みくだり日記    2002年01月後半
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01月31日(木)
  御殿場から移動し、昨日から宿泊場所は丹沢の温泉である。場所は丹沢湖の少し先、中川温泉というところ。宿泊している宿はまあまあ普通の温泉宿だが、丹沢の山並みが間近に見える露天風呂はなかなかいい。さすがに平日だからか他の宿泊者はほとんどなく、貸し切り状態で温泉に浸かることができる。やっぱりこういう観光地は平日に限る。

  ところでこの中川温泉は、なんでもかの武田信玄が傷ついた兵を労うために使ったという、四百年の歴史ある由緒正しき温泉地である。いわゆるところの「信玄の隠し湯」というわけだが、それにしても武田信玄という武将は相当の温泉好きだったのだろうか、この手の「隠し湯」は山梨や神奈川一帯のあちこちにある。中には本当に信玄ゆかりなのか怪しいところが混ざっているとしても、それにしたってかなりの数だろう。まあ温泉好きだったのかどうかはともかくとして、少なくとも隠し事は好きだったらしいが。

  ところで肝心の仕事の方は、いくつか細かい問題はあったものの、おおむね順調に進んでいる。ちなみに機械の測定は自動化が進んでいて、試験環境をセッティングしたあとはほとんど人手を介する必要はなく、試験装置が勝手にやってくれる。したがって、試験装置が自動的に試験を行ってくれている間は、試験が終わるのをひたすら待つだけということになる。試験は多項目にわたっていてかかる時間も様々だが、長いものだと半日から一日がかりというものもある。これが試験中に問題が発生してしまったりすると、その対策をあれこれ考えたり再試行したりでいろいろ大変なのだが、今回はそうした問題をすべて潰したあとの本試験だから、問題が出ることはほとんどない。だから実は今回は待ち時間の方がはるかに長かったりする。

  ということで、同行している同僚は、暇をもてあましたあげくにこんなものを作っていた。温泉に入ったりプラモを作ったりしているが、ちゃんと仕事はやってますよ。


01月29日(火)
  今日も御殿場。昨日に引き続いて朝から快晴である。ただし昨日に比べると、北よりの冷たい風が吹いて今日の方がかなり寒い。冠雪した富士山がさらにはっきりと見える。

  朝のニュースによると、先週末に東日本沿岸に接近した低気圧が北上するにつれて台風並に発達し、さらに大陸からの高気圧も張り出して、日本付近は西高東低の典型的な冬型の気圧配置となっているようだ。そのため、おそらく昨晩はほとんど雲一つない晴夜だったのだろう。放射冷却現象で今朝は冷え込んだものと思われる。これが山一つ越えて熱海か小田原に入れば、海の近いそのあたりは山間部とくらべるとかなり気温も高いのだろうか。

  以下、本日の業務報告兼自己用メモ。

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☆EMS測定

■静電気イミュニティ測定(IEC61000-4-2)
・contact ±2、±4、±6kV 10回
 直接、間接(水平、垂直)ともに問題なし

・air ±2、±4、±8kV
 問題なし

■電圧ディップ、瞬停イミュニティ測定(IEC61000-4-11)
・<5%(95% Dip)UT for 0.5cycle
・40%(60% Dip)UT for 5cycle
・70%(30% Dip)UT for 25cycle
・<5%(>95% Dip)UT for 5sec
・印加位相角:0deg、180deg

 100VAC、230VAC ともに問題なし

■ファストトランジェント・バーストイミュニティ測定(IEC61000-4-4)
・AC Power Line ±2kV 2分間
 L、N、PE、L+N+PE すべて問題なし

・I/O Cable ±1kV 2分間
 Serial Cable、CRT Cable ともに問題なし

■電源周波数磁界イミュニティ測定(IEC61000-4-8)
・3A/m、50/60Hz
 問題なし

■電圧サージイミュニティ測定(IEC61000-4-5)
・normal mode(AC Power line to GND) :±0.5、±1、±2kV
・common mode(AC Power line to line):±0.5、±1kV
・印加位相角              :90deg、180deg、270deg

