みくだり日記    2003年01月後半
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01月29日(水)
  ついに新型の発表。外観的にはフロントの造形が今どきの三菱車っぽくなった以外は大きな変更はなく、位置づけとしてはマイナーチェンジという感じだが、トルクが 1.0kg-m 上がっていたり電子制御アクティブセンターデフがバージョンアップしていたりリアスポイラーがカーボンになったりと、それなりに目新しいところは多い。実際的な使用勝手からいくと、燃料タンクが容量アップ(48L → 55L)したのは良いな。なにせ現車では燃費の割にタンクが小さすぎて、街乗りだと満タンにしても 300km 走らないこともある。しょっちゅう給油する羽目になる面倒くささが少し解消できよう。

  ともあれ、これで私も目出度く旧型ユーザ(昨年オートマ仕様の GT-A が出たが、あれはちょっと別物か)となったわけである。ほぼ毎年新型が出るこの車種の宿命ではあれ、まだ買って二年も経たないうちにすでに旧車とは、ちょっと寂しい気がしないでもない。いや、しないぞしないのだ。う、うらやましくなんかないやい。とりあえず実車を見に行ってみよう。買いませんけど。

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  本日晴れ。朝方は比較的暖かかったが、夕方以降はかなり冷え込む。明日以降は強烈な冬型の気圧配置になるらしく、冷え込みはさらに厳しくなりそうだ。冬なのだから寒いのは当たり前とはいえ、どうにも寒いのが苦手な者にとって、ここ数日はつらい日々になりそうである。

  しかし寒いといってもここは関東南部。ぐっと気温が下がったとて、所詮はせいぜい零度がいいところか。この程度の冷え込みは、平気で氷点下十何度まで下がる北国・雪国の本物の寒さに比べればどうということはないのかもしれない。ほれ、よくテレビなどで北国の女子高生(猛烈な吹雪なのに生足)や OL のおねえさん(パンスト1枚に薄いコート)とかが紹介されるではないか。ああいうのを見ると、こんな寒さごときで弱音を吐くなぞ申し訳なく思う。それともあれは特殊な寒冷地仕様人間ですか。


01月27日(月)
  なにやら先週の土曜日あたりからネットがやたらと重いような気がするのだけど、これはやっぱり例のアレのせいなのだろうか。しかしこんなたった 376byte ぽっちのプログラムなのに、世界中の情報網を危機にさらす可能性を秘めているとは。まったく不謹慎ではあるが、よく考えたものだと感心してしまう。それにしても、セキュリティ・ホールにきちんとパッチを当てずにそのまま放置している人が世の中いっぱいいるってことなんですね。

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  WRC 今期開幕戦のモンテカルロ・ラリー。結局のところシトロエン・クサラ WRC を駆るセバスチャン・ローブが優勝し、二位、三位にもコリン・マクレー、カルロス・サインツが入り、今シーズンからフル参戦することになったシトロエンが表彰台を独占する圧勝で終わった。今年のモンテは例年に比べて雪が少なく、ほとんどターマック(舗装路)コンディションとのことだったので、元々ターマックに強いシトロエンはそこそこやるだろうとは思っていたが、まさか 1-2-3 フィニッシュとはなあ。

  そこれもこれも大本命のプジョー勢が大ゴケしたからに他ならないわけである。優勝候補筆頭だった昨年のチャンピオン、マーカス・グロンホルムが、わずかに路面に残っていた雪に乗ってコースアウト。岩に激突し、痛めたステアリングロッドを交換するために、三十分の時間を失い、完全に優勝圏内から脱落。ダブルエースのリチャード・バーンズもタイヤ選択のミスなどで五位に付けるのがやっと。「ターマックキング」の異名をとるジル・パニッツィも、ウイルス性の疾患(インフルエンザか?)で血圧が低下し、SS8 を走っただけでラリーを諦めた。206WRC を投入してからモンテでは一度も勝ってないプジョーは、今年こそと盤石の体制でのぞんでいたのに、またしてもジンクスに阻まれることになったわけだ。他のターマック・イベントでは圧倒的に強いのに何故か。「最後まで何が起こるかわからない」のがラリーという競技の魅力ではあるのだが、しかしここまでくると呪われているとしか思えない。

