みくだり日記    2003年08月前半    | Home | BBS |

11月06日(木)
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  みくだり日記 blog 版

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08月09日(土)
  ということで、無事に帰ってまいりました。暑い中国から帰ってきたと思ったら、こちらも梅雨明けして夏全開の暑さ。もっとも北京では気温は高いものの(だいたい 35℃ 前後)湿度が 40% ぐらいと低く、カラッと気持ちよい暑さだった。それがこの日本の蒸し暑さはどうか。気候的には南京あたりに近い。やはり日本は熱帯だった。

  ところで、どうも昨日から喉が痛いのであった。体の節々も軋むように痛く、妙なだるさもある。鼻水も出る。諸症状から察するに、どうみても風邪のようである。なんでまたこんな夏真っ盛りの時期に。と思うが、ここのところの暑さで寝るときに扇風機をつけっぱなしにしたから、寝冷えでもしてしまったか。あるいは先日までの出張の疲れでも出たのだろうか。あ。出張。出張?

  出張。中国。北京。風邪。
  もしや。私。例の。アレか?
  なんだか、熱も、出てきた、ような。


08月03日(日)
  ハード&ヘヴィな一週間が過ぎ去り、ようやく週末である。さすがに週末は仕事は休みで、昨日は万里の長城と明十三陵、そして今日は故宮博物館とその周辺を観光してきた。以下、絵日記風に。

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登りがきついっす 全長6500km
遠目で見た万里の長城の姿は、写真で見るのとまったく同
じなのだが、しかし実際に長城を歩いてみると、とにかく坂
道が急なのである。炎天下、この急坂を登るには、それなり
の体力と根性を必要とする。
万里の長城は全長約 6,500km 也。月面から認識できる唯
一の地球上の人工建築物とのこと。実際に目で見ることの
できる範囲はそのほんの一部でしかない。地平線から地平
線まで、石造りの長城がとにかく延々と続く。

きつい方は比較的空いている 人が鈴なり
万里の長城を登るには、勾配がきつい方と比較的緩やか
で登りやすいコースの二通りがある。こちらはきつい方。途
中で挫折する人が多いのか、頂上付近の人影はまばら。
一方こちらは緩いほう。ケーブルカーの駅もこちらにあるた
め、とにかく人が多い。特に今日は週末だからか、とんでも
ない人混みとなった。

真ん中は大理石が敷いてある。 麒麟立ち像
明の十三陵とは、明朝を統治した十三人の皇帝のお墓群
のこと。時の皇帝が歴代祖先のお墓参りをするために、こ
うして参道(神が通る道だから「神道」という)が作られた。
道の中心は大理石で作られていて、ここは皇帝以外が通
行することは許されなかった。
神道の脇に鎮座する麒麟の像。日本の某ビールメーカを思
い出さずにはいられない造形である。実際、この日は日差
しが強烈で、ビールでも飲んでないとやってられない暑さで
あった。

インド象が好きっ!(古) 黄色は皇帝の色
インド象もいる。ぽってりとしたお腹とパッチリ二重の瞳が
なかなかプリティ。ドラえもんを彷彿とさせるまん丸の足もポ
イントが高い。何のポイントだか。
この建物の後方にお墓があるのだが、それは地下五十メー
トル下に広大な部屋がいくつも配置されていて、「地下宮殿」
の別名で呼ばれている。重機もろくな工作機械もない時代
に、よくぞこれほどの施設を埋蔵したものである。中国四千
年の土木技術には、ただ脱帽するしかない。

観光客がやたらと多い 天安門だもん
週末だからか天安門広場は観光客でいっぱいであった。真
夏の太陽の下、夏休みを利用して中国各地からやって来た
「おのぼりさん」風の団体が群れ集っていた。ほんの十数年
前のあの日、正にこの場所で血の惨劇が起こったとは到底
思えない平和な風景である。
天安門全景。中央に掲げられている写真は毛沢東。この写
真では遠すぎてさっぱりわからないが、かなり修正が入って
「美中年」風になっているのが笑える。

ラストエンペラー 直立不動なお巡りさん
故宮博物院(紫禁城)のほぼ中央にある「太和殿」は、かつ
て皇帝が政(まつりごと)を執り行った建物。とにかくなにも
かもが圧倒的にでかく、そしてとてつもなく広い。
映画「ラストエンペラー」はここで撮影された。
故宮を警備する若いお巡りさんの図。直立不動の背筋と、
「ぴしっ」と音がしそうなほど真っ直ぐ伸びた指先が気持ちい
い。今日は良く晴れてかなり暑く、近づいてみると額は汗で
びっしょりだった。思わず「ご苦労様」と日本語で声をかけて
あげたが、はたして理解してくれただろうか。