・230VAC
 normal mode PE-L間 ±0.5、±1、±2kV:問題なし
        PE-N間 ±0.5、±1、±2kV:問題なし

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  仕事を終え、山から御殿場に帰る道すがら、空から白いものが舞っていた。神奈川の山深いところは思いのほか寒い。
01月28日(月)
  ということで、昨日から御殿場にいるわけである。仕事先はここから少し神奈川県に戻った山の中。先週末の南岸低気圧による激しい降雨で、山深い奥地の道路数カ所で崖崩れなどがあったようだが、心配していたような降雪はなかったようだ。ただ朝方、御殿場から山中へ向かう国道 246 号線の、特に日陰の部分はあちこちで凍結している。車から降りて外に出てみると、同じ時間帯でも平地とは気温がかなり低く感じる。標高が高いのだなと思う。

  今日は朝から見事な快晴である。裾野まで雪をすっぽりかぶった富士山が、さえぎるもののない冬の空気を通って、手が届きそうなすぐ近くに見える。デジカメを忘れたことを大変後悔した。そういえば先日買い換えた携帯電話には CMOS 式カメラがついているのを思い出した。明日、また晴れていたら撮ってみようと思う。

  以下、業務報告兼自己用メモ。

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☆EMI測定

■電磁放射妨害波測定(CISPR11 Group1 ClassB)30MHz〜1GHz
 #1 Standby状態  問題なし
  (226.54MHz horizontal 4.9dB)
  (512.07MHz Vertical 4.7dB)

 #2 Recording状態 問題なし
  (226.53MHz horizontal 4.7dB)
  (512.09MHz Vertical 4.9dB)

■電源端子妨害波測定(CISPR11 Group1 ClassB)0.15MHz〜30MHz
 #1 Standby状態  問題なし(クリック観測されず)
  (Average 2.3193MHz 5.7dB)

 #2 Recording状態 問題なし(クリック観測されず)
  (Average 2.1993MHz 4.0dB)
  (Average 2.3132MHz 4.1dB)

■電源高調波電流歪み測定(IEC61000-3-2/1995)
 #1 standby状態  問題なし
 #2 recording状態 問題なし

■電源電圧変動・フリッカ測定(IEC61000-3-3/1994)
 #1 standby状態  問題なし
 #2 recording状態 問題なし

☆EMS測定

■放射RF電磁界イミュニティ(IEC61000-4-3)
 3V/m 10Hz 80% AM変調 80MHz〜1GHz、1GHz〜2.5GHz
 四方向より照射 問題なし

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  明日も引き続き山に籠もる私だ。
01月26日(土)
  昨日は職場の送別会。少し風邪気味だったので今ひとつ本調子ではなかったが、とりあえず終電で帰宅。タクシー帰還じゃなかったから良しとする。なにが良しだか。

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  ■GT-R、シルビア 8 月生産中止 排ガス規制に適合せず
  先日も同じく日産の 180SX やトヨタのスープラ、マツダの RX-7 も同様に生産中止がアナウンスされて驚いたばかりなのに、こんどはついにシルビアと GT-R もか。この手のスポーツカーに搭載されるエンジンは高出力タイプのため、昨今の厳しい排ガス規制をクリアするのは難しいのだろうが、 2 ドア系 FR スポーツカー(GT-R は 4WD だが)がどんどんなくなってしまうのは寂しい限り。

  今後 GT-R は独立ブランドとして、また RX-7 は RX-8 とそれぞれ生まれ変わって存続するとはいえ、比較的低価格で買えるいわゆる「走り屋御用達」車はほとんどが姿を消してしまうことになる。実用的なミニバンや取り回しの楽なスモールカーもいいけど、純粋に走りを楽しめるこういう車を作り続けてこその自動車メーカだと思うのだが。

  ちなみに私が乗っているエボ 7 に搭載されている 4G63 型エンジンは、すでに熟成しきって「枯れている」と言ってもいいほどの長寿命エンジンだが、三菱自動車のエンジニア達による不断の努力と地道な改良によって、平成 12 年排出ガス規制を見事クリアしている。ただし今後も排ガス規制はより一層厳しくなるらしい。はたして 4G63 でどこまでいくのかわからないが、是非ともがんばって欲しいところだ。

