みくだり日記    2001年12月前半
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12月15日(土)
  久しぶりに特に予定のない週末である。ここのところやたら寒いし、おまけに風邪っぴきの予感もするしで、こういうときはどこにもでかけずおとなしく家で本でも読んで過ごすのが吉だと思う。

  師走の寒風吹くおり、皆様もご自愛ください。私は寝て暮らします。


12月14日(金)
  今日もやはり体がだるいというか眠いというか、今ひとつすっきりしないのだが、さすがに二日連チャンで半休をするのもどうかと思うので、今日はなんとか朝から会社に。しかしいくらなんでもこうも連日お疲れ気味というものおかしい。ううむ、もしかして風邪のひき始めなのでは。

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  ■世界中のミュージシャンと“セッション”できる「ASTRO SESSION」
  「Guitar Magazine」や「Drums Magazine」など、プレイヤー系各種音楽雑誌を出版しているリットーミュージックが、インターネット上に自分の仮想音楽スタジオを開設して他のメンバーと“セッション”する感覚で楽曲の共同制作が行なえるというサービスを開始した。これを使うと、たとえばバンドのメンバが地理的に離れた場所に住んでいたとしても、ネットを通じて各メンバが自分のパソコンに取り込んだ演奏データをサーバー上に転送し、他のメンバーがこれを聴きながら別のパートを重ね合わせていくという、オンラインでの楽曲創造作業が簡単に出来るらしい。

  今まででもマルチトラックレコーダやハードディスクレコーダを持っていれば、機材ごと郵送するなりすればやろうと思えばできないことはなかったが、このシステムがあればネットを介して気軽にレコーディングできるのが画期的だ。これでリアルタイムでのセッションができれば面白いんだけど、回線の容量とサーバの能力の問題からか、残念ながらさすがにそれはできないらしい。ブロードバンド環境がもうちょっと普及したら可能になるだろうか。

  いやしかし、これは面白そう。どうですか、長野や松山、延岡在住の元 JJJ のみなさん。


12月13日(木)
  昨晩特に夜更かししたということはないのだが(それでも寝たのは午前三時だが)、今朝はどうしてもいつもの時間に起きることができず、ともかく午前中は半休にして昼近くまで爆睡。そのまま一日休みたいところだったが、午後に会議が入っていたし仕事もたまる一方なので、不承不承起き出して出社。しかしどうにも体がだるくてしょうがない。それでも今日も二十三時半過ぎまで仕事をしたのは我ながら偉いと思う。というか、そんな生活を続けているから朝だるいのか。

  それとも先日行った神奈川山中への外出の疲れが今頃でてきたのだろうか。歳ですかね、私も。


12月12日(水)
  世の中デフレであるらしい。確かに周りを見渡してみると、M 字型ハンバーガーは以前の半額で食えるし、オレンジ色の牛丼並一丁は三百円を切る値段である。幹線道路沿いにたつディスカウント店ではあらゆる物が百円均一。激安酒店の駐車場はいつも満杯だし、肉屋をのぞいてみると「狂」印の牛肉がたたき売り状態である。それはちょっと違うような気もするが。

  しかし物の相対的な価値・価格が下がっても、市場のパイはある程度決まっている。かくして熾烈な値下げ合戦が展開されて、さらに値段は下がっていく。ところが売れる絶対量はそれほど変わらないのに利幅はひたすら下がるわけだから、体力のない企業は経営が圧迫されて、行き着く先は破綻だけが待っている。

  そこで踏みとどまる術が固定費の圧縮、つまりは構造改革という名の人件費減らしである。昨今は中小企業のみならず、世に名だたる大手企業までもが賃下げを行おうとしている。それもこれも生き残っていくためのある意味では企業努力であり、仕方のない面のあるのだが、しかしこのまま行くと各企業の期末決算が出揃い始める来年二月か三月ごろには、デフレスパイラル(物価下落と景気後退が同時進行)に突入する可能性が高いとの予測もある。

  ところで所得税は累進課税なので、所得が下がると下がった分以上に所得税が下がる。デフレで物価も下がっているのだから、相対的には暮らしやすくなるのかも。と思いきや、いわゆる公共料金といわれる類が軒並み値上げされるというのだからたまったものではない。水道料金は市区町村が値上げし、慢性渋滞の首都高は道路通行料を改訂するとほざく。今時、平気な顔して値上げをぶち上げるのはこの手の料金だけである。

  そして酒税とタバコ税の増税だと。国民なめとんのか、と私は言いたい。


12月11日(火)
  ということで、本日は朝から神奈川県の山中に外出である。いつもより一時間ほど早く起床し(もちろん死ぬ気で起きたのだ)、荷物を載せて九時半に千葉の会社を出発。しかしさすがに師走まっただ中というだけあってか、経路はどこも激しく渋滞しまくりであった。予想はしていたというものの、首都高から東名を経由して、神奈川の現地に着いたのは午後一時過ぎ。なんだかもう、途中で帰りたくなったですよ。

