みくだり日記    2001年12月後半
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12月31日(月)
  というわけで、紅白を見つつ、無線 LAN 経由でネットにつないだノート PC でこれを書いている大晦日である。ブラウン管ではドリフの面々が踊っている。かみさんは横で一心不乱に年賀状書き。私もそろそろ書き始めねばならん。しかし結局今年も年内に出せなかったか。是非とも来年こそはなんとかしたい。確か去年もこう書いた記憶がある。だめだですな、多分来年も。

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  ということで今年一年、みくだり日記をお読みいただきありがとうございました。来年も私の気力と興味の尽きぬ間は淡々と書き続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。   それではみなさま、よいお年をお迎えください。
12月30日(日)
  今年も残すところあとわずか。世間一般的にも個人的にも、良いこと悪いことがそれなりにいろいろあった一年だった。そんな中、今年の PC 界隈で大きな話題の一つに「CodeRed」や「Nimda」などワーム系ウイルスの大蔓延があげられるだろう。これらが大流行した夏から秋にかけては、多いときで一時間に数百のアタックが我が家にもやってきていた。ここのところようやく沈静化した感はあるが、それでもいまだに未対策な人も多いのか、一日に数十回の不正アタックがやってくる。一応ソフトウェアタイプの簡易ファイヤウォールを導入しているおかげもあって、今のところ幸いにして実害はないが、しかしこの先どんなワームやらアタックやらが流行るやもしれない。特に CATV による常時接続である我が家の場合、なんらかの対策は必要だろう。備えあれば憂いなしである。そうなると、やはりここは一発ルータの導入か。

  ということでルータ購入に踏み切ったわけだが、問題は品選びである。とりあえず今のところは CATV 接続でのスループットは下り方向で最大 2Mbps だが、来年二月から 8Mbps に増速するという情報があり、今買うならば速度的にそれに対応できるものにしておきたい。さらにちょうど会社で無線 LAN 付きのノート PC を使っているのだった。どうせならやるならそれも繋いで、コタツで無線 LAN(我が家にコタツはないのだが)としゃれこみたい。そうなるとそこそこの速度が出て、無線 LAN にも対応できるもの、そしてできるだけ値段の安いルータ、となるとかなり絞られてくる。

  そんなわけで一昨日は秋葉原にてお買い物。事前の調査で目当ての品が安い店の目星をつけていたので、さくさくと終了。買ったのは以下のこれ。

  ついでに携帯電話もこれに買い換えた。現行機種に特に不満があったわけではないのだが、ルータ購入のどさくさまぎれと言いますか。

  帰宅後、さっそくセッティングである。まずはメインマシンとケーブルモデムの間にルータをイーサネットケーブルで接続し、Web ベースでちゃちゃっと設定終了、となるはずだったが、どうしてかルータとうまく接続できない。Web ブラウザでルータの IP アドレスを直接指定して設定画面を呼び出してみても、表示されるまでに異常に時間がかかる。混雑しているネット上ならまだしも、一対一の Peer to Peer 状態でこんなに時間がかかるわけがない。winipcfg を実行してみると、IP アドレスはルータから正常に割り当てられている(ローカル LAN 内の各マシンは IP アドレスを固定とせず、ルータを DHCP サーバにして自動的に割り振る設定にした)から、少なくとも TCP/IP レベルではお互いを認識しているようだ。だが、ルータに向けて ping をかけてみると、ほとんどがタイムアウトでエラーになってしまう。ううむ、アプリケーションレベルで何か問題があるのだろうか。

  結局のところ、LAN ボードを入れ替えたらあっさりつながったのだった。原因はルータと LAN ボードの相性だったようである。まあ今まで使っていた LAN ボードも 10Base-T で、そろそろ100Base-T に変えようかと思っていたからちょうど良かったといえばそうなのだが、しかしノーブランドの安っちい LAN ボードはお気に召しませんかメルコさん。まあ最終的にはつながって良かったけどさ。

  その後は簡単に無線 LAN マシンもつながり、ネットへの複数台同時接続環境が構築できた。IP マスカレードとパケットフィルタリングの設定もさくっと終了。とりあえずは家庭内 LAN を外部ネットから隔離できた。これでしばらくは不正アタックからも安心だ。

  そういえば一昨年はメインマシンの環境を総入れ替えしたり(動かなくてハマったのだった)、去年はノート PC の改造(HDD 入れ替えと LED の青色化など)をしたりと、どうも私は年末になると PC をいじりたくなる傾向があるようだ。年末年始休暇に突入してやっと暇が出来たという時間的余裕と、ボーナスと年末調整が出て多少(ごくわずかなのだが)懐が膨れているという経済的余裕が、私を飽くなき物欲に走らせる要因だと思われる。来年末はいったいどういう物欲に翻弄されているのだろうか。