  ということでプジョーが勝手にコケ、対抗の筆頭のはずだったスバルも、トミ・マキネン、ペター・ソルベルグともに初日で早々とリタイヤしたライバル不在の状態では、ローブの優勝も順当か。それでも昨年のモンテではトップでゴールして表彰台の頂点に立ちながら、一週間にサービス違反の裁定が下り二位に降格している過去があるぶん、今回の優勝は嬉しかろう。また二位と三位に入ったコリン・マクレー、カルロス・サインツの「移籍おっさん組」も恐れ入る。移籍直後で新マシンにまだ完全に慣れていないだろうに、いきなり結果を出すあたりは、さすが「天才」と「いぶし銀」である。まだまだ若いもんには負けないということですか。このおっさん達、本気で今年のタイトル狙ってるかも。この調子ならそれも不可能じゃなさそうなのが、また凄いのだが。

  次なるラウンドは、2/7 から始まるスエディッシュ・ラリー。雪上を 200km/h を越える猛スピードで爆走する WRC 屈指のハイ・スピード・ラウンドである。次はスバルの二人にも頑張ってほしいところ。

  参考サイト:
  RallyX Net
  SUBARU モータースポーツ


01月23日(木)
  THE BEATLES の当時最も売れたアルバムである「ABBEY ROAD」の写真が改竄されることになったという。道路を渡る四人のうち、ポール・マッカートニーが手に煙草を持っていることが問題になり、コンピューターグラフィックで消去されたらしい。どうやら嫌煙団体からの圧力によってこういうことになったそうだが、なんとも凄い話である。日本でも言葉狩りの圧力というのは今でも相当のものがあるが、お国のアイドルの作品まで変えさせるというのだから、イギリスでの煙草狩りの圧力というのは半端じゃないのですなあ。

  それにしてもこうした禁煙運動というのは、あまりにヒステリックすぎて奇妙なことを平気でやるわけである。それは私が愛煙家だから余計にそう感じる、というわけではないと思うが、そもそも本当のところはどちらか一方の主義主張を強引に押し通すのではなく、どうしたらお互いが共存出来るようにするのかがキモだと思うのだけど。もちろん環境やら非喫煙者の健康問題やらは当然考えていく必要があるのは事実なのだが、いずれにしてもこうした原理主義的な動きには全く賛成できない。しかしこういうことを目の当たりにすると、何かが狂いだすとほんとうに世界が狂っていく可能性というのは常にあるのだと実感する。グリンピースなどの活動にも同じようなものを感じることが多い。

  ところで件の「ABBEY ROAD」というアルバムは、収録されている「COME TOGETHER」という曲の歌詞やこのアルバム・ジャケットの中でポールが一人だけ裸足で歩いていることなどから、かつて「ポール死亡説」が流れたといういわくつきのアルバムであるのだが、発売から二十年以上もたってこんなことが起こるとは、なにかよっぽど因縁めいたものがあるのかもしれない。

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  さていよいよ明日から今シーズンの WRC が開幕である。開幕戦は、例年通り伝統と格式のモンテカルロ・ラリー。今年からフル参戦のシトロエンを始め(そして今年一年参戦を諦めた三菱を除き(泣))全六ワークスで争われるわけである。

  このラリーは天候の変化に道路状況が大きく左右され、したがってタイヤ選択が雌雄を決することも多く、WRC ラウンドの中では難しい部類に入るイベントと言われる。しかし、なにせシーズンの行方を占う開幕戦である。まずは一発目で勝って一気に波に乗るか、はたまた苦難のシーズンの前哨となるのか。どのワークス、そして各ドライバーも相当に気合いが入っている模様だ。新鋭、ベテラン入り交じった、火花散る全開バトルが展開されることは間違いない。今から興奮して今晩は眠れないかも。嘘ですが。

  ということで WRC 開幕なわけだが、昨年のオーストラリア・ラリーですっかり味をしめてしまった私である。今年も出来れば生 WRC してみたいのだが、しかし仕事やらなにやらの関係上、今年はちょっと厳しいか。もし行くならフィンランドかドイツかなあ<行く気か

  参考サイト:
  RallyX Net
  SUBARU モータースポーツ


01月20日(月)
  テレフォニカ・ダカール・ラリー(通称パリ・ダカ)で、三菱の増岡選手が四輪部門で優勝。初優勝した昨年に続き、これで日本人初の二連覇達成である。素晴らしい。

  ただ、ほぼ独走状態のぶっちぎりで勝利した昨年とは違い、土壇場でそれまで一位につけていた同じ三菱ワークスのベテランセルがクラッシュして、なんとなく棚ボタで転がり込んできた勝利のような気がしないでもないが、それでも勝ちは勝ち。なにせラリーとは、ライバルの誰よりも速く走ることはもちろん、その速さを最後まで保ち続けた者が勝利する競技だからである。ベテランセルにはちょいとお気の毒だが、こういうことがあるからこそラリーは面白い。

