みくだり日記    2003年06月前半
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06月15日(日)
  梅雨入り宣言が出されてからこっち、連日曇り空が続いているものの、あまり雨が降っていないような気がする。たまに思い出したように小雨が降るが、ざーっと本格的な雨になることがない。まあこうダラダラしとしとした降り方がいかにも日本の梅雨らしいといえばそうなのかもしれないが、降るなら降る、止むなら止むではっきりしてほしい。どうせならどばっと降ってさっさと梅雨明けでもしてくれた方がありがたいのだが。そんなに簡単にはいかないか。

  ということで、この週末も小雨が降ったり止んだりのどっちつかずな天候だったわけだが、昨日は関東各地で最高気温が 30℃ を越えた真夏日を記録したそうである。確かに昨日は蒸し暑かった。

  ちなみに東京の過去 120 年間における真夏日に関する記録を調べてみた。

  【最早初日】 05月05日 … 1959(昭和34)年
  【最遅初日】 07月26日 … 1954(昭和29)年
  【最多日数】 67日間  … 2000(平成12)年
  【最小日数】 09日間  … 1902(明治35)年
  【最多連続】 37日間  … 1995(平成07)年 7/23〜/28

  そういえば三年前の夏はやたらと暑かった記憶があるが、真夏日が 67 日もあったとは。7、8 月なんてほとんど毎日真夏日だったことになる。なお最近 100 年で年間真夏日日数が 20 日未満だったのは、1910(明治43)と 1993(平成5)の二回だけだったそうだ(いずれも 19 日間)。さて今年はどうなる。

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  ボケッとテレビを見ていると、何やら聞き覚えのあるギター・リフが耳に飛び込んできたのだった。おおっ、これは Black Sabbath の “Palanoid”ではないか。はっとして画面を見やると、それは日産 X-TRAIL のCM だった。確かこれまでは The Crash の “I Fought The Law”だったはずだが、新しい CM シリーズになって選曲も変わったのだろうか。

  ところでこの“Palanoid”、Black Sabbath オリジナル版ではなく誰かのカバーのようである。なんとなくこの声に聞き覚えがあるような気がするなあ、と思いつつネットで調べてみると、なんと Megadeth のカバー版だった。やはりそうか、あの爬虫類系吐き捨て型スクリーミング・ヴォイスはデイヴ・ムステインだったのか。当分テレビの前でヘッド・バンギングすることが増えそうである。


06月10日(火)
  昨日の九州、四国、近畿地方に続いて、関東地方もついに今日から梅雨入りした。正確に言うと、梅雨入りしたと思われる、らしい。「思われる」なんて言い回し、なんとも曖昧というか優柔不断というか、だからしたのかしないのか、どっちでもいいからどっちかにカッチリ決めてくれと思うわけだが、梅雨というのは何日間かにわたっての天候経過によって判断するそうである。つまり、なんとなく梅雨に入ったような気がする、と思われる時に梅雨入りの発表がされるわけである。

  だが最終的に梅雨入り、梅雨明けの時期は、夏が終わって九月になって改めて判断されるそうだ。したがって、「梅雨入りしたと思われる」と発表されても、その後全然雨が降らなかったり、逆に何日も晴れの日が続いているのにいつまでたっても「梅雨明け」が宣言されないということもままあるわけだ。梅雨の現象は東アジア特有のものだといわれる。その研究は日本の気象学者により明治の初めから進められたが、まだまだ多くの謎が残されているという。これだけ科学技術が進んでいてもいかに天気予報が難しいかということなのだろうか。

  それにしてもこの言い回しを聞いていつも思い浮かぶのが、広川太一郎が天気予報をしたらどうなるか、ということだ。梅雨入りしちゃったりなんかしちゃったりなんかして。だからどっちなんだ。


06月05日(木)
  なんだか梅雨みたいだった五月が終わり、これからが本番の梅雨に突入するはずである六月の今日は、まるで秋のようにからっとした晴れの一日であった。季節が進んでるんだか遅れてるんだかよくわからない。ま、あと一、二週間もすれば雨続きになるのだろうか。

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  すでにあちこちのニュースサイトで話題になっているので今さらという気もするが、やはり同じ技術に携わる者として、この「五千米ドル以下で巡航ミサイルを作るプロジェクト」は取り上げておきたいのである。同 Web サイトによると、目標とする射程距離は最低 160Km、搭載弾頭重量 10kg、命中誤差 100m 以内。ミサイルとしてはかなり小ぶりの部類になると思われるが、注目すべきはインターネット上で調達可能な部品だけを使って組み立てるという点で、これが本当に完成すればいろいろな意味で衝撃的である。