  ちなみに今日向かった場所は、足柄上郡山北町というところ。と、地名だけ言われても神奈川県在住者以外で分かる人はほとんどいないような気がするが(神奈川県人でも知っている人は少ないかも)、周囲をぐるりと大山山系に囲まれた、要するに大変な山奥である。「足柄山の金太郎」が地名の由来になっているというだけに、おかっぱ小僧と相撲をする熊(しかも惨敗)がいるかどうかはともかくとしても、狸や狐の類だったらそこらにたくさん棲んでいそうな大自然に囲まれた場所である。

  そういえば子供の頃から高校ぐらいにかけて、このあたりにほど近い丹沢湖周辺に釣りやキャンプをしに来たものだった。それがまさか将来、こんなところに仕事で来るはめになるとは。我ながら、なかなかダイナミックレンジの広い人生を送っているものである。


12月10日(月)
  先週金曜日は職場の忘年会だった。会場は某駅近くの焼肉系飲み屋。狂牛病の恐怖が蔓延しつつあるこの御時世、しかも最初の感染牛が見つかった場所にほど近い、いわばお膝元とも言えるところでの焼肉忘年会とは、ある意味チャレンジングであろうか。いやさ、今だからこその焼肉である。異常プリオンなにするものぞ。脳のスポンジ化が怖くて牛が食えるか。こちとらとっくにスカスカよ。ほっとけ。ということで、それなりに食って飲んでの金曜日。近来には珍しく、終電よりかなり前に帰還。

  土曜日。かみさんの実家の PC を購入するため、朝から秋葉原へ。かみさん実家から提示された予算は十万円。これで PC 本体に十七インチ CRT モニタ、およびプリンタを揃えるべし。なかなか厳しい条件である。この仕様でいくと、まずはモニタとプリンタだけでざっと見積もっても四万円。そうなると残りは約六万円である。いくら PC 業界にもデフレの波が押し寄せているとはいえ、ボーナス商戦向けの最新型はさすがにこの値段では買えない。若干妥協して型落ち物を狙うという手もあるが、いかな秋葉原とはいえ、モノがモノだけに確実に見つかる保証はなし。ううむ、やはりそうなると久々の自作か。

  ということで安いパーツを求めて朝からアキバを徘徊し、購入したのが以下であった。記憶に頼っているため、値段は一部不正確。なにせスポンジーな脳なもんで。

・CPU Intel celeron 900MHz @6,979
・マザーボード Aopen AX3SP PRO-U @14,900
・HDD Seagate U6 ST340810A 40.0GB @9,499
・FDD MITSUMI 2mode FDD @1,980
・メモリ PC133 CL=3 256MB @2,650
・OS Windows XP Home Edition(OEM) @12,000
・モニタ SONY E230 @26,500
・プリンタ EPSON PM-730C @15,700
・スピーカ YAMAHA YST-M10 @2,980
合計 ¥93,188

  おおっ、消費税込みでも予算内に収まった。やれば出来るものである。とりあえずは満足なお買い物を堪能した秋葉原をあとにし、かみさん実家にて組み立て開始。

  ところがここで問題発覚である。あれがなにでこれがそれだから、うああそうきたか(恥ずかしいから書かない)。といういくつかの情けないチョンボを乗り越えて、なんとか無事に OS のインストールやら設定が完了したのが日曜日。

  という週末でした。明日は神奈川県の山奥まで外出。


12月06日(木)
  今日の会社からの帰り道、立ちこめるものすごい霧。湿った空気と身を切る寒さに、まるでロンドンみたいだと思った。行ったことないですが。

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  「コティーが“コンピューターの匂いがする香水”を限定発売
  ううむ、そもそも「コンピュータの匂い」とはいったい。このページによると、「乾燥機にポリエステル繊維の断片を入れ、繊維と熱と静電気によって放出される匂いを抽出。その後、 小さなスポイトのような器具でその匂いを集め、それを分子のレベルにまで分解し、アーモンドやマリーゴールド、マグノリア、カンゾウ、プラリネの香りを混ぜ、香りを完成」するそうだが、なんだかあんまりいい匂いがしそうにない。販売はインターネットのみ、しかも限定五千本で、値段は一本 百ドル也。誰が買うんだか。

  しかしムラムラする匂いっていうと、俺だったら輸入盤レコードのジャケットの中の匂いですか。カビ臭くてすいません。


12月05日(水)
  「軽量・コンパクトな Web ブラウザ」として世界的にも評価が高い「Opera」。先月の末にはついに正式日本語版(Windows 版)のリリースが行われると聞いて期待していたのだが、十二月頭現在のところ、残念ながらリリースはまだのようだ。まだと言われると悔しいので、一足早く「Opera V6.0」をダウンロードしてみた。拾ってきたのは英語版で、もちろんそのままだと日本語のページは文字化けしてしまうが、フォントの設定を日本語フォントに指定しておくと、きちんと表示されるようになる。まずはささっと使ってみた感想。      とまあこんなところか。そろそろ IE も飽きてきたし、しばらく使ってみて支障ないようだったらこのまま完全移行しようか。Linux や Mac 版もあるので、そっち側の方も是非どうぞ。
12月04日(火)
  「反重力デバイスで空を飛ぶスクーター」だとか、怪しげな噂だけが先行していた「Ginger こと IT」。ついに昨日、その正体が明かされた。なんとなく懐かしのホッパーや、一昔前にやたらと流行っていたキックボードを彷彿とさせるデザインだが、とりあえず空は飛ばないようではある。ちょっと期待していたのだが、ううむ、残念。