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  明日から一週間、仕事で静岡県の御殿場に出張。もちろんノート PC は持っていきますが、諸般の事情及び体調ならびに精神状態如何により、本ページの更新を自主的に放棄する可能性があります。あらかじめご了承ください。

  で、御殿場までは車で行くのだが、なんだかいきなり雪が降ってるんですけど。山道、走れるのか。


01月24日(木)
  開発中の機械の試験のため、本日は横浜に外出。今日は比較的道が空いていたからまだマシだったが、それでも千葉から向かうと、なんだかんだで二時間あまりかかる。実家からなら車で十分なのに。こんなことならいっそのこと前泊でもすれば良かったか。ああそれにしても、私は静電気なんて大嫌いだ。

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  我が家のネット接続に使用している jcom@home が、ついに来月一日より下り速度 8Mbps、上り速度 2Mbps に増速するとのこと。大変目出度い。そして大変うれしい。うれしくもあり目出度くもあるのだが、正直言って、やっとですかという感想である。

  確か接続速度が 2Mbps(ベストエフォート時)に引き上げられたのが去年の六月ごろだったか。世間はようやく ADSL サービスが始まるかどうかという頃で、2Mbps といえばほぼ現役最速と言える速度を誇った。それがここ半年あまりで爆発的に普及した ADSL によって、「ブロードバンドの寵児」と呼ばれたその速度もすっかり色あせてしまった感がある。ユーザが次々と ADSL に流れる様子を目の当たりにして、脅威を感じた CATV 各社は続々と回線速度の増速に踏み切ったのだが、なぜか一歩も二歩も遅れてしまった jcom@home。増速の気配など一向に見えない jcom に業を煮やし、私も一時期は ADSL への乗り換えを真剣に検討したこともある。

  それがやっとこの増速である。jcom からの増速を告知するメールには、鬼の首を取ったかのような歓喜の言葉が踊っているが、これでようやく ADSL と対抗できるサービスを提供してもらえることになっただけの話である。もっとも ADSL でのネット接続はかなり不安定な場合があり、比較的安定して速度の出る CATV 接続とサービスの質という点では単純に比較できないのかもしれないが、それでもやはり出遅れたという感は否めない。

  また回線速度増速にともなって、ルータの利用も解禁されるようだ。常時接続を前提とするネット接続形態で、ルータによって外と中のネットワークを隔離することは、セキュリティその他の面から常識である。なのに何故今までルータ利用を禁止していたのか。大変理解に苦しむのではあるが、ともかくこれで晴れてルータを使えるようになる。これもやはり ADSL 対抗という意識のあらわれなのだろうか。

  とまあ遅きに逸したとはいえ、増速、そしてルータ解禁である。とりあえずはサービス向上に対して正当な評価をしたい。これに安住せずに、さらにパフォーマンス改善(特に料金面)に励んでいただきたい。まあ CATV も光が入るまでの腰掛けみたいなものなんだけどな。


01月23日(水)
  目のゴロゴロ感や鼻のムズムズは若干治まったものの、しかし喉の痛みがさらに悪化しているような気がする。花粉はともかくとして、これはやはり風邪だろうか。

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  ■人が乗れるチョロ Q が発売
 玩具メーカーのタカラは、VW 車などのチューニングを手がけるコックス社と1人乗りの電気自動車『Q-CAR』(Qカー)シリーズと共同開発し、新会社を設立して電気自動車を発売すると発表した。あのチョロ Q の実物を作ってしまうなんてなんの冗談かと思ったが、写真を見る限りプロトタイプではなく量産モデルのようだからこれは本気らしい。しかも実車の販売ノウハウを持つカーディラーとの提携も視野に入れてすでに交渉を行っているというから、これは大マジ。さらに玩具メーカーとしてのカラーを出すには、やはり大手玩具チェーンで扱ってもらうことが一番だと考えているとのこと。こちらも具体的な交渉も進んでいて、試乗会を開催可能な大駐車場を持つ、誰もが知る大規模チェーンがその対象だとか。それってやっぱり「トイザらス」のことだよなあ。

  ところでこの車は、充電式で時速 60km/h まで出せるらしいが、道路交通法上は基本的に原付登録だから、法定速度は 30km/s。しかも交差点では二段階右折だ。こんなのがうろちょろ車道を走っていたら、かなり邪魔なような気がする。ああ、チョロ Q だからいいのか。