  それにしても優勝した増岡選手を始め、三菱勢の強さはどうか。なにせ四輪部門では三菱が一位から四位までの上位を独占である。同じラリーでも WRC とはえらい違いだよなあ(泣)。

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  いまさらながら「壬生義士伝(上・下)」(浅田次郎著:文春文庫)読了。
  これは反則。正直、泣けて困りました。先週所用で出掛けた折りに電車の中で読んでいて、これ以上読んだら号泣すると思い仕方なく本を閉じたぐらい。思えば最近、「義」とか「誠」とか「情」なんていうキーワードに滅法弱くなった気がする。年のせいですか。

  ちなみに新撰組の詳細や幕末の情勢については背景のみがざっと語られるだけなので、それらを含めて本書をさらに楽しもうと思ったら、「竜馬がゆく」(司馬遼太郎)や「新撰組始末記」(子母沢寛)あたりを読んでおいた方がいいと思う。

  で、映画。吉村貫一郎役に中井貴一とは、ちょっと貧乏くさいイメージが意外に適役な気がするが、見たいような見たくないような微妙なところ。とりあえず、もう少し様子を見ようか、と迷っているうちに終わってしまいそうだが。


01月18日(土)
  突然だが、猛烈に福建炒飯が食いたいのだった。凄く食いたい今食いたい。ああ香港行きたい。ダメだよなあ、このクソ忙しい時に。

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  昨日は都内に外出だったのだが、こうしてたまに電車に乗ると、非常に気になることがある。女性が半ば堂々と、手鏡を片手に化粧していることだ。まあこうした光景も今に始まったことではない。だがそれでもちょっと前までは口紅をちょっと塗る程度ぐらいだったような気がする。それが今では睫毛をカーラーでいじったりマスカラを付けたりと、もうやりたい放題である。

  一度気になると目に付くわけで、そうして観察してみると、若いおねーちゃんだけでなく、化粧する年齢層は女子高生から中年のオバサンまで実にさまざま。年齢による偏りがないようである。こちらがじーっと見ていても全くお構いなし。一心不乱に鏡を見つめる様子を見ていると、なんだかこちらが恥ずかしくなってくるほどである。別に電車で化粧をすることを否定する何か明確な根拠があるわけではないが、しかしたしなみとして人前でそういうことをするのはどうかと思う。こういう考えはもはや古いのだろうか。

  ところで最近「ケータイを鏡にするシート」という商品があるようで、発売以来かなりの反響を呼んでいるそうである。これによって電車の中で化粧をする女性がこれ以上増えないことを願っている。

  そんなわけで私は言いたい。「こうなったら今度、電車の中で電気シェーバーを取り出して、ヒゲをジョリジョリ剃ってやるぞ」と。どうだ、この。俺は負けんぞ。張り合ってどうする。


01月16日(木)
  本日晴れ。寒い。いつの間にやら一月も半分過ぎてしまったかと思うと、ちょっとだけゾッとします。

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  CD 買った。

  「THE DATSUNS」 THE DATSUNS
  南半球はニュージーランド出身の、暴走型ヘヴィ・ロック・バンドのデビュー作。
  AC/DC のソリッドさとブルーズ味、MOTORHEAD の暴走っぷりと哀愁感、第二期 DEEP PURPLE の唯我独尊の破壊力、そして 70 年代 JUDAS PRIEST の鋭利な硬質さをミキサーに全部ぶち込んでゴリゴリに噛み砕き、轟音を伴って排出したようなサウンドは、凡百の「ガレージ・バンド」とは一線を画す豪快さ。チープな音質とシンプル極まりない楽曲から、およそこれが二十一世紀のバンドとは思えないが、それもまた味と思わせる不思議な魅力がある。基本的にはヘヴィ・ロック・バンドではあるけれど、なんとなく ROLLING STONES や T.REX、SEX PISTOLS を初めて聴いた時を思い出してしまった。

  それにしてもこの暴れっぷりはどうか。多少リズムが走ろうがモタろうが、キメが合わなかろうが音が外れようがそんなことはお構いなし。ノリ一発、勢い勝負の潔さ。若さとは恐ろしいと同時に、ちょっぴり羨ましく思うのは、そういうことを私が忘れつつあるからだろうか。この連中のライヴで暴れたらどんなに気持ちよかろうか、と久々に感じさせるバンドである。

  ということで、血気盛んなリビドー全開世代の野郎どもはもちろん、最近なんとなく小さくまとまっている気がしてならないというおっさん達にも強力におすすめします。Buy or die!


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