みくだり日記    2001年08月後半
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08月30日(木)
  昨日はそんなに飲んだおぼえはないのだが、いつもの如くほとんど食い物を食わずにビールばっかり飲んだのがいけなかったのか。アルコールはすっかり代謝され、頭だけはすっきりしているのに、みぞおちのあたりがどうにもむかむかして気持ちが悪い。胃酸過多で胃壁が荒れているのがわかる。おかげで今日の午前中はさっぱり仕事にならず。客の健康と翌日の体調を考えるなら、全ての飲み屋は胃壁保護用のコップ一杯の牛乳かチーズをお通しとしてデフォルトメニューにするべきである。平日なのに調子にのってばかすか飲む方が悪いという指摘は却下。

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  Gateway、日本市場から撤退の報に驚く。牛柄の梱包材がおなじみの Gateway といえば、DELL と並んで PC直販メーカ最右翼だったのだが、世界的な業績悪化の波に抗う術はなかったらしい。いわゆる「AT 互換機」の黎明期だった頃、Gateway マシンはハイスペックの代名詞で、PC 雑誌の広告ページに燦然と輝く白い筐体が妙に格好良く、憧れの PC だった。そのころはまだ日本法人なんてなく、代理店(日商岩井)経由の直輸入品だったか。俺も会社でしばらく使っていたことがあったが(486 マシンだ)、納品されたときはたいそう嬉しかったことを思い出す。最近も VAIO や ThinkPad あたりに対抗した「SOLO シリーズ」なんて、Gateway らしいかなりいい線いっているマシンだと思うのだけど、昨今の PC 業界全体を襲っている大不況には、カウボーイをもってしても勝てなかったのだろうか。

  CPU の動作クロックが GHz を越え、個人ユーザが使い切ることすら難しいほど巨大になった HDD 容量が平気でノート PC に搭載されるようになると、Web ブラウズやメールなど一般的な使用に要求される性能としてはすでに行き着いてしまった感がある。一昔前なら新しい CPU や OS が発表されるたびに活況に沸き、PC 本体の性能向上と連動して右肩上がりに業績を伸ばし続けたこの業界だが、今や完全に求心力を失って停滞期まっただ中である。この先よほどインパクトのあるキラーアプリでも登場しない限り、いくら PC の性能が向上してかつ値段が下がったとしても、以前の栄光を取り戻すのは難しいように思う。蝶よ花よと持ち上げられたのも今は昔。PC 好きの人間として、実に世知辛い世の中になってしまったと思わずにはいられない。

  そんな中、あいかわらず好調なのは VAIO ぐらいなものか。そのうち「PC」のことを「VAIO」って呼ぶ日も来るような気がする。


08月29日(水)
  ■H2A ロケット打ち上げ成功 予定軌道に到達
  燃料注入時のトラブルやらで一時はどうなるかと思ったが、今回の打ち上げは無事に成功。いやあ良かった良かった。種子島のロケットボーイズ達も胸をなで下ろしていることだろう。

  今日は現在携わっているプロジェクトの、マイルストーン的イベントが昼から。少なからず冷や汗をかいた場面がなんどかあったものの、得意のはったりでなんとか事なきを得た。こう見えても科学の子の私、はったりや押しの一手で場をいなすのはエンジニアとしてどうかと思う気がしないでもないが、世を渡る処世術という観点では、これもまた重要な技術(エンジニアリング)の一つではある。文書の不備などは、あとからどうにでもなるもの。物事の本質さえ押さえておれば、はったりもまた真実になるのだ。

  夕方より、イベントが無事に終わったことを祝する打ち上げ宴会。アルコールで存分に身を清め、明日から続く戦地にての闘いに備えるのであった。


08月28日(火)
  ということで、無事帰ってまいりました。比較的天候に恵まれた昨年と違い、今年は終ぞ太陽を拝むことがなかったものの、曇りながらも大崩することなくまずまずの空模様でありましたが、しかしそこは標高二千メートルの山の上。昼間でも気温は二十度というひんやりとした空気は、未だ蒸し暑い下界になれた体には正に別天地。そんな山上で昼間は温泉三昧、夜には酒盛りと、例年通りの高原ライフを満喫してきたのでした。

