそばに首都高横羽線が走っていて空気は悪いしで、名ばかりは横浜と言え、抜群の住環境とはお世辞にも言い難いところ。ワイルドブルーヨコハマと同様の運命を辿らなければいいんだけど。


07月23日(月)
  今日は二十四季節でいうところの、一年のうちで最も暑いといわれる大暑。大暑。たいしょ。おおあつではない。が、今朝の最低気温は東京で二十八度。午前六時時点ですでに三十度を突破したという。やっぱりおおあつである。

  そんな殺人的な暑さの中、今日は朝一番で都内某所へ。しかしどうして人が外出するときにかぎって大雨が降ったり死ぬほど暑かったり恨みでもあるのかこの野郎、と額から滝のようにたれる汗を拭いつつ誰でもない誰かに向かって呟く私であるが、別にこの暑さは今日に限ったわけではなく、今年の夏はずっとこうして暑いまんまなのだった。普段エアコンの効いた車にて快適至極に通勤している身にとって、忘れかけていた大暑の洗礼である。そうか、みなさんこうして電車に揺られて都会に出勤されているわけであるのか。いやこれは大変だご苦労だ。私、明日からまた車通勤。エアコン付き。

  それにしてもこの暑さの中をネクタイにスーツで出歩くなんて、これは一種の拷問に等しい。いつぞやかの国の宰相が省エネルックなる珍妙な装いを流行らせようとして国民の失笑を買ったこともあったが、思えばあれもそれなりに合理的な身なりではあったのではないか。そこはかとない貧乏くささをなんとか我慢すれば。

  空を見上げると太陽は燃えまくっている。嗚呼おおあつ。


07月22日(日)
  夕方、南側の窓を開けてみると、なにやら楽しげな調べが風に乗って聞こえてきた。近所の幼稚園で行われているお祭りのようである。そういえば最近のこうした夏祭りではどういう曲がトレンドなのだろうか。我々の頃で言えば「炭坑節」か「東京音頭」、子供向けには「ドラえもん音頭」あたりが一般的な選曲だったような記憶がある。今ならさしずめ「ポケモン音頭」とか「とっとこハム太郎音頭」なんてあたりか。本当にあるのかどうか知らないが。しかしやはり音頭といえば「ククロビン音頭」をおいて他にあるまい。あそれ、だ〜れがこっろしたくっくろびんっ。

----------

  ドライバーの技量というよりも、最後は気力と根性がものをいうサバイバルレースとなったサファリ・ラリー最終日。途中の CS11 がキャンセルされたものの、昨日までのマージンを生かして余裕の走りを見せたトミ・マキネン(三菱)が総合優勝。暫定総合五位と検討していたブルーノ・ティリー(シュコダ)が最終の CS13 で転倒、リタイヤしたため、チームメイトのフレディ・ロイックスも一つ順位が繰り上がって総合5位でゴール。これでマニュファクチャラーズポイントは三菱がフォードに 6 ポイント差の 66 で逆転トップに躍り出た。フォードはフランソワ・デルクールが総合四位でゴールして一応面目は保てたが、初日にいきなりコリン・マクレー、二日目にカルロス・サインツが相次いでリタイヤする大誤算が痛すぎる。スバル勢で唯一生き残っていたペター・ソルベルグも、CS10 でホイール・ベアリングの故障で無念のリタイヤ。これでスバルは全滅して、マニュファクチャラーズポイント争いからほぼ脱落。今年はまだ残すところ六戦あるが、三菱とフォードの一騎打ちという感じである。

  優勝したマキネンはドライバーズポイントを 40 に伸ばし、単独のトップに躍り出た。次は地元のフィンランド・ラリーとあって、多分勢いでポイントを稼ぐとすると、やはりここでポイントが取れなかったコリン・マクレーとカルロス・サインツは痛い。「サファリで優勝できなかったら今年は終わり」と言っていたリチャード・バーンズ(スバル)は、なおのこと痛すぎる結果だった。リチャード氏、多分今年もドライバーズ・タイトルは無理でしょうなあ。来年はプジョーに移籍するという噂もあるが、今年のスバルの不甲斐なさを見ていると、もしかしたらそれも本当にあり得るかも、と思えてくる。プジョーにバーンズが入ったら、そりゃ強いですがな。しかしそうなると、チームから誰が出ていくかが問題だ。もしや去年の勝者グロンホルムか。

  ということで、モンテカルロ、ポルトガルに続いて今期三勝目でマキネンが優勝する結果に終わった今年のサファリ・ラリー。王者マキネンの技量はもちろん、三菱ランサーの実力と耐久性を証明する結果となった。エボ乗りとしては大変嬉しい。エボ VII ベースとしたニューマシンのお目見えは、十月のサンレモかツール・ド・コルスあたりらしいが、どんなマシンになるのか、今から大変楽しみである。