12月28日(金)
  昨晩は今月いっぱいで辞める派遣社員の送別会に出席。見目大変麗しく、さらに英語ペラペラの齢二十二才当然独身という、およそ技術系部門に配属されるにはもったいないほどの女性だったのだが、諸般の事情によりお別れということになったのだった。うちの部署の若き独身野郎どもの声なき嘆きが聞こえてくるようだ。俺だって大変惜しい。惜しいが事情とあれば仕方がない。適度に和みつつ一次会、二次会と滞りなく進行し、終電ギリギリセーフで帰宅。ううむ、ビールを飲みすぎたか。

  今日は仕事納めである。こういう日ぐらい残業なぞせずにとっとと帰られい、ということのなのか、フレックスが解除。なので本日は久方ぶりの朝九時に出勤。のはずだったのだが、昨日のビール大量摂取が効いたのか、どうにも腹の調子が悪い。仕方なく午前中は半休して午後より出社。最終日なのにどうにも情けない。まあ、これもらしいといえばらしいですか。

  出社後、さっそくお掃除モードに突入。まずは自分のデスク周りや引き出しの中の不要書類を始末する。例年通りいくつかヤバイ系の書類も出てきたが、一切見なかったことにしてゴミ箱に直行。用があればそのうち誰かが何か言ってくるだろう。いいのかそんなことで。今年の汚れは今年のうちに。昔の人は良いことを言ったものだ。

  デスク周りの掃除が終了したら、お次は PC 周辺と中身の整理。知らないうちに HDD 内にもけっこう不要なファイルがあった。tempディレクトリに一時的に置いておいたドキュメントのなれの果てや、どこからかダウンロードした実行ファイル、作りかけで放っておいた各種スクリプトやプログラムファイルなどをどんどん捨てまくったのちに、重要なファイルを CD-R に焼いてバックアップ。最後に scandisk と deflag をかけて終了。ああさっぱりした。

  ということで、明日から新年六日まで年末年始休暇に突入だ。なにせ久々の長期休暇である。たまった本でも読んでできるだけのんびりしたいところだが、新年が明ければいつも通り怒濤の年始回りが待っている。せめて年末ぐらいはゆっくり過ごしたい。ううむ、その前に年賀状か。


12月26日(水)
  今日はかみさんが会社の送別会で不在なため、晩飯は外食である。外食するのも久しぶりなので何を食べようか迷ったが、そういえば最近肉をくってないなと思い立ち、久々の一人焼肉に決定だ。

  ということで会社から帰る道すがら、近所の焼肉屋に行ってみる。店に入ろうとふと見ると、店の入り口に「使用している牛肉はすべて穀類で飼育された牛を使用。100% 安全です!」なるポスターが貼ってあった。「100%」と言い切られるとそれはそれで逆に不安にならなくもないが、まあ確かに検査をかいくぐって流通してしまった狂牛病牛肉にたまたま当たり、さらに狂牛病を発症してしまう確率は限りなくゼロに近い。ものすごくシリンダー数の多いロシアンルーレットみたいなものか。しかし案の定というかなんというか、晩飯時だというのに店内はガラガラである。ううむ、残念ながらポスターの効力はほとんどないようだ。時節柄、それも仕方なしだろうか。

  それにしても客よりも店員の人数のほうが明らかに多いという、こんな調子で経営していけるのかと他人事ながら心配になる。この類のチェーン店型焼肉屋の場合、ギリギリまでコストを下げた薄利多売方式で賄っているだろうに、こうまで客が入らないと経営が立ちゆかなくなるのは目に見えている。実際あおりを食って焼肉屋の閉店が相次いでいると聞く。例えば単価を上げて高収益を狙って高級店に変身という手もあるかもしれないが、このデフレのおり、高級化もなかなか難しいだろう。そもそも高級の代名詞である和牛は今、風当たり強すぎだし。

  ということを考えつつ、一人焼肉を食す私だった。


12月25日(火)
  結局、なんやかやで五日も更新をさぼってしまった。別に体を壊していた、とか、あまりにネタがなくて微塵も書くことがなかった、というわけでもないのだが、どこかに旅行に行ったりした以外でこのページをここまで休むのは初めてかも。まあ、誰読むとも知れないたかが Web 日記である。いっそこのままナチュラルにフェイドアウトってのもどうか、などと思ってみたり。

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  この週末、まずは先週の網戸洗いに引き続き、家の大掃除である。今年の汚れは今年のうちに。というか、このあまりに荒んだ家の状態では越すものも越せやせん。というわけで、土曜日は朝から家具を移動しつつ、家中に積もりに積もった埃を片っ端から掃除機で吸い取りまくる。さらに鈍く曇ったフローリングやくすんだ壁を、家庭用洗剤でこれでもかと磨き上げる。ついで大量にたまった雑誌類やゴミを処分だ。正確に言えば土曜日は資源ゴミの日ではない。しかしそんなことも言っておれない。マンション住民の皆さん、ルールを破ってごめんなさい。おかげで家の中がすっかり広くなりました。