  ただし物事に良いことばかりではないのは世のさだめ。夏休み最後の週末とあってか、長野までの高速道路はどこも鬼の大渋滞。首都高七号線の錦糸町から始まり、中央環状線、首都高五号線、そして中央自動車道の大月ジャンクションまでの六十キロに及ぶ数珠繋ぎに会った日には、真剣に途中で引き返そうかと思ってもみたり。

  ところで今年の燻製の出来でありますが、下記右側写真に示すとおり、ほぼ満足のいく仕上がりとなりました。塩抜きの過程を少し長めにしてしまったため、気持ち塩気が抜けすぎたきらいがあったものの、物が牛タンだけにあとで塩を適宜ふってやればいいだけのこと。ほのかな燻製の香りと、かすかに赤身が残る程度にほどよく火が通った柔らかな食感が、ビールや日本酒に大変マッチしたのでした。ただし燻煙すると予想以上に身が締まり、思ったよりも量が少なくなってしまったのが残念といえば残念。こんなにうまくいくのなら、もう一本作ればよかったかも。

山頂の看板 牛タンの燻製

  毎年このイベントが終わると、季節は一気に秋へと突入するのです。また来年なのです。


08月24日(金)
  毎年恒例夏の山行き。例年ならばだいたいお盆前後の日程となるのだが、今年は参加者の都合その他が折り合わず、いつもと少しばかり趣を異にして今年は明日からとなった。懸念された台風は遠く北の彼方に去って、とりあえずは一安心である。あれがもう二三日ずれていたら、きっととんでもない目にあっていた。日頃の行いとは、こういうときに真価があらわれるものである。うむうむ。でも道が崩れてたりして。

  ちなみにこれも毎年恒例となった燻製作成だが、今年は牛タンのスモークに挑戦してみる。すでに仕込みは済んでおり、あとは現地で水にさらしての塩抜き(二時間)→ ボイル(二時間)→ 燻煙(三時間)を実行するのみである。昨年のスペアリブの燻製はいい出来だった。それを肴に標高二千メートルで飲む酒は、下界のそれとはひと味違う格別のうまさであった。そして今度は牛タン。今年もまた、うまい酒が飲めそうである。

  ということで、明日から私は山の人。月曜日に帰還予定であります。


08月23日(木)
  ネットの世界に浸かるようになって、もうずいぶんと経つ。インターネットに触れたのは、たしか七年前だったか。そもそも当時は「インターネット」という言葉すら一般的ではない頃。そのころはまだメールとネットニュース(fj)がその主な利用目的であった。しばらくするとちらほらと日本語の Web ページが登場してきたので、じゃあそろそろ Web ってやつを見てみようか、と雑誌のおまけについていた CD-ROM からインストールしたのが Internet Explorer(IE)だった。以来今に至るまで、Web ブラウザは IE を使用している私であった。

  当時 Web ブラウザで圧倒的に主流だったのは Netscape Navigator(NN)。たしかネットユーザの八割か九割が NN を使っていたと記憶している。インターネット普及拡散期。今思えば実に良い時代であった。しかしそんな時勢に、何故 IE か。今となってはさっぱり思い出せない。とにかく CD-ROM からインストールしてしまったのが IE であり、その後私がネット世界をのぞき見る、文字通り窓となったのだった。

  ということで、半ば惰性も手伝って IE を使っている私。基本的に IE を使ってWeb ブラウジングすることに大きな不満はない。逆に最近は IE の圧倒的シェアを見越して IE じゃないと見ることができないページが増えていて(基本的にはブラウザに依存するページを作る奴がヘタレではあるのだが)、これがあの時 NN を選んでいたら、今頃リンクをたどるごとに腹立たしくも悲しい思いをしていたに違いない。

  しかし IE を使っていていいことばかりではない。とにかく心配な事は、あまりにもあんまりなセキュリティ的脆弱さである。近頃は Java や VB スクリプト、あるいは Active X などを悪用して、ブラウザで何気なくページを見ただけで PC システム根幹部に甚大な被害を与えるウィルスなんてのもあるらしい。当然できるだけ怪しいサイトには近づかずかないようにし、ブラウザには常に最新のパッチを当てるように心がけてはいるが、しかしもうなんていうか、まったくもっていやな世の中になってしまったものだ。なんてもんを作るんだ。