  WRC サーカスの次の舞台は、アフリカ大陸から一気に北上してスカンジナビア半島のフィンランドである。地元マキネンが王者の貫禄を見せるか、マクレー、サインツのフォードコンビが意地を見せるか。はたまたバーンズは今度こそ完走できるのか。あと一ヶ月が待ちきれない。


07月21日(土)
  なんとなく今日は日曜日のような気がしてならないのだが、そうですか今日は土曜日ですか。ということは明日が日曜日。つまりは明日も休み。ああ素晴らしき哉三連休。

----------

  サファリ・ラリー LEG2。LEG1 で有力ドライバーがいきなり大量脱落し、なんとなく面白みが薄れてしまった気がしないでもない今回のラリーだが、二日目もそれまで総合二位だったカルロス・サインツ(フォード)がエンジントラブルでリタイヤ。その他は今日は大きなトラブルはなく、ライバル不在の中を二つの CS でトップタイムを叩き出したトミ・マキネン(三菱)の総合トップは変わらずに、ほぼ独走態勢。以下順位はサインツが消えた分一つずつ繰り上がり、総合二位にハリ・ロベンパラ(プジョー)、三位にペター・ソルベルグ(スバル)、四位はアルミン・シュバルツ(シュコダ)、五位フランソワ・デルクール(フォード)。このうちソルベルグは三つの CS でベストタイムを出すて快調。二位のロベンパラとは約三分、トップのマキネンと十分以上の差があるが、何が起こるかわからないこのラリーなので、最終の三日目で追いつくチャンスは十分にある。

  それにしてもこれでワークスノミネートした十八名中、生き残っているのはたったの七名だけということになってしまった。特にポイント・ノミネートしている二人とも全滅してしまったフォード、プジョーは、ポイント外の選手が生き残っているのはなんとも皮肉である。ううむ、厳しすぎるぞサファリ・ラリー。それにひきかえ大きなトラブルもなく頑張っているシュコダはどうだ。資金難なんかはねのけて、是非ともこのまま頑張って欲しい。

  しかしマニュファクチャラーズ・ポイントで三菱と熾烈な争いをしているフォードにとって、すでにコリン・マクレーが脱落している上にサインツのリタイヤは大変痛い。しかもマキネンとフレディ・ロイクスの三菱勢がまだ二人とも生き残っているだけに、手痛さはなおさらである。逆に言うと三菱にとってはフォードを突き放す大チャンスなわけで、せめてリタイヤすることなくじっくり大事にいきたいところ。

  ということで、超過酷なサバイバル・ラリーは明日が最終日。順当に行けば、このままマキネンが久々の勝利となりそうだが、しかし最後までなにがどうなるかさっぱりわからない。個人的には、たまにはソルベルグにも勝たせてあげたいという気がするが、この人って最終日にリタイヤすることが多いからどうか。上位三人があっけなくリタイヤして、シュコダのシュバルツが棚ぼた式に今期初勝利!というのも面白いかも。


07月20日(金)
  海の日。なのに休日出勤。ああ海に行きたい。

----------

  某ゲームショップに予約していた FFX をかみさんが購入。最近この手の RPG ものはめっきり興味がなくなってしまった私だが、そういえば FF は VIII まではなんとかプレイしたものの、前回の IX は端からやる気がなく、結局一度もやらず終いだった。今回の X は、予めゲーム雑誌やネット上に出ていた画像を見た時点でそのクオリティにそれなりの期待はしていたが、ではいざやるかとなるととたんに面倒くなって、多分今回もプレイしない可能性が高い。もう何十時間もかけてストーリーの追い込みをかける熱量が失せてしまったのかも。歳のせいだろうか。

  それでもかみさんにつきあってちょこっとムービー部分を見てみたが、さすがのリアルな出来に驚く。最近の CG バリバリの映画にはさすがに見劣りするが、それでも少し前の SFX 並みと言って良いくらいではないだろうか。確かムービー部分も全てリアルタイムレンダリング(MPEG や AVI みたいなレンダリング済みのムービーではなくて、ちゃんと毎回演算している)だったような。これってよく考えるともの凄いことだ。GT3 と並んで、ようやく PS2 の持つポテンシャルを存分に引き出すことが出来るアプリケーションが登場したということだろう。でもまあそれを実際にプレイするかどうかは別問題なわけで。

----------

  サファリ・ラリー LEG1(一日目)。例年通りと言えばそうではあるが、初日からいきなりサバイバル戦の様相を呈している。CS1 でリチャード・バーンズ(スバル)がサスペンショントラブルで早々とリタイヤ。コリン・マクレー(フォード)もステアリングとクラッチを破損し、戦線から脱落。優勝候補の二人が一日目にして早くもリタイヤって、厳しすぎですがなサファリの大自然。その他にはディディ・オリオールとマーカス・グロンホルムのプジョーコンビ、新井敏広(スバル)もリタイヤ。新井はともかくとして、やっぱりプジョーはダメでしたか。