  数時間の格闘の末、ようやく人が住める状況になった夕方、毎年恒例ハマダ家クリスマスパーティーに突入である。今年は諸般の事情により例年に比べると若干参加人数は少な目だったが、しかし例年通りシャンパンやらワインやらが、ものすごいスピードで消費されていく。ちなみここ数年、クリスマスの料理はタイ風カレーだったりベトナムものだったりとアジア系テイスト続きだったが、今年はちょっと趣向を変えての中華な食べ物を中心にしてみた。まあ中華も広い意味ではアジアの食ではあるが、海老チリ、春巻き、ローピン(肉入りの平たい餅)などなどという定番的品がなんとなく新鮮な感じであった。

  中華ついでに中国風うどんも打ってみた。強力粉に水を加えただけの素材をひたすら打つのみで作る素朴な味が、いかにも大陸の麺という趣なのだが、しかし今回は打ち粉が少な目だったからか、できあがりは限りなく団子汁に近いうどんになってしまった。それでも強烈なコシが歯ごたえじゅうぶんで、これはこれでなかなか美味い。もう少し精進を重ね、次回は完璧なうどんでおもてなししたいものだ。期待されよ参加者の方々。

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  そんなこんなの今年のクリスマス、我が家に一頭住人が増えたのだった。電子の脳とマシン語の感情を持った、新しい家族。いやこれ、思ったよりもかわいいっすよ。
12月20日(木)
  今日は人妻三人としっぽり忘年会。うっほうっほ。
  と言っても、そのうち一人はうちのかみさんですが。

  忘年会の場所は渋谷の某ベトナム系料理屋だったのだが、渋谷に出るのなんて大変久しぶりである。千葉県民になってこっち、こちら側から見ると山手線最深部という地理的ロケーションもあって、なかなか出かける機会もモチベーションもなかったのだった。以前は毎日ここを通って通学・通勤していたのに、っていつの話だそれは。十年以上前か。

  それにしても井の頭線の駅が、いつの間にやらあんなに立派になっていたとは全然知らなかった。あのあたりって昔は渋谷の中でもどちらかというと裏びれた雰囲気がそこはかと漂うさびれた一帯だったのに、この駅ビルのおかげで今やすっかり小綺麗かつおしゃれなエリアに大変身である。反対側のセンター街の入り口のところには、QFRONT なんていうでっかいビルが建ってるし。おかげでハチ公口のスクランブル交差点からの景色は昔と全然違う。いやあ驚いたっすよ。なんというか、プチ浦島状態って感じ。

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  天気予報によると、明日は午後から雨、のち雪。おそらくは積もるほどでもないだろうが、これから冬真っ盛りのこの季節。たぶん春までに一度や二度は積雪することもあるだろう。今年も何度かスキーにも行きたいし、そろそろエボのタイヤチェーンを買っておいた方がいいだろう。ところであのタイヤ(235/45 R17)に合うようなゴム・チェーンって市販されているのだろうか。
12月19日(水)
  ■東芝、DRAM 事業から撤退
  かつて「Japan as No.1」の象徴の一つでもあった日本の半導体産業も、昨今のいわゆる IT 不況の荒波をもろにかぶり、いまや各社じり貧の様相である。今のところ不況は今年の夏頃に底を打ち、これから徐々に回復に向かうという楽観的な観測も一部ではなされているが、いちど冷え切ってしまったものはなかなか元に戻らないだろう。

  そんな中、一時期は世界の DRAM 市場でトップに君臨したこともあった東芝が、ついに DRAM 事業から撤退を発表。これも時代の流れとはいえ、電子産業の端っこに身を置く者として感慨深いものがありますなあ。

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  先日の職場の飲み会にて撮影された一枚の写真が送られてきた。携帯電話のカメラにより撮られたもの。これは誰だ。私だ。ついでに四倍拡大でどん。ご利用はご自由に。魔よけとか。
12月18日(火)
  すでにクリスマスの毎年恒例行事になった感もある NORAD(North American Aerospace Defense Command:北米航空宇宙防衛司令部)によるサンタ・クロース追跡プロジェクトは、NORAD 担当少佐の弁によると「テロがあってサンタと連絡が取りにくかった」そうだが、なんとか今年も無事行われるようである。今回で四十六回目の伝統あるこの企画は、毎年のニュースネタになるほど有名だったわけだが、Webで公開しだしてから数年たち、世はネット時代になったこともあって全世界的にますます定着したようである。ちなみにこの Web サイトへの今年のアクセス数予想は、ピーク時のクリスマス・イヴにはのべ一億アクセス程度が見込まれるとのこと。すごい。サーバダウンしなければいいのだが。