  使用予定の部材などについてはこちらのページで詳細な検討が行われていて、読んでみるとなかなか興味深い。いわく、安価な GPS レシーバ(数百ドルで入手可らしい)やラジコンのヘリコプターに使用されているジャイロ航法システムでターゲッティングを、また小型のターボジェットエンジンを使って推進系を組み立て、ミサイルの筐体はラジコン飛行機を流用する予定らしい。またシステムのコントロールはシングルボードコンピュータを使うとのこと。となると、CPU は H8 か SH あたりだろうか。確かにどれも簡単に手に入りそうではある。

  ちなみにこれを計画しているのは NZ の技術者で、「危険性を警告するのが目的」だとしているが、当然ながらアメリカの国防総省などから横槍が入ったり、「できっこない」という声も多数寄せられているそうだ。さもありなんという気もするが、純粋に技術的に見るだけなら大変興味深い。なんでも実際にくみ上がるところまでを日記形式で公開されるそうなので、成り行きを見守りたいと思う。

  洋の東西を問わず、やはりミサイルは漢のロマンなのだなあと思う次第。


06月02日(月)
  そういえばこの週末は大変な大雨に見舞われたのだった。なんでも五月に日本に上陸するのは何十年かぶりという台風(上陸後に温帯低気圧になった)の影響である。もっとも大雨に見舞われたと言っても集中豪雨の如く大雨が日がな一日降り続いた、というわけでなく、短い時間にドバザァーっという案配で、なんとなく南国のスコールを思わせる降り方であったのだが、ごく短時間とは言えそれなりにまとまった降雨量となった。

  おまけにときおり吹く南風も強い。こちらも大半はそれほどでもないが、ある時まるで同期したように豪雨と強風が同時に荒れ狂うのである。びゅうびゅうと唸り声を上げて向かってくる風は、南からの湿気をたっぷりと帯びて、とてつもなく重い。正に空気の壁だ。風と雨しぶきに逆らい逆らい、這々の体でおもてを歩くと、激流を遡上する鮭の気持ちがほんの少し分かろうというものである。

  こういう大雨・強風の時にいつも決まって頭の中に鳴り響くのが、PINK FLOYD の「吹けよ風呼べよ嵐」である。そして観客を蹴散らしながらリングに向かってノシノシと不敵に歩いていくアブドゥラ・ザ・ブッチャーの姿が思い浮かんでやまない私であった。知ってますかブッチャー。


06月01日(日)
  またまたしばらくぶりの更新でございます。

  しばらくとは言っても、たかだか二週間ほど。普通に日常生活を送っていれば、正にあっという間に過ぎてしまう程度の日数ではあります。ですが、こうして秀丸エディタを起動し html ファイルを編集してみると(html ベタ打ち派であります)、なにやら猛烈に久しぶりのような気がします。まだやり方を忘れてはいなくてほっとしましたが。これぐらいで忘れるようなら若年性アルツハイマーですか。

  まあこうして更新が飛び飛びになってしまうことは、特にここ半年ほどはしばしばあったわけですが、そうなってしまったのは、ただ単に面倒くさくなったのはもちろんとして、毎日何かしら話題を見つけて更新することに疲れた、というのが大きな理由でありましょう。今まで半ば強迫的に毎日更新を続けていたのですが、しばらく更新をやめてみるとあら不思議。強迫観念から解放されたかのような爽快感を感じてしまったではありませんか。なんというか、心の解放。あるいはピース・オブ・マインド。たとえるなら、中間テストが終わった日の帰宅途中に本屋に寄り道しようとしているときの心境、みたいな。どういうたとえだ。「中間テスト」なんて二十年ぐらい前の話だし。

  しかしその一方で、なんとも言えない物足りなさを感じていたのもまた、事実ではあります。それというのも、本ページを書き始めてもうすぐ四年。いつの間にかここは、私の「生活の一部」になっていたのでしょう。強迫からの解放を感じるその裏で、大事な生活習慣の一つを自ら放棄してしまった、何とも言えない虚無感。実に不思議なものです。

  なんだか妙に甘ったるい自分語りみたいで、こういうのは性に合わないのでさっさと結論を言うと、そろそろ本来の「みくだり」日記という形で本格再開したいと思うのです。要はちょっとだけ、やる気が復活した、と。なんとも偉そうな物言いですが、そういうことなのです。


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