  だが使われている技術はかなり興味深い。米 Times 誌がスクープした内容によると、航空機に使用されるレベルの高精度な姿勢制御用ジャイロ(光ファイバタイプか?)と、PC 三台分のプロセッサを搭載して、凸凹道でバランスを崩しても絶対に転倒せず、前進・後進はもちろん、階段の昇降も自由自在。最高速度時速 17 mile/h(約 27 km/h)を叩き出し、わずか 10 円分の電力で 45km の距離を移動することが可能とのこと。しかもこれだけの低ランニングコストで、体重 125kg のドライバーと荷物 37kg を載せることが出来るという。ううむ、本当だろうか。

  米国郵政省はこの「Ginger」郵便配達用途として試験採用するそうである。確かにこのランニングコストを考えると、どんなに燃費の良い車やバイクでもどうあがいたって太刀打ちできまい。あれだけの小さな筐体にこれほどの高出力・高効率が出せるとは、いったいどういうバッテリとモータを使っているのか。電池はやはり流行の燃料電池だろうか。

  そして気になる値段は $3,000。さすがにおいそれと買える値段ではないが、仮にこれが大当たりして、量産効果で十万円ぐらいになったら買ってもいいかなという気はする。とりあえず分解してみたい。


12月02日(日)
  一昨日の金曜日の晩は職場の飲み会。翌日の土曜日が朝から横浜で結婚式に出席とあって、さすがに今日は酒量を控えようと、一次会ではビールをちょぼちょぼという感じだったが、二次会で入ったバー系の店でよせばいいのに調子にのってバーボンをガブガブ飲んでしまった。なんとか終電には間に合って帰宅できたものの(正確に言うと最寄り駅までの電車はすでに終わったあとで、途中駅行きの終電にギリギリ乗れた)、そのまま爆睡。それでも昨日土曜日の朝は予定通り七時に起きられたが、案の定、胃の中にはアルコールがたっぷり残っている感じ。こみ上げる耐えながら、車で横浜に向かう。

  ところで今回の結婚式、新郎は中学生時代の後輩。高校は別の学校に進学したこともあり、中学卒業以来ほとんど音信不通状態だったのだが、数年前にネット上のとあるページを通じて偶然再会したのであった。もしインターネットがなかったら、お互いの所在などおそらく一生わからなかったに違いない。せいぜい同窓会の名簿ぐらいでしか居所や近況を知る手段がなかった頃を考えると、実に便利な世の中になったものだと思う。それでもこの広大なネットの海の中を細い糸を手繰って再会し、そして巡り巡って結婚式に出席することになるとは、やはり縁とは不思議なものである。などと考えながら、いったん実家に車を置いて、新横浜近くの式場へ。

  式場備え付けの教会にて厳かに式は進行し、そのまま披露宴へとなだれ込む。乾杯の挨拶も無難にこなし(たつもりだ。記憶にあるうちでは“晩酌”とは言わなかったと思う)、料理の最初に出てきたコンソメスープが効いたのか、ようやく胃の方もこなれてきたので、なかなか結構な和洋折衷の料理を頂く。やはり二日酔い気味の時は、少しでも何か食べたほうが回復は早い。正直にいうと本当は味噌汁が飲みたかったような気がするのだが、さすがにこの席でそれは憚られるか。

  などと和やかなうちに披露宴も終了。二次会まで少し時間が空いたので新横浜駅前あたりをぶらぶらしていると、頭をリーゼントにビシッと決めたロッケンローラー風の人がやけに目立つ。どうやら今日は横浜アリーナで矢沢永吉のコンサートがあるようだ。なるほど、そういえばみんな首に白いタオルを巻いているなあ。今日はちょっと寒いからマフラー代わりにはちょうどいいのだろうか。

  二次会会場は、なんとベイブリッジの橋の下(橋の中と言ったほうが正確か)にあるスカイウォーク内のレストランである。ベイブリッジは何度も通ったことはあるが、こんなところを貸し切ってパーティーが出来るとは知らなかった。しかも完全貸し切りだから他の観光客などは一切おらず、眼下に広がる横浜の見事な夜景を独り占め状態(一人じゃないけど)である。素晴らしい。カメラ持ってくればよかったよ。

  二次会も盛況のうちに終了。新郎は友人達にしこたま飲まされて完璧な酩酊状態であるが、幸せそうでなによりである。新婚旅行は今日からニューカレドニアに行くそうでだ。ああ俺も行きたい南の島へ。

  ということで、なかなか趣向に富んだ良い式であった。これで結婚式に出るのも当分はないだろうか。


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