みくだり日記    2002年12月前半
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12月14日(土)
  今日は世田谷某所で所用をこなした後に、玉川 IC から第三京浜にのって横浜の実家へ。車窓に流れる多摩川と鶴見川を見やるに、そういえばあの「タマちゃん」は今いったいどこにいるのだろうか、と思ってみたり。まだ横浜のどこかの川で暮らしてるんだっけ。もしそうなら、そろそろ北に返してやったらどうか。

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  数年に渡った三菱との蜜月に見切りを付け、WRC 界の新たな覇者となったプジョーに来期からスポンサードすることになったマルボロ。そのプジョー・マルボロ体制のニューマシンがついに公開された(注:別ウィンドウが開きます)。ううむ、マルボロカラーの「赤」が主体になるのは当然としても、しかしなんとなくランサー WRC でのカラーリングをそのまま 206WRC に持ってきただけという感じで、ほとんど意外性がないというか。どうせやるならもっと斬新なデザインを期待していたのだが。しかし 206WRC というとあまりに銀色のイメージが強かったから、こうやって真っ赤に染まった新デザインを見せられるとなんとなく違和感を感じるなあ。まあ多分来シーズンも圧倒的な強さは変わらないだろうから、そのうち嫌でも慣れるだろうけど。

  ところでマルボロはもちろん世界有数のタバコ会社だが、プジョー・チームのダブルエースの一人、リチャード・バーンズには、禁煙補助剤で有名なニコレットが個人スポンサーとしてついている。つまりバーンズさんは喫煙、禁煙双方の有力企業から強力にスポンサードされているというわけだ。

  そうなると困るのがスポンサー名の表記である。通常スポンサー名は、その貢ぎ額に比例した大きさで車体やレーシングスーツ、ドライバーが装着するヘルメットなどに書かれるわけだが、なにせ今回の場合は言ってみれば「商売敵同士」である。少なくともマルボロはチームの大スポンサーであるから、車体にしろレーシングスーツにしろ最も目立つところにデカデカと書かれるのは当然として、問題はニコレットの方である。よもや仲良く並んで配置するわけにもいかない。かと言ってどこにも書かないというのもまずいはず。いったいどうやって表記するのか。

  そこで新マシンと同時に公開された本人の写真(注:別ウィンドウが開きます)をよく見てみると、当然マルボロの文字は腹部分にプリントされている。しかしこの写真を見る限りでは、どうやらニコレットはどこにも書かれていないようだ。しかし全く書かないというわけにもいくまい。ううむ、どうなったんだ。もしかしたら背中あたりにでっかく書いてあるのか。大変気になる。


12月10日(火)
  さすがに昨日の大雪には驚いた。なんでも十二月に積雪があったのは十一年ぶりのことだそうだ。いわれてみれば生まれてこの方関東地方に住んでいるが、十二月にこれほど雪が降って、しかもそれなりに積もったという記憶はない。なんだか今年は春先から季節の進みが妙であった。冬が終わってようやく暖かくなったと思ったら一気に夏のような暑さになり、そのまま大して寒暖の差もなく夏本番を向かえて、いつまでも残暑を引きずっていた名ばかりの秋が終わったら突然の冬である。春と秋をすっ飛ばして、冬と夏のみの二極分化されたわけだ。もともと春も秋もあまり好きではないので(明確な根拠はないが)この傾向は個人的には歓迎したいが、しかし極端すぎるのもどうかと思う。

  それはともかく、とにかく今日は寒いのだった。こういう寒い日には風呂にゆっくり浸かって暖まるのが一番だ。御湯たゆたう湯船に身を委ね、心を無にして目を閉じると、自然と意識が遠くなる。嗚呼遠くなる遠くなる。

  そういえばこの湯船で寝てしまうという現象について、以前「特命リサーチ200X」で取り上げていたような気がしたので調べてみると、「お風呂で溺死するメカニズム」というタイトルのコーナーが放送されていた。湯船に浸かってボーっとしているとたまらなく眠くなることは誰にでも経験のあるとこだと思うが、あれは眠っているのではなく実はゆっくりと失神しているという、なかなか興味深い内容。

  それによると、熱い湯に入った瞬間、体の防御反応により血管が収縮し血圧は急上昇するのだが、そのまましばらくお湯に浸かっていると、危険ではないと判断した体は今度は体温が上がりすぎないように血圧を急降下させる。この血圧低下により脳が虚血状態に陥り、だんだんと意識が遠のいていく、というのが風呂で眠くなる真相だそうだ。したがって例えば飲酒時や深夜の寝起き時など自律神経が麻痺しているときに無理やり風呂に入ると、脳の虚血による意識喪失が相当深いレベルまで達することがあり、顔が水に浸かって呼吸困難になってもそれを感知できずにそのまま溺死してしまうことがあるという。一般的には高血圧の持病がある年配者が熱い湯に入り、急激な血圧変動により意識を失って、というパターンが多いのだが、最近はライフスタイルの変化もあり、若者が深夜に入浴し不幸にして溺死してしまう事故も増えているらしい。