  この春から都内へのディーゼル車の乗り入れが大幅に規制されるそうだが、いっそのこと都内の一般道路は路線バスや許可された大型輸送車などをのぞいてチョロ Q 以外走っちゃいけないというのはどうだろうか。片側二車線の道路を五車線くらいに使えるし、排ガスによる公害問題もクリア。時速 30km/s なのがちょっとまどろっこしいが、都内を走る車の大半は都内のポイント間を移動するだけだろうし、この程度のスピードであれば十分用は足りるはず。そもそもこれでも現在の渋滞よりは遙かにマシだ。都内を通過するだけが目的の一般車は、原則として高速道路を使ってもらうようにすればいい。

  都内に入ると、街中を走っているのはどこもかしこもチョロ Q のみ。素晴らしい。日本が世界に誇るネオシティー東京の誕生だ。実際、実現したら世界中から羨ましがられるに違いない。

  そういえば、あの「ジンジャー」改め「セグウェイ」も同じ頃に発売だったか。「チョロ Q」が道路を、そして歩道には「セグウェイ」が疾走している光景を想像すると、私が現在生きているのは本当に二十一世紀の世界なんだなあという気がする。


01月22日(火)
  まるで台風のような猛烈な雷雨が一瞬で通り過ぎていった昨日。雷雲を運んできた南岸低気圧から吹きつける南風のおかげで、まるで春のごとき妙な生暖かさだった日から一転。今日は冬らしい寒さである。たった一日であまりにもあんまりな気温差であるが、その寒暖の急変にやられたのか、どうも今日は朝から鼻がむずむずする。そういえば喉もいがらっぽいし、関節も軋むような痛みがある。背中の張りもひどい。見事なまでの感冒罹患初期時の前駆症状である。そういえばここ一年ばかりは風邪をひいたようなおぼえはない。これまでの経験から言って、周期的にはそろそろ寝込むような大風邪をひいてもおかしくはないかも。

  ただよく考えると、喉がイガイガするのは単にタバコの吸いすぎのような気がするし、関節、特に脚部の節々が軋むのはジョギングのしすぎかもしれない。背中の張りや肩のコリは、別に今に始まった症状じゃなく、ほとんど年中肩はこっている。そうすると、この鼻のむずむずはなんなんだ。

  考えられる原因は、もしかして早くも花粉の影響なのだろうか。どうでしょうか、花粉症ユーザな皆さん。あなたの鼻は反応してませんか。


01月21日(月)
  注目の WRC 第一戦、モンテカルロラリーは、王者トミ・マキネン(スバル)との熾烈な全開アタック合戦を制して、シトロエン・クサラに乗るセバスチャン・ローブが WRC 初優勝という、ある意味予想外の結果に終わった。まず間違いなくマキネンとコリン・マクレー(フォード)、マーカス・グロンホルム(プジョー)の三つ巴の戦いになると思っていたのに、終わってみれば新鋭が初勝利とは。まあ、こういうことがあるから WRC は面白いのだけど。

  三位は予想通り終始安定した走りを見せたカルロス・サインツ、四位には今ひとつ波に乗りきれなかったコリン・マクレーというフォードのダブル・エースが入り、フォード陣営としてはまずまずの結果。昨年のマニファクチャラーズ・チャンピオンのプジョーは五位にマーカス・グロンホルム、七位にジル・パニッツィ、そして昨年のチャンピオンのリチャード・バーンズが八位と、意外に伸び悩む結果。グロンホルムはもう少し強気でアタックしてくるかと思ったが、追いつけないと悟った終盤は慎重な走りでとりあえずポイント稼ぎという感じか。バーンズはまだまだ新しいマシンの慣熟走行といった趣。それでも完走して八位に入るのだから凄いが。

