みくだり日記    2003年07月前半
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07月14日(月)
  梅雨明けはまだでしょうか。

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  ちょっと古いニュースソースでなんなのだが、NewsWeekによると、米軍は今回の戦争でイラク兵捕虜の尋問に米を代表するヘヴィ・メタル・バンドである METALLlCA の音楽を有効活用していた、と報じた。イラク兵の尋問を担当した Mark Hadsell 軍曹は NewsWeek 誌のインタビューに答えて、「METALLICA のようなクールな音楽を使った「文化的攻撃」に長時間捕虜を晒すことは彼らの口を割らせるのに非常に有効な手段だった」と語った。

  実際の尋問では軍曹のお気に入りであった METALLICA のキラーチューンである "EnterSandman" や XXX(トリプルX)挿入歌である DrowingPool の "Bodies" 等をヘヴィローテーション。捕虜が尋問に疲れきったところへ、さらに 24 時間ぶっ続けで METALLICA をかけ、決して眠らせないようにしていたとのこと。軍曹は「まず、試しに 24 時間聞いてみるといい。徐々に思考回路が鈍くなってきて、続けてすぐに非常に強固だった精神があっさり崩壊していくのが分かる。そして口を割り出すんだよ」と語る。

  まったく、どんな尋問なんだとツッコミなるエピソードなわけだが、仮に METALLICA のファンであったとしても(イラクでは少数派かもしれないが)24 時間聴かされ続けた日には誰だって頭がおかしくなる。しかしまあ有名バンドのある意味宿命とはいえ、当の METALLICA としても尋問の道具として使われるのは面白くなかろう。ちなみに METALLICA のラーズ・ウルリッヒ氏は「ジョージ・ブッシュに電話をして、なんで VENOM を使わなかったんだ、と言ってやりたい」と語ったそうである。

  VENOM を 24 時間ぶっ続けで聴いたら、口を割る前に死にますぜラーズさん。
07月07日(月)
  本日七夕。しかし梅雨真っ盛りの頃合いだけに、今日も一日雨模様。もちろん星なぞみゆるわけもなし。もっとも七夕はもともと旧暦での行事である。今の季節にすれば八月の上旬だろうか。その頃であればすっかり梅雨も明け、湿気を含んだ分厚い大気の頂上に、織女と牽牛が揺らめいているはずである。逢瀬の時はあと一ヶ月早すぎる。

  と気がつくと、今年も早くも半分を過ぎて七月に突入しているのだった。連日のように小雨がそぼ降り、まだ気温も湿度も真夏のそれよりも幾分控えめではあるものの、まだ六月からカレンダーを一枚めくっただけなのに、気分的にはもう夏がすぐそこという感じである。今年の夏はどうなるのだろうか。

  たしか先々週だったか、一時的にではあるが太平洋高気圧が張り出し、関東地方でも何日か最高気温が三十℃を越す蒸し暑い猛暑が続いた。こうした太平洋高気圧の張り出しとともに梅雨前線が北に押し上げられる状態がずっと続けば目出度く梅雨明けとなるわけだが、さすがにまだそれは早すぎだった。

  通常であれば、こうして太平洋高気圧が優勢になって梅雨前線を押し上げる形で梅雨が明けるのだが、時には北方高気圧が妙に元気な年もある。北からの高気圧によって梅雨前線が南に下がり、日本列島が北方高気圧の影響下となる。こういう状態が長く続くと冷夏となるわけだが、太平洋高気圧が優勢になるか北の高気圧が日本付近をシメるかは、上空のジェット気流のほんのちょっとした蛇行具合が大きくかかわっているそうである。

  地球規模的マクロ視点で見れば風向きのささいな変化であっても、地べたに張りつく芥子粒のような人間レベルにとって、それは大きな違いになる。「人間とはいかにちっぽけな存在なのか」なんて陳腐なセリフを吐くつもりはないけど、しかし実際地球にしてみれば人間個人なんてカスみたいなもんだ。まあカスはカスなりにいろいろあるわけではあるのだが。

  ともあれ、ちょっと唐突だが、夏といえばこれに限るのだ。白くま最高。白くま万歳。コンビニのアイス売り場で白くまの包装紙を見つけるたびに、今年もまた夏がやって来たと感じる私である。


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