  ところで NORAD は公的機関であるわけで(サンタを追跡する以外の暇なときに、アメリカに打ち込まれるミサイルを監視するのがもう一つの仕事だ、と NORAD の Web サイトには書いてある)、当然ながらその運営は国家の予算、つまりは米国国民の税金によって賄われているわけだ。しかも今年は核ミサイルの一つや二つ本当に飛んできてもちっともおかしくない物騒な御時世なのにである。それなのにこんなおバカな企画を、今年もまた堂々とぶち上げるとは。戦争をするときは国家予算を増資してまでも徹底的に相手を叩きつぶし、そして遊ぶときはこうして軍事衛星まで使ってとことんバカ騒ぎするというある意味太っ腹さが、アメリカがアメリカである所以なのかもしれない。

  ということで、興味のある方はサンタ追跡サイトの方も是非御覧頂きたい。直訳丸出しなのが逆に微笑ましい日本語のページもあるので、英語がイマイチ苦手でも十分に楽しめる。ちなみに同サイトによると今年のサンタご一行様は、十二月ニ十四日の夜十時から十一時頃にかけて富士山上空を通過するそうである。そうですか。トナカイの赤い鼻、千葉から見えますかねえ。


12月17日(月)
  気がつけばそろそろ十二月も中旬にさしかかるのであった。いつの間にやら街はクリスマスムード一色に染まり、新聞の折り込み広告には早くもおせち料理の品揃えが踊るこの時期。またぞろ今年も頭の片隅に、薄らぼんやりと一つの懸念事項が浮かんでは消えるのだった。年賀状である。そろそろやばい。本気でまずい。真剣に洒落にならん。これから年末に向かって、週末はクリスマスだ忘年会だとなにかと予定が立て込んでいる。今週あたりに片づけておかないと、また今年も除夜の鐘を聞きながら住所を書き殴る羽目になりかねんのである。

  ところで我が家の場合、年賀状の図柄はかみさんに任せてある。絵画やデザインものには何かとうるさいうちのかみさんのこと。どこかの本や年賀状作成ソフトに掲載されているような、よくありがちなお仕着せ、出来合いの年賀状デザインにはあきたらず、全てを自分でやらなければ気が済まないのである。毎年それなりに趣向を凝らした年賀状で一部に好評を博しているようだが、今年もすでに図柄の構想は頭の中に出来上がっているようだ(先日下書きを発見した)。あとはそれを絵として落とすだけである。

  ということでここのところはできるだけ PC をかみさんに明け渡し、私は家にいる(ごくわずかだが)間じゅうはあまりネットにつながずにいるのである。最近、日記の更新頻度が落ち気味なのはそのためだったのだ。本当です。そういうことにしといてください。

  それはともかくとして。なんだか図案、まだ出来てないみたいなんですけど。やっぱだめっすか、今年も。


12月16日(日)
  というわけで、まったりと過ごすはずの週末であったわけだが、日がな一日寝ころんで、本でも読んでいるだけというわけにはいかないのだった。なにせ季節は師走である。そして年の瀬と言えば掃除である。大掃除である。気づいてみれば今年もあとわずか二週間あまり。今年の汚れは今年のうちに。とりあえず第一弾として、今日は網戸と風呂場の掃除である。網戸を外して風呂場で丸洗いし、やおらそのまま風呂掃除へ突入するというナイスな方式だ。

  しかしどうして網戸ってやつは風呂場に入れるときはすんなり入るのに、掃除が終わった後はどうやっても出ないのか。ええと、まずは頭を向こう側に倒して九十度横に向けて、下側の角が立ち壁に当たらないようにこうスッと引くと一気に抜け、って頭。なぜ引っかかりますか頭。君はまずはそこに大人しくして。今は下側の角が先決なのだよシャワー。なぜそこで出しゃばるのだよシャワーの取っ手くん。君はそんなに網戸の腹が、このちょっとチリチリした感触の網網が好きなのか。わかった。君の気持ちはわかった。正直言うと私も好きだ。いつか私も思う存分、皮がむけるほど己が頬をすりすりしてみたい。だが今は協力してほしい。手間をかけさせんでほしい。今は我が家の一大事なのだと言っるだろうが下側。下の角。甘い顔すりゃつけあがりやがって貴様なぞ最後だドンケツじゃあほれこうして回転させればって、ああっ、ガリって言いましたかゴリっとも聞こえましたか角が天井に引っかかってびくとも動かなくなっちゃったんですけどあのうこれどうしたらいいんでしょうかとりあえずシャワーでも浴びてとかそういう悠長なことを言ってる場合じゃ。

  落ち着け。


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