  ブラウザに限らず、最近大流行の Sircum や CodeRed でも見てのとおり、マイクロソフト製品のセキュリティの弱さは今更言うまでもない。逆に言えば使用するユーザが多いからこそウイルスの標的になってしまうわけではある。新しいウィルスが報告されるごとに繰り返されるパッチリリースにいささかうんざりしながら、今日も IE で Web を徘徊するのだった。


08月22日(水)
  朝方には関東を直撃するという大方の予想を裏切り、今日の朝になってもまだ東海地方でもたもたしていた台風十一号。朝起きたら暴風雨か、と思っていたのに、ときおり雨が強く降るものの風はそれほど大したことはない。いたって普通の雨の日という感じ。秋ものとは違って夏の台風は進行速度が遅いというが、それにしたっていくらなんでも遅すぎる。時速にして十キロから十五キロというから、まるでおばちゃんが近所のスーパーに買い物に行く時の自転車のスピード並である。どういう例えだ。

  それでも今度こそ夕方には関東を縦断する、ということで(仕事そっちのけで)ネットの気象情報を注視していたが、昼過ぎから急速に勢力が弱まったようで、別に大して風雨はひどくならずにあっさり関東から去っていってしまった。夕方には雲も流れ、晴れ間も見えてきた。話題だけが先行したのになんだか腰砕けな台風であった。山間部に降った雨のおかげで水不足はかなり解消されたらしいが。

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  「殉教カテリナ車輪」(飛鳥部勝則著:創元推理文庫)読了。
  短期間に狂ったように絵を描き、地方で無名のまま自殺を遂げた画家。この謎めいた芸術家に興味を抱いた学芸員は、遺された絵に何かが秘められているのを感じ、その死の背後にあるものを探るうちに、画家が自殺の前に巻き込まれた殺人事件について知る、というストーリーの本格ミステリ。

  本書の最大の特徴は、図像学(イコノグラフィー)をミステリに持ち込んだことだろう。図像学とは、絵に描かれた図像の主題と意味を明らかにし、さらにその作品が創られた理由をも解いていくという方法のこと。自殺した画家の遺作がその手法により解かれて行くさまは、まさにミステリにおける謎解きの論理的思考そのものである。

  という前半から、ダブル密室殺人の謎解きに至る中盤から後半は、正に本格ミステリという展開。文中に仕掛けられたミスディレクションのアイデアも秀逸である。ううむ、こういう「メタ」な手で来るとは全く予想しなかった。

  ちなみに作中に登場する絵画は、全て著者自身の筆によるとのこと(作品中では登場人物・東条寺桂による)。著者は美術の先生だそうである。牛を描いたつもりが出来上がりは何故か犬になってしまう絵心の無い私には、本の扉に描かれた絵を眺めて溜息をつくのみ。絵が描けるってことは、それだけで素晴らしい。


08月21日(火)
  うろうろのろのろしやがってどこに行くのかさっぱりわからなかった台風十一号が、ようやく進路を見いだしたのか、太平洋沿岸を北上中である。これを書いている時点では紀伊半島に上陸したそうで、そのまま北上を続けて明日の朝にはいよいよ関東地方が暴風域に巻き込まれそうである。予報によると午前九時頃に首都圏に再接近するとのこと。ちょうど通勤ラッシュの時間にぶちあたるわけで、交通機関が相当混乱することが予想される。

  香港や台湾では台風がやって来る日は、会社も学校も問答無用で臨時休業になるそうである。緯度が低く、台風がまだ強い勢力を保ったまま直撃する国ならではの予防措置ではある。これらの国ほどではないにしろ、明日の関東はどうせ大雨で交通が乱れるのはわかりきっているのだし、いっそのこと臨時の休日にしちゃっえば、交通運行秩序の維持や大雨の中をほうほうの体で通勤するような余計な労力をかけなくて済むのに。まあ私の場合は車通勤なので、道が冠水して通行不能になるでもないかぎり、多少の雨が降ろうがこと通勤にはあまり関係がないのだが、要するに面倒なので休みたいということだ。