まさに甍の波 暴力的な赤み
故宮の後方(北側)にある景山公園から見た故宮のほぼ全
景。黄色い瓦屋根が幾層にも連なる様は、正に天平の甍と
いった趣。
今日の晩ご飯は四川料理であった。四川と言えば、麻婆豆
腐に代表されるように、とにかく辛い物が多い。
これは「水煮魚」という四川の代表料理の一つで、唐辛子と
山椒をたっぷり加えた油で白身魚を揚げたもの。ご覧の通り
見るからに辛そうだが、食べてみるとやっぱり猛烈に辛い。
あまりに辛すぎて「しびれる」と言ったほうが正確か。
ある意味、食べ物というより毒物である。

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  つかの間の週末が終わり、気がつくと今回の中国出張も残りあと三日。明日もまた行脚の旅であるが、頑張っていきますか。
08月01日(金)
  この二日間のダイジェストを以下に。

  ●07月31日(木)
  午前六時起床。昨晩は深センから深夜に北京入りしたおかげで、なんだかんだで四時間ほどしか寝ていない。だが意外にスパッと起きられた。もっともすっきり爽やかな目覚めにはほど遠く、絶対に寝坊できないという強迫観念から無理矢理覚醒したわけなのだが。

  今日は朝から車で天津に移動。懸念された悪路などは全くなく(良かった)、きっちり整備された高速道路をひた走って行く。ちなみに高速を使って北京から天津までは、ノンストップで約三時間たっぷりかかる。だがこれでも感覚的には「隣の都市へちょっくら移動」という感じだろうか。やはり中国はとてつもなく広い。

  ところで中国はアメリカなどと同じで右側通行、左ハンドルが基本である。走行方向が日本と正反対なので車に乗っているとなんだかもの凄く違和感がある。また走っている車はフォルクス・ワーゲンやシトロエン、アウディなどヨーロッパ車が圧倒的に多く、日本車、アメリカ車の割合はかなり少ない。日本車ではたまにトヨタのヴィッツ、マツダのアテンザなどが走っているが、多いのはホンダのアコード。昨年秋に発売された新型もたまに見かける。

  天津市内で三つほど業者との打ち合わせを終えたあと北京へ帰還。さすがに中華にも飽きてきたという同行者の意向を汲み、日本式居酒屋風飲み屋へ。この店は日本資本ではなく、しかも経営者も従業員も全て中国人なのだが、出てきた刺身や魚の煮付けなどはなかなかの味。肉じゃがなんて「白木屋」あたりで出てくるものと遜色ない。ただ従業員の着ている着物がなんとなくチャイナドレス風というか、妙に体に密着した着付けになっているのがちょっとおかしい。さすがにスリットは入っていなかったが。

  どうでもいいが、天津にはいわゆるところの「天津丼」や「天津甘栗」というものは存在しないらしい。そうだったのか。アンデスメロンみたいなものですか。

  ●08月01日(金)
  今日も午前六時起床。昨晩までは絶好調だったのに、なにやら今日は朝からお腹の調子がもの凄く悪い。何か変な物でも食べたか。と思い昨日の食事を思い返してみるが、特にこれと言っておかしな物はないような気がする。強いてあげれば昨晩の日本風居酒屋で食べた刺身だろうか。生ものだしなあ。

  今日は北京市郊外の業者数社と打ち合わせのため、またも車であちこち移動。だがこの腹だ。正に腹に爆弾を抱えている状態である。いつ爆発臨界に達するとも限らない。一応整腸剤を服用したものの、出来るだけ胃腸を刺激しないように摂取水分は少な目にし、刺激物は食べないようにする。もしやと思って同行者に腹の調子を聞いてみたのだが、別段普通で特に悪くないそうだ。俺だけか。ロシアン・ルーレットで当たりの撃鉄を打ち抜いてしまったのだろうか。

  結局、爆発することなくなんとか一日を無事に乗り切り、業者との打ち合わせは終了した。のだが、なかなか辛い一日だった。

  そういえばこの出張の移動中などで「ドゥームズデイ・ブック(上・下)」(コニー・ウイリス著:ハヤカワ文庫)を読了。
  上下巻合わせて約千三百ページとかなりの長編だが、淡々と物語が進む前半から怒濤のクライマックスまで、一気に読ませるストーリーテリングぶりはさすが。静かで深い感動と大きな余韻を与えてくれる素晴らしい作品であり、是非とも万人にお勧めしたい。だが小さな女の子を持つ親御さんだけは読まない方がいいかも知れない。たぶん途中で涙で読み進めることができなくなる。
  
  明日から週末。さすがに土日は仕事はお休みである。明日は万里の長城と明十三陵、日曜日は故宮と北海公園に行く予定。そのためにはまずは腹の調子を整えねば。


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