  そんな中、初日のトップタイムを叩き出したのはトミ・マキネン(三菱)。今日行われた CS のうち、全てで二位以内の好タイムを連発である。今年は最初は良かったものの、ここ数戦は不本意な結果に終わっただけに、このサファリにかける意気込みが表れた結果だろうか。相次ぐライバルの脱落もあって、この先は慎重にレースを進めたいところだろう。以下、LEG1 総合二位にはカルロス・サインツ(フォード)。三位はハリ・ロベンパラ(プジョー)、四位にペター・ソルベルグ(スバル)。初日でいきなりこれだから、タイムはともかくとして、とにかく LEG3 の最後まで走りきった者が勝者という感じだろうか。

  しかしただ単に数百キロ運転しただけでもぐったり疲れちゃうのに、モンスターマシンをほぼ全開状態で、しかも未舗装の悪路を限界ギリギリまでアタックするなんて、ラリー・ドライバーな人ってどういう体をしているのだろうか。こんなこと、俺には絶対できません。


07月19日(木)
  梅雨前線の残骸のような寒冷前線の影響で、日本各地の天気が不安定になっているようだ。今月に入ってから異常なほどの小雨となっている関東地方には、これが恵みの雨をもたらしてくれるか。

その火星では、先月半ばから今月初めにかけて砂嵐が発生していた。砂嵐といっても地球の砂漠地帯だけで起こるような生やさしいものではなく、惑星全土規模のビッグスケールだったようだ。火星では砂嵐が発生すること自体は珍しくはないが、これだけ大規模のものは三十年ぶりとのこと。ちなみに砂嵐の発生から火星全土を覆うまでの様子をここで見ることができる。南極付近から舞い上がった砂の嵐が、惑星全てを覆い尽くしていく様は圧巻である。自然現象としてはまずあり得ないが、こんなのが地球上で起きたら、と思うとぞっとする。核の冬ってのはこんな感じなんだろうか。

----------

  さて明日からいよいよ WRC 第八戦のサファリ・ラリーが始まる。このラリーは今年で四十九回目を向かえる伝統の一戦で、ケニアの首都ナイロビを起点に行われる。サファリでは通常の SS(スペシャルステージ)の代わりに CS(コンペティティブセクション)と呼ばれるタイムアタック方式が採用されており、一般の交通を完全に遮断して行われる SS に対し、オープンロードでの戦いとなる WRC 中唯一のレースである。もっとも公道といっても、基本的にそこは砂漠地帯。コースが設定される道路は一般の交通はほとんどないが、とぼとぼ歩む牛車の脇を時速二百キロでかっ飛ばしていく WR カーの爆走シーンを見ることができ、なかなか楽しいラリーである。

  ところでこのサファリ・ラリーは当初イースターに合わせて開催され、それ以降も二月から三月開催が慣例だった。しかし今年は WRC スケジュールの関係上、異例の七月開催となった。もちろんこれはラリー始まって以来の事態。この時期のケニアは乾季に当たり(南半球だから季節は冬でもある)、ドライ・サファリとなることが予想される。

  で、このレースを誰が制するかだが、順当に行けば現在破竹の三連勝中のコリン・マクレー(フォード)か、昨年の覇者でありサファリ・ラリーにやたら相性の良いリチャード・バーンズ(スバル)、あるいは王者トミ・マキネン(三菱)あたりが最右翼。現在ポイントトップのカルロス・サインツ(フォード)も、ベテランらしい老獪な走りで上位入賞を狙う。WRC 唯一の日本人ワークスドライバー新井敏弘(スバル)も、もともとグラベル(未舗装路)は大の得意とあって、堅実にタイムを出せば上位陣が崩れた場合に棚ぼた式に表彰台、なんてこともありうる。

  昨年はマニュファクチャラーズ・チャンピオンを取りながら今年は全くいいところのないプジョー勢も、そろそろ一つぐらい勝っておかないと、これからの後半戦が非常に苦しくなる。おそらくリタイヤ覚悟で死にものぐるいのアタックをかけてくるだろうが、しかしプジョーは伝統的にサファリのようなグラベル系ラリーが苦手とあってはいくぶん望み薄か。それに比べると、最近マシンの耐久性が俄然上がってきたシュコダ(チェコの自動車メーカ)の方がまだ上位に食い込む可能性はある。ヒュンダイ(現代:韓国の自動車メーカ)は……ううむ。