  子供の頃、台風が来るというのは、それだけで一大イベントであった。いつも遊び回っている見なれた近所の景色が、荒れ狂う雨風でまるで違う様相となる。びゅうびゅうと窓を激しく叩く風の音。方舟を作っておけばよかったと後悔するような雨。テレビのニュースに刻々と流れる台風情報に、これからもっと台風が近づいてきたら一体どうなるのか。アナウンサーは言う。大型の台風は、明日の朝には関東地方を直撃する模様です。うおお。直撃。どっかーんってことか。って、横浜って関東地方だったっけ?ガキの頭では予想もつかない今後の展開と、体験すること数少ない妙な非日常感に、不思議な高揚を憶えたものだった。

  今となっては台風なんて迷惑にこそ思えどありがたみなど全く感じないが、心のどこかにわくわくする思いが残っている気がするのは、子供の頃のあの体験がもたらすものなのか。単に会社が休みになれと願っているだけか。


08月20日(月)
  夏休みも終わり、通常勤務へ復帰。さあ今日からまたバリバリ働くぞ!という決意むなしくいきなり遅刻し、仕方なく半日休暇扱いである。決意さっそく萎える。まあそれもスロースターター、大器晩成型の私なので、出だしでつまずくのはよくあること。勝負は明日からだ。ダメでしょ、明日も。しかしこんなことなら最初から午前中休めばよかったよ。

  と、ここまで書いてもしやと思い、昨年の日記を読み返してみると、案の定夏休み明け初日は遅刻してやがりますよ私。進歩がないという以前に、人としてどうかと思います。

  乾いた風が肌に心地よく、どことなしに空が軽い。そして南よりじりじりと迫り来る台風。もう夏も終わりですなあ。


08月19日(日)
  「フラッシュフォワード」(ロバート・J・ソウヤー著:ハヤカワ文庫)読了。
  2009年、CERN(ヨーロッパ素粒子研究所)で大規模な実験が行われた。全周二十七キロメートルの大型ハドロン衝突型加速器を用い、ビッグバンの十億億分の一秒後のエネルギーレベルを再現することで、未知なるヒッグス粒子を発見しようとしていたのだ。しかし加速器が作動した、まさにその瞬間に起こったのは、誰も予想だにしなかった現象だった。フラッシュフォワード。全世界数十億の人びとの意識が数分間だけ二十一年後の未来に飛んでしまった。ということで、「フラッシュバック」の逆だから「フラッシュフォワード」。「未来を見てしまった」というのは SF のネタとしてはあまりに常道的だが、それが一人や二人なんてケチくさい話ではなく、一気に全人類が未来のヴィジョンを見せられるというアイデアが豪快である。

  それにしても未来の姿をのぞいてしまったとき、人は何を考え、どう行動するのか。のぞき見た未来の姿が固定されたものだという考えに固執し、人生の選択に苦悩する者がいる一方、二十一年後に自分を殺す犯人を突き止めるために情報を集め、奔走し、未来を変えようとする者もあり。この対照的な主人公二人の姿を通して、このような状況に置かれた人間の苦悩がうまく描かれている。基本的には多世界解釈やらコペンハーゲン解釈がどうしたとか自由意志はどうなった、なんていう量子力学をもとにしたハード SF なのだが、こうしたサスペンス的な魅力も十分にあふれる、いかにもソウヤーらしい佳作である。

  ちなみに物語上の二十一年後、現在から二十九年後の西暦二千三十年の世界の描写もなかなか楽しい。「スピルバーグは『スターウォーズ第九作』をまだ発表できないでいる」とか「マイクロソフトは会社更生法を適用し、ビル・ゲイツは破産を宣告した」なんて、本当にそうなりそう。

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  今日で夏休みも終了。明日からまた会社である。今度の長期の休みは正月か。あと四ヶ月。先は果てしなく長く、そして遠い。
08月18日(土)
  昨日はそのまま実家に泊。横浜敗戦の悔しさも一晩寝れば過去のものとなり、今日は久しぶりに実家でゆっくり本でも読もうと思っていたのだった。しかしその願いは、近所に住む弟の子供兄弟(四歳男児と七歳女児)の前にはかなく消え去った。なにせ夏休み中の、正に有り余るほどのガキんちょパワーの持ち主たちである。まずは朝一番にフライング・ボディ・アタックをぶちかまされたて叩き起こされた後、一日中とどまることなく遊びにつき合わされた。なんで子供はこんなに元気なのか。おじさん、正直死ぬかと思いました。