  それにしても恐るべきはセバスチャン・ローブである。まだ WRC に参戦して二戦目、しかも正式なワークスでの参戦は初だったと思う。確かに今年のモンテカルロは暖冬傾向で、路面状況がフランス人得意のターマック(舗装路)主体のラリーになったとはいえ、それでも難易度の高いラリーで歴戦の猛者達を向こうにまわして堂々の勝利(ラリー途中のサービスで規定違反があったため、最終的には三位扱いになりそう)である。しかもシトロエンは初日の移動区間で二台がエンジン・トラブルでリタイアし、自分の車もシェイクダウンでエンジンブロー。たった一台残ったワークスカーを完走させるだけでも相当なプレッシャーだろうに、のみならず優勝させてしまう精神力には恐れ入る。昨年のスーパー 1600 選手権でチャンピオン獲得、さらにスポットでもシトロエンに乗ってサンレモラリーで二位になった経歴は、けしてフロックではなかったということを自ら証明してみせたわけだ。WRC の次代を担う新星誕生ってところだろうか。

  次戦は今月末のスウェーデン・ラリー。モンテカルロは暖冬だったが、今度こそ雪と氷の白一色の世界である。


01月19日(土)
  現在使っているランニングシューズは、確か二、三年前に購入した記憶がある。それまで使っていたアディダスのシューズがくたびれ、そろそろ新しいのを買うかと靴屋をのぞいたところ、デザインと値段の安さに目が止まったのがナイキ製のシューズであった。それから私のジョギングの友としてそれなりの距離を駆け抜けてきたわけだが、さすがにこれだけ使い込むとあちこちほころびが目立つようになってきた。特に接地時にもっとも過重のかかる踵や親指の付け根にあたるソール部の摩り減りが激しい。穴こそ開いてはいないが、つま先部分の表皮もだいぶ薄くなってきたような気がする。長年使い込んで愛着はあるけれども、残念ながらそろそろ天寿をまっとうしていただく時期がきたようだ。

  そこでネットを使っていろいろ調べてみると、アマチュアランナーの間ではミズノやアシックスなど日本のメーカの製品が圧倒的なシェアを取っているようだ。一般的に日本人は甲が高く幅が幅広足で、反対に欧米人は甲が低く細い足だ、と言われている。ナイキやアディダス、ニューバランスなどの海外メーカ品は、基本的には欧米人仕様で作られており、日本人が履くとどうしても合わない場合がある。日本メーカは当然ながら日本人の足の特性にフィットするように製品を開発しているから、特にジョギング・ランニングのようなファッション性より機能性を重視するシューズではやはり日本メーカの製品が選ばれるということだろうか。私の足も甲高、幅広。しかも内股で偏平足ときている。典型的な日本人の足である。ということで、今回は日本メーカから選んでみることにした。

  あれこれ逡巡と試着の末に、最終的に選んだのは、ミズノの WAVE CREATION 2002 というモデル。「MIZUNO WAVE」なるミズノ自慢のソール構造により着地時の衝撃を最小限に抑え、またダッシュ時や停止時の横ずれも吸収し、足首や膝への負担を減らすハイテク系シューズである。試着してみると、他のメーカや同系列の製品と比べてクッション性は確かに格段に高い。足の裏に柔らかいゴムパッドが張り付いているような、そんな感じである。さすが日本のメーカだけあってか、ちょっと大きめの私の足(27.5)にもぴったりフィット感し、足首部分のホールド感も良い。このクッション性、耐衝撃性、ホールド性は、走りこむたびに膝裏痛に悩まされがちな私にとって福音となりそうだ。ちなみにこれは今年の最新モデル。「最新」とか「限定」という言葉に大変弱い私だ。

  購入後、さっそく試走である。とりあえず慣らしのつもりで最初はゆっくり目に走っていたのだが、あまりの軽快さに徐々にスピードアップ。いやあ、シューズだけでこうまで走りが変わるとは。こんなことならもっと早く買い換えていれば良かった。なにかこう、走るのが楽しくなるようだ。こうやって自らモチベーションを高めていくのも、単純で飽きっぽい私を京都までたどり着かせるひとつの方策である。


01月17日(木)
  いよいよ明日から(正確にはイベント自体は今日から始まっているが)WRC 2002 年シーズンが始まる。今年の第一ラウンドは例年通りモンテカルロ・ラリー。このイベントはは今年で 70 回目の節目を迎える伝統のラリーである。オールターマック(舗装路)のステージをベースに、峠の頂上にはいたるところに雪やアイスバーンが残るという難しいコンディションが特徴で、刻々と変わる天候や路面状況に応じたタイヤチョイスが勝負を決するといわれる。

