みくだり日記    2003年01月前半
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01月15日(水)
  ネットで見つけた小粋なニュース。

  中東情勢の緊張が日々高まる中、CNN は米軍とその情報部門が 1 月 9 日をもって対イラクへの直接行動を開始したとの非公式発表を得た、と報道した。それはイラク国内の重要な位置を占める様々な人物に対して、米国への敵対をやめ、フセイン大統領に反旗を翻すことを勧める電子メールを送ることだそうである。すでに数千通ものメールがさまざまなルートを通じて送られたという。

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  というようなメールがイラク国内では飛び交っているんでしょうか。
01月13日(月)
  気がついてみれば、すっかり更新頻度が落ちてしまったこの日記。ほんの一年前までは、半ば意地のように毎日(くだらないことを)書いていたのが遠い昔の話のようである。

  で、明けて新年。今年はここらで初心に戻り、毎日とは言わないまでも、せめてもう少し更新しようと誓った矢先に早くも一週間も更新が止まってしまった。ううむ、こんなもんですか。まあ何事も無理は禁物。出来る範囲でやっていきますか。

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  髪が伸びてきたのであった。

  と言うか、もうすでに伸び切っている。前回散髪したのは、確かオーストラリア旅行から帰ってきた直後だったから、ちょうど二ヶ月前。もっとも伸びたといっても、かれこれ十数年前のメタル野郎時代のように顎の下で髪の毛をちょうちょ結びできるほどに長いわけではない。せいぜい前髪が目にかかり頭側部は耳が半分隠れ、後ろ髪は襟足にかかる程度である。しかしこれでもここ最近の私的頭髪測量基準に照らし合わせるとかなりの長さではある。

  しかしなにせ私の髪質は、典型的日本人らしく「硬い・太い・多い」の三重苦。さらに加えてくせっ毛の剛毛ときている。なのできちんとすいて「軽く」してやらないと、下手に伸びてくると頭髪全体の形状が上下方向よりも横方向にどんどん膨らんでくるのであった。今は季節が冬で空気が乾燥しているからまだ幾分マシなものの、これが梅雨以降の湿り気たっぷりの頃になるとそれはもう大変なことになる。人の頭というより、でっかいカリフラワーである。

  いっそこのまま伸ばし続け、人造カリフラワーあるいは天然アフロというところまで行ってみるのも一興かと、半ばやけくそ気味に思ったが、いい年したおっさんがそれもちょっとどうかと思い直し、この連休を利用して髪を切ってきた。馴染みの床屋にて今回は割合短めにカットしてもらった。床屋の椅子に座り、対面する鏡で自分の髪がバサバサと切り取られていくのを見ていると、なかなか気持ちが良い。これで突発性カリフラワー化衝動ともしばらくはおさらばである。

  でもちょっとだけカリフラワーも良いかも、とこの期に及んで考えてみたり。行ってみますか、次回は。


01月06日(月)
  長いようで短かった休みもついに終わり、明日から通常業務形態に戻る。しかもフレックス解除だ。さすがに今日は早く寝ておこうか、といつもよりかなり早めに床についた昨晩であった。しかし昼夜逆転がすっかり馴染んだ体に、こんな早いうち(と言っても日付は変わっていたが)から寝付けるわけがないと勝手に思っていたのだが、どういうわけか布団に入るやいなやすぐさま寝入ってしまい、そのまま今朝はほぼスムーズに起床に成功である。

  しかし起床には成功したものの、やはりどうにも体に切れがない。まあ朝方に体も頭も働かないのは今に始まったことではないが、なにせ人間の体というものは、一度自堕落な生活リズムにどっぷり浸かってしまったあとで、いきなりトップギアにチェンジできるはずはないのである。いや、それができる(私から見ると)奇特な人もいるのかもしれないが、私には到底できない。絶対できないできませんとも。

  ともあれ、新年明けて会社は始業し、またあの忙しい日々が戻ってきたわけだ。だが何事も急はよくない。とりあえず今日はローから初めて徐々に頭と体を慣らしつつ、一つ一つギアの感触を確かめながらやっていきたい。明日いきなりバックギアに入ってしまう可能性もあるわけだが。