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  「姑獲鳥の夏」(京極夏彦著:講談社文庫)読了。
  京極作品は以前「どすこい(仮)」を読んだことはあったが、あれはあくまでイレギュラーものであり、本道の作品はこれが初。戦後まもなくの復興著しい東京を舞台にして、ホラーとミステリをメインに陰陽思想と神道、呪いと心理学をスパイスとしてほどよく混じり合わせた推理小説という作風は、新しいような古いような、懐かしいような斬新のような、不思議な読後感である。話の筋の柱の一つとして脳科学がブレンドされているところが今風なのかもしれないが、全体的には往年の江戸川乱歩シリーズを彷彿とさせる。クライマックスで全員集合して探偵が推理を説明するという場面(実際はここで殆ど何も明らかにはならないし、さらに百ページが費やされて真相の解説がなされのだが)が、いかにもそれっぽい。

  肝心の本筋の方は、犯人と動機、トリックを解決編の前に言い当てるのはほぼ不可能といってもいいべらぼうに複雑なもの。それら一つひとつに対する伏線は全て、いちいち完璧といっていいほど張られているのが凄い。ただその伏線が、基本的には陰陽師であり古本屋を営む京極堂のうんちくの形で語られるのが多少うるさくもあるが、その妙に達観した視点が面白く読めた。このあとに続く一連の京極堂シリーズもそのうち読んでみようと思う。


08月17日(金)
  えーと、ということで、今日の横浜ベイスターズ。

  ★横浜 0-7 阪神

  試合開始後、たったの九分で試合をぶち壊した先発ホージマー。あいかわらずさっぱり打てない中軸打線。数少ないチャンスなのに、よせばいいのに一発狙いの代打陣。先週までの好調さが嘘のようなボロボロのゲームでありました。せっかく九連勝して上位に食い込む勢いだったのに、こんなんじゃ横浜高校の方がよっぽど強い。まあしかし、何年たっても名前が変わっても、所詮大洋は大洋なんですなあ。高卒ルーキー、東のプロ入り初登板を見ることができたのがせめてもの救いですか。

  しかしせっかく遠路はるばる横浜スタジアムに見に行ったっていうのに。勝てとは言わんが、せめてもうちょっと見応えのある試合にならんのか。期待した俺がバカだったのか。


08月16日(木)
  某筋より頂いた特別チケットにて、錦糸町の「楽天地」で「千と千尋の神隠し」を鑑賞。主人公一家の乗る車が道に迷い、悪路をアウディ・クワトロで爆走していく冒頭シーンで、「大丈夫なの、お父さん」という主人公に対し運転する父親が「まかせとけ。この車は四駆なんだぞ」というセリフに一人うける。同じスポーツ系四駆乗りとして、そういう道を走ってみたい気持ちはよくわかる。しかし四駆を過信すると痛い目に合いますぞ。案の定、豚になっちゃったし。それにしてもこのお父さん、WRC マニアであることは疑いの余地はない。

  ところで歴代の宮崎アニメに必ず何らかの形で登場する飛行アイテムだが、今回のそれは龍。ほとんどの登場人物が異形の者であるこのアニメで、真っ白い精悍な龍の姿はやけに眩しく見える。そんな格好いい龍の背中に主人公が乗って空を駆けめぐるクライマックスで、思わず「まんが日本昔話」のテーマソングを歌ってしまった私。せっかく感動的なところなのに。脳深部に刷り込まれた過去の記憶は、時に美談を喜劇に変える。

  映画観賞後は Y 氏宅にて夕食をご馳走になった。ピザと西瓜とケーキを腹一杯食って、体重三キロ増(推定)で帰宅。

  明日は横浜にて野球観戦。疑惑の判定にめげず、せめて明日だけは気持ちのいいゲームを見せてもらいたい。しかしこの前の讀賣・仁志のファウル判定はホームランに覆ったくせに、なんで今度はダメなのか。まあ横浜は所詮弱小貧乏球団。絶対神たる審判様におかれましては相手にすらしてもらってないってことですか。


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