  ううむ、そうだったのか。仕事で帰宅が遅くなったり、今日のような寒い日などは私も長風呂したあげくに湯船で寝てしまうことがよくあるのだが、実はこれって結構危険なことだったのか。しかしなあ。あの気持ち良さはなかなか代え難いものがあるのも事実。風呂場で死ねるなら、それはそれで本望のような気がするのである。


12月08日(日)
  この週末は極私的なことでいろいろあって、ちょっと疲れた。結果的にはまあまあなんとか無事に済んでほっと一安心、よかったよかったと思っていたら、どっと気が抜けたからなのか、なんとなく風邪っぽいような気がする。あれこれ余計なことに気を揉んで、エネルギーをそればかりに使ったために体の免疫力が落ちているのだろうか。ということで今日は早く寝ようと思う。こんなんですいません。
12月04日(水)
  スバルのペター・ソルベルグが劇的な初優勝を遂げたグレートブリテン・ラリーで今シーズンの幕は閉じ、来年一月のモンテカルロから始まる来期に向けて、つかの間の休息期間という案配の WRC であるが、なんと三菱が 2003年 の WRC 活動を休止するという衝撃的なニュースが飛び込んできた。なんというか、極めて古典的表現で恐縮だが、正に“がびーん”という感じ。

  まあ三菱にとって、今年は正直いって散々な結果ではあった。ほんの数年前までの栄光はどこへやら、トップ争いはともかく、入賞すらも難しい状況で、マニュファクチャラーズ・ランキングではシュコダと並んで堂々の最下位。三菱の黄金期を作り上げた王者マキネンが去り、満を持して投入したはずのランサー WRC もいまだ熟成が進まず戦闘力が上がらない状態ではそれも仕方がないとはいっても、よもやここまで低迷するとは思ってもみなかった。さらに加えて大スポンサーだったマルボロが来年からスポンサードしないことに決まったり(これは今年の酷い結果が影響しているだろう)、ご本尊である三菱自動車自体が事業再建の真っ最中で資金面にも黄信号が灯ったりと、ここまでマイナス要因が揃えば「活動休止」もやむを得ないのかもしれない。

  ただ活動休止といっても WRC に対する全てを止めてしまうわけでなく、体制再構築や車の熟成検討などを来年一年かけてじっくり見直し、2004 年には再び再参戦するという。またフル参戦しないとはいえ、スポット参戦という形でいくつかのラウンドで姿を見られそうではある。三菱ユーザとして、またランエボ乗りの一人として一年間の活動休止は大変残念だが、是非とも 2004 年には再びあの「強い三菱」として帰ってきてほしい。そして是非とも「打倒プジョー」をお願いしたいのだ。

  ところで 2004 年には、現状のランサーベースではなく、コルトをベースとした WR カーで帰ってくる可能性が高いという。ううむ、コルトですか。あのコンパクトボディの車がどうやったら WR カーに生まれ変わるのか、なかなか想像しがたい。しかしあの小さな車体に 2 リッターのモンスターエンジンを積んでグラベルを爆走する姿は、名前が仔馬(コルトは“仔馬”の意)だけになんとなく「マキバオー」を想像してしまうのは私だけだろうか。「うんこたれ蔵」だったら困っちゃうけど。


12月02日(月)
  クリスマスムード一色になる年末のこの時期になると、頭の片隅に薄らぼんやりと一つの懸念事項が浮かんでは消える。そろそろである。いい加減やばいのである。まだよまだまだ、いやでももうすぐか。などと思っているうちに時間は過ぎて、今年も来ましたあの季節。ここらで本腰を入れて書き始めなけりゃならん。そろそろ年賀状を書かなければならないのである。

  しかし面倒くさいことが大嫌いで、そして嫌いなことを後回しにしてしまう性癖の人間が揃っている我が家のこと。年賀状書きなどという面倒くさいことの代表のようなものは、どうしたって始める気になれない。いつもいつも年の瀬ギリギリ押し詰まって、どころか、時には新年が明けてからどうしようもなくなって仕方なく始める、なんてことも一度や二度ではない。

  そんなに嫌ならこんな虚礼事例なぞいっそのことすっぱり止めてしまった方がどんなにか潔く、そして気分もすっきりするような気もするが、そこはほれ、我々だってこう見えても一応は社会人なのである。実はない。入りもない。しかし、いろいろしがらみその他もろもろある。なかなかそういうわけにもいかない。中にはこの一通の葉書が生存確認の役目をはたしている例もある。となれば、やはり今年も書くことになるであろう。

  だが、もうほんとに心底面倒くさいとは思いながらも、すでにインクジェットプリンタ用の年賀ハガキは手に入れていたりするし、あまつさえ年賀状を大量にプリントアウトすることにかこつけて、この機会にプリンタも新調するか、などと邪なことを考える始末。なにがこの機会だかよくわからないが、ともかく準備だけはできているのだ。

  とにかくハガキはある。図案もそれなりに考えてある(らしい。これはかみさんの担当だ)。プリンタも(よもや新しいのが)ある(かもしれない。ボーナスが出たらな)。準備だけは万端整っている。さあ、あとは力仕事のみ。ひたすら手を動かすだけの単純作業。バリバリ刷って、とっとと宛名書きをして、今年こそは年内に全ての作業を終わらせるのだ。今年の汚れは今年の内にっ。汚れですか年賀状は。

  たぶん今年もダメでしょうなあ。


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