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  年末年始の休み中に「終戦のローレライ(上・下)」(福井晴敏著:講談社)読了。
  傑作「亡国のイージス」もそうだったのだが、ここまで頭の中で映像化しやすい小説ってなかなか無いかもしれない。それもこれもカット割の的確さ、ストーリーテリングの巧みさの成せる技ではあるが、特筆すべきは人物描写の妙だ。物語の中心人物はもちろん端役一人一人に至るまで、それぞれがそれぞれの「人生」を背負っているのだということを、丁寧に書き込まれた文章によってまるで映画の回想シーンを見ているかの如く追体験できる。もちろんアクションシーンに関しても正に手に汗握るという感じ。特に米艦隊を相手に繰り広げられる超絶技巧の数々や、上巻最後の水中で炸裂する必殺技は是非映像として観てみたい。「彼女」が水を通して「感知」する場面や、人の心を読み取る時の「感覚」なども映像化したら面白いだろう。

  それにしても「亡国のイージス」を読んで、この人はまだ若いのに(私と同世代だ)こんなにも凄いものを書いてしまってこの後どうするんだろう、と余計な心配をしたものだが、正に杞憂であった。本作で「亡国」をあっさり越えてしまった。恐るべし福井晴敏。ともあれ、強力におすすめします。


01月05日(日)
  日本での PC 普及率が現在のところ一体どれくらいなのかは知らないが、とりあえずは猫も杓子もパソコンで年賀状を作る時代になったようではある。宛名や本文に妙なフォントを使うぐらいはまだ可愛い方で、それに加えて子供の写真やら凝りまくったイラストやら全面フチなし印刷やら、年賀状作成ソフトとインクジェットプリンタを駆使しまくって作られた、なんと言うか、紙面に「作り手の怨念」すら漂う年賀状が多くを占めるようになってきた。どうでもいいが、もしかして全ての年賀状って「インクジェット対応」になってしまったのだろうか。いや、我が家に来た年賀状は全部そうだったもので。

  そんな中、宛名も本文も昔ながらの普通の筆ペンで書かれたものも、ごくごく希にでは頂くこともある。しかもそういう年賀状は手彫りのスタンプ(ちょっとかすれているのがミソだ)が押してあったりして、なんとも和んでしまうのである。こんなのを見せられると、よっしゃ俺も来年は筆ペンと木版画じゃぁっ、と一瞬思ってみるのだが、しかしただでさえ面倒くさい年賀状に、さらにそんな面倒くさいこと今さら絶対やるわけがないのであった。やっぱ PC 使うと便利だしなあ。そろそろ来年あたりからはオール電子メール化ですかねえ。

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  ということで、本日で年末年始休暇は終了である。九日間の休みはあっという間に過ぎ去って、明日からまた通常の日々に戻る。

  それにしても、この一週間あまりで昼夜逆転のすっかり自堕落な生活が染みついてしまったこの体、はたして元に戻れるのだろうか、と我ながら心配になる。そういえば明日は仕事始めということで、フレックスが解除だったような気がする。ってことは九時出社ですかそうですか。起きられませんがな。明日、午前中半日休暇を取るに 100 リランゲニ。


01月01日(水)
  国際的な暗殺請負集団のスナイパーになった夢を見た。

  ターゲットは某国際企業の重役。国家事業を隠れ蓑に南米から麻薬を密輸、貪った営利を使ってさらに第三国への武器輸出に荷担しているらしい。普段は世界中を飛び回っているらしいが、情報によると、現在はとある都市にある本社ビルの最上階にいる、とのこと。暗殺指令を受け取った私は相棒(MIB のトミー・リー・ジョーンズ似:当然サングラス着用だ)とともに人目を盗んでビル内に潜入。エレベータから上へ向かう相棒と、非常階段から登る私の二手に分かれる。なんで俺が階段なんだよ、と少なからず疑問に思うものの、鉛色に鈍く光るベレッタ M92FS を片手に最上階を目指す私であった。

  数々の難関を乗り越え、いざ重役の部屋に踏み込むと、そこには革張りのソファーに座って和やかに談笑する相棒と重役の姿があった。呆気にとられる私をよそに、何故か美味しそうにおにぎりを頬張る相棒。私の姿に気づいた重役はおもむろに席を立ち、私にもおにぎりを差し出す。黒々とした海苔が巻かれ、握りたてなのか、ほのかな湯気が立ち上るおにぎり。照準を合わせていたベレッタを腰のホルダーに戻し、ナイスミドル系の重役からあまりに美味そうなそれを受け取り、非情な任務も忘れてただひたすらに貪り食らうのであった。

  どんな初夢なんだこれは。

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  ということで、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。


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