  注目は激変のストーブリーグを経て新天地を得たドライバーたちの走りだ。特にこのラリー四連覇という大記録に挑むトミ・マキネン(三菱→スバル)と、すったもんだの末にスバルからプジョーに電撃移籍した昨年のチャンピオン、リチャード・バーンズが、新しいマシンでどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。それに対して昨年終盤に猛烈な強さを見せたマーカス・グロンホルム(プジョー)、誰もが認める“現役最速”のはずなのに相変わらずムラっ気が多いコリン・マクレー(フォード)は、どう戦っていくのか。そして酸いも甘いも痛いも屈辱も噛み分け尽くした末に、ついに新天地と新マシンを手に入れたフランソワ・デルクール(フォード→三菱)、どのレースでもなんだかんだでいつも上位に食い込む安定感抜群のカルロス・サインツ(フォード)という超ベテラン勢だって、黙って彼らの後塵を拝するわけにはいくまい。ラリーの舞台となるフランス南部のアルプス山岳地帯は厳冬の最中だが、雪をも溶かさんばかりの正に火花散る全開バトルが楽しめそうである。

  ちなみに今年 2002 年シーズンから、ついに地上波 TV 日本テレビ系列にて WRC の様子が放映されることに決まった。さすがに F1 のようにリアルタイムというわではなく(ラウンドから二、三週後らしい)、そしてもちろん深夜帯の放送ではあるが、日本では何故か今ひとつマイナーなモータースポーツという地位に甘んじていた WRC にとって、全国ネットの地上波で扱われるという意味は大変大きい。車一台がやっと通れるぐらいの狭い道を、WR カーが信じられないスピードでブチ飛んでいく姿をブラウン管で見れば、車好きならずとも誰もがぶっ飛ぶはずだ。これを契機に WRC ファンがどんどん増え、そしていつの日かここ日本で WRC が行われるようになったらいいと思う。皆さんも是非見てみてください。

  参考サイト:
  三菱 WRC
  SUBARU MOTOR SPORTS MAGAZINE


01月16日(水)
  今日は朝から都内某所に外出。約束の時間は比較的ゆっくり目ではあるが、それでも多少余裕を見て都内に出るためには、普段より一時間ほど早く起床しなければならない。そしてその後、満員の電車に揺られていくわけである。すっかり車通勤が馴染んでしまった体に、朝の通勤ラッシュはそれなりにつらいものがあるが、それでも電車に乗ること自体は大きな苦ではない。多少窮屈な思いはするものの、黙って本でも読んでいれば勝手に目的地にたどり着く。なにせ苦痛なのは早起きにつきる。

  地獄の鐘の音もかくやたる目覚まし時計をブチ壊さん勢いで止め、子宮的極楽浄土型自動温湿度調整機構付き(人肌感知タイプ)布団から、不承不承死ぬ思いでなんとか這い出す。まだ今日は比較的暖かかったから良かったものの、これが厳冬の気温であったならば、そのまま永遠の眠りについた方が遥かに幸せとも思われる。

  亡霊のようにふらふらと洗面台に行き、まだ一割も機能していない脳を冷水刺激で無理矢理覚醒させるべく顔なぞ洗ってみるが、さっぱり立ち上がってこない。居間に戻り、ふと横を見ると、つい先ほどまで我が身を暖かく包み込んでいてくれた布団が、未だ焦点の定まらないぼやけた視界の片隅に入る。刹那、人ならぬ声が頭の中に響くのであった。さあ、このまますべてを忘れて、またあの極楽浄土に身を委ねたらどうだ。思うがままなすがまま、いやというほど惰眠を貪るがいい。さあ。さあさあさあ。いかん。いかんぞ私。頭を振れ。目を開けろ。耳元で囁く悪魔の誘惑なぞ聞く耳持たん。脳死寸前の頭蓋内にアドレナリンを自己注入して、そして思い出せ。私にはやらなければならないことある。人として社会人として、全うすべき責務がある。もう残された時間はあとわずか。さあ全速力で外に飛び出すのだ。

  そして、外は、雨。この晴天続きがちな真冬のさなかに。どういうことだ。布団に帰りたい。


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