   ということで、例年以上に岩と埃にまみれたサバイバルレースである。誰が勝つのかは全く予想できない。ネット上の WRC 速報から目が離せない三日間である。


07月18日(水)
  居間に何冊も山となって積まれている、かみさん愛読の女性誌を何気なくめくってみた。まるでこれはDOS/Vマガジンか、と思わせるような広告対本文比(7:3)のアンバランスさに辟易としながらも、もはや定番と化した「驚異の-18kg減」なる刺激的な体験談広告をしげしげと見てみる。確かにそこまで痩せるのは並大抵の努力では成しえないとは思うが、そもそもそこまで太ってしまった根本的な原因を追及しないことには、一時的に痩せたとしてもまたぞろ太るに決まっているのではないか。いいんですか、痩せれば。なんでも。

  そんなダイエット広告に混じってやたらと目立つのが、「小顔を実現する」なるグッズの広告である。なにやら怪しげな薬を塗りたくって、さらに顔の筋肉や脂肪を揉みほぐし、ほっそりすっきりした顔にしようとするものらしい。いったいこれらがどういう理論で部分痩せを実現するのかがさっぱり分からないのだが、広告の写真でそれはちょっと病的ではないかと要らぬ心配をしてしまうほどに痩けた頬をにこやかにさすっているおねいさんの色白の肌がやけに眩しく輝き、そこに乙女(あるいはかつての乙女)の純粋な心を引きつけて病まない何かがあるのは、オヤジの俺にもなんとなくわかる気がする。

  ずいぶん前のことになるが、開発を担当した機械のユーザ向けカタログを撮影するために都内某所の写真スタジオに同行したことがある。その時やって来たモデルのおねーさんを間近に見て、そのスタイルの良さはもちろんのこと、適度にふっくらとしているのに、それでいてあまりな顔の小ささにびっくりしたことがあった。そういうのを見てしまうと、小顔というのはあくまでも骨格で決まるものであって、痩せてるかどうかという以前の問題なのだ、ということがよく分かるのである。

  もっとも何某かの器具なり薬なりを使ってでもどうにかして痩せたい、顔を小さくしたい、そしてとにかく綺麗になりたいという鬼の一念の如き気合と執念が、結果的には女を綺麗にするのだ、という考えは分からなくもない。しかし女性向けエステティックの世界というのは、科学的に考えて明らかに間違っている(と思われる)理屈が平気で受け入れられてしまうことが多々あるようで、部外者としては面白いけれども呆れてしまいもする。

  なんて戯れ言を吐きながら青年マンガ誌をガハガハと笑って読み進むと、巻末広告に「決定版!これで君も憧れの小顔に!」なんて文字が躍るのであった。別にいいじゃん御同輩諸君。顔なんかデカくたってさ。


07月17日(火)
  たまには雨でも降れ。

----------

  さて本日をもちまして、当みくだり日記は二周年を迎えました。思えば二年前、「寝言は寝て言え」という雑文のおまけのつもりで始めたものが、いつのまにか本サイトのメインページとなってしまいました。そういえば当初は「みくだり日記」という名の通り、三パラグラフ程度の簡単な文章にしようと思っていたのに、開始してすぐ長文化の一途を辿り、一時は完全に「寝言」化してしまった時期もありましたが、ここのところはめっきり短めになってきているような気がします。ネタが切れたか熱が冷めたか。終焉の時は近いのか。

  ともあれ二周年でございます。丸二年でございます。ここまで続けて来られたのも、ひとえにこの駄文を読んでくださる皆様のおかげでございます。この先いったいいつまで続くのか、書いている当人にもさっぱり見当がつきませんが、ともかくこれより三年目もご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。


07月16日(月)
  そういえば週末に実家にいたときに、何とはなしに眺めていたテレビで、間もなく封切られる「千と千尋の神隠し」のメイキング(というより番宣か)番組がやっていたので見てみた。内容的には可もなし不可もなしというか、アフレコの様子や監督のインタビューなどのありきたりの構成だったのだが、しかしこの映画って登場する妖怪がトトロあたりと違って妙に生々しく、小さな子供は怖がるんじゃないかという気がしてならない。それでもさすがにアニメ自体のクオリティは高く、ストーリーもそこそこ面白そうな感じではあるが。

  ところで最近たまに流れているこのアニメの TVCM を見たときから気になっていたのが、主人公一家が乗っている車はなんなのか、ということであった。なんとなく見たことがあるような気がするのだが、CM では一瞬だけなので何度見てもよくわからず、非常に気持ちが悪かったのである。しかし図らずもこの番宣番組で内外装をじっくり眺めることが出来、ようやくアウディ A4・1.8T クワトロとわかった次第だ。ううむ、たまにはこういう番組も見てみるものである。

  それにしてもクワトロとは、なかなか良い趣味をしているものだ。もしかしてお父さん、WRC マニアですか。


|←Back| Home |Next→|